#mixing
「現代mix考。」-Creating depth & Making 3D sound-
2023/12/05に、note公式に3740万本以上の記事の中から選ぶ「みんなが買ってよかった記事50選」に選出されました!
皆さん、ありがとうございます!
まえがき僕は、諸石政興。
マスタリングエンジニアです。
この本(note)を手にされている大多数の皆さんと同じように、僕はどこかのスタジオに就職をしたり、アシスタントをしたりしていた経験はありませんでした。
つまり、独学、取材、現場経験を
「現代mix考。」 Frequency Control and the Theories
立体的なミックスを作るために必要な視点さて、第1章では、立体的なミックスとの概念について語ってきた。
どのように音を視覚化して、イメージの構築を目指すべきかのざっくりとしたイメージを共有できたと思う。
ただ、これをイメージ先行で実践をしてみても、単純に音量を下げるだけでは音は奥にいってくれないし、音量を上げるだけでは手前に来てくれないということは、誰しもが経験したことがあると思う。
では、どう
「現代mix考。」Dynamics Control and the Theories
音をどのようにすれば立体的に配置することができるのか?
大まかに分類すれば三つの要素がある。
これまでは三つの要素のうちの一つ、周波数特性について語ってきた。
今回は二つめの要素である、ダイナミクスとトランジェントについての話をしていきたいと思う。
正直、僕自身もしっかりと理解して言語化できるようになるにはかなりの時間を要した。
なので、今コンプレッサーだとか、ダイナミクスについてわからなく
「現代mix考。」How to understand Compressor
前回はダイナミクスの基本について考えてみた。
エフェクターを使って目指すべき目標地点をおさらいしたところで、実際にどうやってそういったダイナミクスの性質、すなわち、エンベロープ を産み出していくべきなのかについて考えてみたいと思う。
コンプレッサー でできることは無限にあるが、今回は距離感をどのように作り出していくか?そして、相対的な位置関係を操作するにはどうすればいいか?について、基礎的な部分
「現代mix考。」Saturation Control and the Theories
前回、予告したリバーヴ編の前に、今回と次回はサチュレーションについて語っていくことにした。
音の原理と原則から乗っ取るアプローチでいけば、先に響きの理解をしておいた方がいい。
しかし、実際にはサチュレーションを込みの前後関係に響きを足していく考え方のほうがMixそのものを組立やすいと感じたため、順序を変更させていただいた。
実際、響きの考え方としては、「この前後感、この定位にあるから、この響き