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ほんの瞬きのような

昔々、あるところにサミシイがいた。

サミシイは、寂しがりや。

ちょっとしたことで、心がグラグラしてしまうんだ。

コミュニケーションのすれ違い。

交差しない人生。

キャッチボールが上手くなくて。

返ってこないボールをいつまでも待っていた。

それもコミュニケーション。

それも返されたってこと。

何が良くなかったかな?

わからないんだよ。

ただ言えるのは、クヨクヨするだけ無駄ってこと。

すれ違いにも感謝。

離れてゆく人へ感謝。

いつかまた、会えたらいいね。

この瞬間はわずかな時間。

宇宙の時間を考えたら、ほんの瞬きのような。

すれ違っても、一瞬でも、会えたことに感謝。

交差したんだその瞬間。

めぐりあえたんだ一瞬でも。

その一瞬に、永遠があるなら

なぜ、さみしくなるの?

感謝するとき、つながっているじゃないか。

だから、さみしくない。

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