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指を○○した話。
タイトルそのまんまです。
○○の中には切断が入ります。
なのでグロいのダメな人は見ない方がいいかもです。やっちゃった理由は諸事情で割愛します。
周りの方々に迷惑をかけてしまい反省。そして何度も怪我した瞬間のことを思い出して「はぁー」とため息をついています。そんな気持ちを吐露して整理したい。それと個人的に面白かったこともあったのでただの後悔だけにしたくない。という思いで今回は文にしてみました。
さて、本題。
あ、やべって思った時にはもう間に合わなくて慌てて引き抜いたんですけど間に合わず。結構いったなと思いつつ見たくもないのでとりあえず止血も兼ねて患部を押さえて近くの人に助けを求めました。
やっべーっていう焦りといつ本格的に痛くなるのか、親になんて言おうとか、一瞬見てしまった白いアレはやっぱ骨なのかとか。
とにかくいろいろぐわーってなりながら自分でも演技っぽいなって思いながら震えていました。
すぐに救急車を呼んでもらい俺から旅立った方も見つけてもらい氷水で保管。とりあえずここで一安心というかもう少し頑張ればっていう気持ちになりました。
その間俺は思ったより痛くない指をティッシュで押さえながら椅子に座っていました。そんなに出血した様子ではないのですが、怪我した方の腕がだんだん痺れ始めて体にも力が入らなくなってきて、気持ちの問題なのかなとか一瞬でまとまった量の出血したからなのかなとか思いながらぐったりしていました。
そんな状態なので、段ボールを敷いて横になれるようにしてもらい救急車が来るまで安静にしていました。
不安やら申し訳なさやらで「あーやっちゃったなぁ。」とか「くそー。」とかずっとぼやいていました。
救急車の隊員さんが到着して担架に乗って運ばれたんですがその頃にはだいぶ落ち着いてきていました。治療してもらえるのだからどうとでもなるだろう、みたいな。
救急車の中、ドラマで見るのと変わんないなーとか隊員さんすごく優しくて落ち着いてるなーとか(バタバタして移動しながら器具とか着けられると思ってた)考えていました。
病院には15分くらいで到着。大きい病院でしたがなんだかすごくアットホームな雰囲気……。
救急搬送される所ってなんか看護師さんとかお医者さんが走り回ってるイメージない?で、大きな声で「○○持ってきて‼︎」とか言ってるような。
5〜6人に囲まれつつ車内でもされたような質問をされ、患部を見てもらい。その様子を見てるだけの人とか歓談してる人とかもいて、あ、意外とこんなゆったりとした感じなんだっていうのが印象的でした。
新人っぽい人に「え、私がやっていいんですかー?」と点滴を打たれ、「これくっつかないねー。」とあんま歳の変わらなそうなお兄さんにさらっと言われ、俺も「あ、やっぱりです?」とか言ってみたりして。
「綺麗に切れてるなら戻せるけどこうぐちゃっとなってるとね。」
そう言われ、あーそうかー。なっちゃったかー。まぁ、仕方ないよね。と思うしかありませんでした。やってしまったのは自分なんだから、とごく自然に受け入れていました。
ただ幸運だったのは第一関節は残っていたこと。というのも指の腹側はごっそりいってしまったのですが爪は全部残っており骨も先の方が削れただけ。
関節がなくなったり爪がないと、完治しても見た目はショッキングだったり力が入れられなかったりといろいろ不都合なのでこの点に関しては本当にラッキーでした。
といっても痺れや感覚が鈍くなったり、以前より短くなったりと完全に元通りという訳ではないです。またどの程度力を入れられるかとかは分からないです。
とまぁ、そんな感じのやり取りをしていたら救急車の隊員さんがそろそろ帰りますねと挨拶してくれた。最後まで優しい人だった。というかここまで穏やかな人しかいないのが精神的にすごく助かる。
そしていよいよ手術。運ばれた先のカーテンで仕切っただけのこの場でするんだと思いつつ麻酔を打たれ開始。
内容としては削り取られてしまった骨をいい感じの形に削り、周りの肉を寄せて自然治癒で欠損部分を修復する、といった感じでした。
ちゃんと麻酔が効いていたので痛みなどは全くなく終了。部分麻酔なので最初の骨を削る行程で振動だけ伝わるのが面白くて思わずうわーって言ってしまい「痛かった?」と心配されました。
その後またいろいろな手続きの話とか次の検診の話とかをして最後に
「あの、欠損部分は持って帰ります?」
と小声で聞かれ、歯医者で抜歯した時のやつやん‼︎って思いながら
「あ、いや、いらないです。」
と答えました。やっぱあれって一応聞いておかないといけないみたいなルールがあるんでしょうね。ちょっと骨のついた自分の肉、いらないよ……。
そんな感じで怪我した当日は終了。意外と痛くないんだなーと油断していたら2日目の方が痛い。どうやら麻酔が長く効いていただけのようでちょっとしたことでズキっとくるので不便を強いられています。鎮痛剤でも痛みは完全に消せるわけではないですからね。
また通院した時や日常で何かあったら続きを書くかもしれません。
それでは。
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