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MOUNT ZINEスクールでzineを作ったお話④

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課題② ダミー本完成&紙を選ぶ

今回の課題は前回授業でもらったアドバイスを参考にダミー本を完成させることと、zineに使いたい紙を選んでくることです。
前回授業での反省を生かし、わたしもいろいろとダミー本を作り直しました。

①タイトルの文字を変更する

・「PINK LOVE LETTER」の文字が大きい(強い)。もっとよいフォントはないか
・もっと繊細な感じの、流れるようなフォントがいいかも(手書きとか?)
・タイトルが長い。二行くらいの簡潔なものならぱっとみてわかってもらえる

…ダミー本を見ていただいたところ、このようなアドバイスをもらったので、タイトルおよびタイトル文字を再考します。

Before

After

タイトルを「PINK LOVE LETTER」から「PINK LOVE」に改めました。
たしかにこちらのほうが、ぱっとみたときにしゅっと直感的に入ってくる感じがします。(擬態語多め)
そしてフォントを変えたことで、すっきりした印象になったのではないかと思います。優しく洒落た感じはたしかにモテるかもしれぬ(まだ言う)

②内容、およびタイトルを考え直す

・「ラブレター」をテーマにすることで本当に良いのか。ラブレターとなると、特別な紙で特別な思いを伝えるものとなり、その分zineとしてまとめるハードルがあがる
・「ラブレター」だとしたら「送る相手」を意識する必要がでてくる。考えてあるか
・今の内容なら「PINK LOVE」で十分ではないか?
・セパレートタイプのzineはハードルあがりやすい。なんでも入れればいいというわけではないから中身を吟味すべし

…ラブレターの「レター」を取り除いたことで一気にこの辺りのアドバイスをクリア(?)してしまいました。なんていうか、雑な解決をしてごめんなさい🙏ひとつ付け加えると、「LETTER」という文字を抜いたことで、デメリットを回避…だけでなくメリットもあったんです。

・今の内容なら「PINK LOVE」で十分ではないか?

こんなアドバイスをいただいていたのですが、まさにその通りで…!むしろ、「PINK LOVE」の方が作ろうとしているzineの本質のような気がしたのです。
「ピンクが大好き💕」という内容と、「ピンク色の恋💘」のどちらの内容も入っているじゃないかと思ったわけですね。ひとつの言葉にふたつの意味を持たせて遊ぶのが大好きなわたしはこのことに気がついたときまあ…ときめきました。

③zineに使いたい紙を選ぶ

内容がだいたいまとまったところで次は紙選びです。

これに関しては「絶対に使いたい!!」といった紙が決まらなかったため、世界堂であらかじめ数種類使えそうな紙を購入。授業に持っていき、意見をもらうことにしました。

第3回 紙選びと印刷・製本を学ぼう

zineの紙を選ぶといっても、表紙と本文の紙を選べば終わりといきません。
わたしの計画しているzineでは、様々なものを封入するため、作るものそれぞれに合った紙を都度選ばないといけません。(ついでに全体のデザインも考慮する必要があります)
zine作りで、紙選びは「zineの雰囲気を決定するも の」みたいなところがあります。なんか紙って責任重いね…!

わたしはどんな雰囲気、仕上がりのzineを作りたいのか洗い出して相談に乗ってもらいました。

・ピンクな優しい雰囲気の漂うもの
・オリジナリティの高いもの
・でも素人な雰囲気は出したくないので、しっかりとした仕上がりを目指したい

いろいろ言い出しましたが、あれれ、案外方向性としてはまとまってる感じある。
そのおかげかアドバイスをもらいやすかったようです。

・カード類は業者に頼んで印刷。ちゃんとした感を出す
・じゃばら冊子は手触りの柔らかい紙で作る
・手作業した感じを出さないために、キンコーズでレーザープリンタを使って印刷する
・zineを入れる袋はトレーシングペーパーを買ってきて手作りする

という方針が授業内で決まりました。

3番目についてちょっと補足すると、印刷には「インクジェットプ リント」と「レーザープリント」のふたつがあります。
インクジェットだとマットな仕上がりに、レーザープリントだとピカピカした光沢ある感じに仕上げることができます。
ピカピカした仕上がりになると、手作業した感じがでなくていいのではないかと思い、レーザープリンタを使おうと考えました。
レーザープリンタは主に業務用であり、もちろんわたしは持っていません。そこで業者の出番です。
キンコーズなら、世界堂等で購入した紙を持ち込んで印刷すること ができます。(紙によっては不可。キンコーズの店員さんに聞いてみてください)
自分の好きな紙で、レーザープリンタを使って印刷したいという要望をかなえるためにキンコーズを使うことを決めました。

3回目の授業となると、わたし以外の生徒さんも、それぞれの作りたいzineの計画が大雑把に決まってきていて、ことさらにほかの方のお話を聞いたりするのも楽しくなります。
小説やレポート、旅日記等、イラスト以外のジャンルで作る場合にはどのようにデザイン、紙を選ぶのが良いのか等聞いているだけでも新鮮。すごい刺激になります。
ただわたしも含め、順調に計画が進まなかったり、あれやこれや悩みもみんなそれぞれあって、共有するのもいいこと…な気がしました。
なんだか「わたしも頑張らなきゃ!」という気持ちにさせてくれるものです。スクールのいいところですね。
ちなみに、思い悩んでいる人に対しては、大津さんから「手動かしていこう!!」と叱咤激励されていました笑

頭じゃなくて、手を動かし、作業することで考えがまとまっていく こともあるのです。 ええ

ページ数が少ない(多い)場合はどうすればいいのか、折り方や本の形によっても適切な紙の種類が変わってくるというのが奥の深いところ。ついでに、まだ今回のzineも完成していないのに次作の構想まで頭をよぎりますががまんがまん…。

ここまでで3回目の授業は終了です。やはり課題…というかやること山積みで家路につきます。
次の4回目の授業は実際に生徒それぞれが作ったzineの披露会 とMOUNT ZINE18の納品です。
2週間後までにzine制作は終わるのでしょうか…

手を動かしていきましょう

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