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ブック・オフ安売り棚のシティ・ポップ

(敬称略)

どこかのだれか
「それってあなたの感想ですよね?」

わたし
「はい、そうです(きっぱり)。」

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オブスキュア・シティポップ・ディスクガイド
(J-POP、ドラマサントラ、アニメ・声優…
“CDでしか聴けない"CITY POPの世界!)

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神保町の古書店の入り口に
100円の文庫本とかが
ありますよね。

学生時代は
あれを漁るのが日常でした。

時は流れ。

その手の行為は
ブック・オフとか
アマゾンとかに
移っているのでしょう。

(アマゾンの1円本、送料300円のヤツ
買う人いるんですか?
ブック・オフ行けば110円なのに。)

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ブック・オフのCDコーナー。

一番端っこのところに
捨て値の棚があります。

ここって
神保町古書店前の
100円文庫本とは
ちょっと毛色が
違うように思います。

古書店の捨て値本は
ものすごく売れたヤツとか
上中下あるヤツの半端本とかが
多いじゃないですか。

ブック・オフでも
本の100円コーナーは
似たようなものでしょ。

一方
ブック・オフの捨て値CDコーナーの
特に「国内もの」のところにあるのは
「こんなもん誰が買ったんだよ。」ってヤツとかが
多いように思います。

そして
もっと悲惨なのは
「こんなのどういうつもりで作ったんだよ。」ってヤツです。

一発(だけ)あてたバンド(歌手)の
解散(引退)前の
最後っ屁(下品)みたいなのとか。

アイドル(だった)歌手が
「ジャズ歌ってみました」みたいなのとか。

俳優とか声優とかが
無責任におだてられて
勢いだけで作った(に違いない)のとか。

CDバブルの頃に
予算が余った(?)レコード会社で
担当者が二日酔いの頭で
テキトーに書いた企画を
三日酔いの上司が通しちゃったような
はなからやる気のかけらもない代物とか。

本当にゴミとして捨てられても
仕方ないような
たまたまブック・オフに売られたから
存在するような
そんなのばっかり。


そんなふうに
わたしは思っていました。

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そんな「場所」から
拾い上げたブツに
制作時に意図されたものとは
(おそらく)違うであろう
価値を見出して
発信しているひとたちがいるんですね。

「lightmellowbu」というそうです。

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HPより

lightmellowbu

休日はいつもブックオフの安売りコーナーを漁っているシティポップ好きのディガー集団。
いわゆる〈ポストインターネット〉世代のメンバーが軸となり2018年5月に発足。
音楽評論家・金澤寿和氏が提唱した概念〈Light Mellow〉へリスペクトを奉じつつ、既存のシティポップ観に捉われることのない柔軟なリスニングセンスと嗅覚で、これまで光の当たることの少なかった80年代後半から2000年代半ばにかけて制作され、今では歴史の側溝に埋もれてしまった〈知られざる〉ライトメロウ盤を掘り起こし、現在の観点から音楽的評価を加えんとする、いわば新しい時代の〈シティポップ・パルチザン〉。
共同ブログでのレビュー掲載やZINEの刊行などを中心に活動するかたわら、各bu員様々なDJイベントやトークショーに参加するなど、〈無理なく〉活動中。

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「真夜中のドア」みたいに
リリース時にそこそこ売れたものとか
「プラスティック・ラブ」のように
海外から波が寄せたものとは
明らかに異なる「再評価」の仕様では
あるかと思います。

この本に取り上げられたものを
「シティ・ポップ」として
楽しむことができるかどうかは
多分に世代的なものも
あるでしょうね。

大貫妙子のセカンドを
リアルタイムで聴いてきた人たち
(もうおじいちゃん、おばあちゃんです。)には
厳しいでしょう。

懐メロ的要素は
ありませんから。

(ヒットしてないので
懐かしくないのです。
当たり前ですよね。)

本のタイトルに
「CDでしか聴けない」とありますが
たしかに
市場に流通した
絶対数が少ないので
滅多に見つけられないものが
多いです。

しかし
音質に拘らず聴くだけなら
YouTubeで検索すれば
かなりの確率で見つけられます。

わたしが
実際に数十曲聴いてみた感想は。

わざわざ金を払って
買うようなものとは思えないけど
コンピレーションがストリーミングに
あがってれば
聴き流すのに抵抗ないかなと。

(定価では絶対買わない。
300円でもいらない。
100円でもいらないな。)

DTMが発達する前の音源で
打ち込み主体に
申し訳程度に生音足したやつは
予算が少ないからでしょうか
サウンドが「ちゃっちい」のが多いので
一般的にシティ・ポップと認識されているものと
混ぜてしまうと
違和感があるかもしれません。

同時代のきちんと作られたもの
例えば
SMAPの6th~8thあたりの音と
比べてみるとはっきりしますけど。

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このように
捨て(忘れ)去られたレコード(CD)を
「そうはさせまい」とする動きには
記憶があります。

根本敬、船橋英雄、湯浅学による
「幻の名盤解放同盟」。

こちらは
ふざけて遊んでるようで
プロの仕事です。

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