あの時出会った、仕立て屋さんみたいになりたくて
いま、私は毎日服をつくっている。
デザインを考えて、それをパターン(型紙)にして、布を裁断して縫って形にする。
その過程は、それぞれ工程により頭も身体も違うところを使うけれど、一貫しているひとつの道筋でもある。
そのすべてを自分でもできるようになりたくて、この道を選んだ。
ラオスで暮らしていた時のこと。
街を歩いていると、ところどころにミシンが見える。そこでは仕立て屋のお姉さんが、ミシンを踏みながら、様々な服をつくっている。
主に作っているのは、ラオスの伝統衣装で