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AORのライブ/カズ・マツイ・プロジェクト

(敬称略)

どこかのだれか
「それってあなたの感想ですよね?」

わたし
「はい、そうです(きっぱり)。」

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音源の価格が
タダ同然になってしまって
久しいですが。

気がつくと
自分もその状況に
加担している毎日です。

音源を所有していても
聴くのは
ストリーミング。

CDを探して
ケースを開け
トレーに置く。

そんなことすら
しなくなって久しいです。

ましてや
レコードを聴くなんて
ずぼらなわたしには
ちょっと難しいです。

(ターンテーブルを
処分したあの日は
遥か忘却の彼方。)

まぁ
録音スタジオじゃなくて
ベッドルームで造られるような音楽は
聴く方も
ストリーミングで充分という
意見もあるのでしょうが。

(開き直ってる。)

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音源(収集)とライブ(鑑賞、参加)の
どちらに重きを置くかは
人それぞれですが。

わたしは
ここ数年
音源に使う資金を絞って
ライブに投入しています。

それが正しいのかどうか
わかりませんが。

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とはいえ
AORというくくりの音楽に
限った場合としては
わたしは
「音源にこそ
その価値がある。」と
思うのです。

AORは
ペラペラの歌詞カードとか
ジャケ裏とかに
妙にひしゃげたフォントで
雑に印刷されたクレジットを
隅から隅まで眺めながら
聴いてこそ
その醍醐味(?)を味わえると
勝手に思っています。

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もちろん
AORでも
素晴らしいライブは
たくさんあるでしょうし
来日したら
観たいミュージシャンも
たくさんいます。

それほどたくさんではありませんが
AORにくくられるミュージシャンの
ライブを観たこともあります。

(ボズ・スキャッグス、マイケル・マクドナルド、
スティーリー・ダン、、、)

そのなかで
確実に上位3位以内に入るのは
「カズ・マツイ・プロジェクト」のライブです。

1983年の4月11日(月曜日)。

場所は渋谷公会堂。

料金はS席で3000円でした。

正式には
「Kazu Matsui Project Vol.1
カルロス・リオス&ロベン・フォード
スーパー・セッション」といいます。

(チケットにそう書いてあります。)

カズ・マツイ 尺八
ロベン・フォード ギター、ヴォーカル
カルロス・リオス ギター
ネーザン・イースト ベース、ヴォーカル
マイク・ベアード ドラムス
ラッセル・フェランテ キーボード
カール・アンダーソン ヴォーカル
中村哲 キーボード、サックス

凄すぎますよね。

(ドラムスは当初ヴィニー・カリウタが
予定されていたと記憶しています。)

このライブの開催が告知されたとき
一緒に行こうと
トモダチを誘ったんですが
みんなに断られました。

いわく
「尺八だろ?」

「越天楽みたいなやつ?
やめとくわ。」

尺八奏者の名前が
頭につくライブを
躊躇するのは
分かります。

わたしは
カズ・マツイ・プロジェクトの
1枚目、2枚目を
聴いていたので
おおよそどんなライブになるか
検討がついていましたが。

というわけで
寂しく一人で観たのです。

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このライブ
FMで放送されました。

また
ずっと後のことですが
中田利樹のCool Soundが
カズ・マツイ・プロジェクトのCDを再発するとき
複数枚購入の特典として
DVDを付けてましたから
観た人もいるんじゃないでしょうか。

(YouTubeにもたまに音源あがってます。)

※件のDVDの映像
YouTubeにフルであがってます。

いつまであるかわかりませんが。。。

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AOR/フュージョン期の
ロベン・フォードのソロ来日は
(たぶん)無いと思いますので
聴けた(観れた)のは
このライブと
マイケル・マクドナルド
(サントリー・オールド・ホット・ライブ'83)しかないかと。

※ロベン・フォードは
例のアルバムから演ってますが
おそらくこのライブ以外では
生演奏はしていないと思います。

カルロス・リオスは
クインシー・ジョーンズの武道館なんかより
よほどフューチャーされてるし。

ネーザン・イーストは
その後ベンチャーズ並みに
しょっちゅう来日しますが
これが極初期かと。

ヴォーカルはとるは
ベース・ソロはあるは
大活躍。

カール・アンダーソンの
ヴォーカルは
添え物レベルじゃ
全然なくて
素晴らしかった。

プリズムの中村哲は
サックスでソロもとってました。

※映像を確認すると
個々の前に譜面台が。

リハーサルにたっぷり時間をとったり
していなかったのでしょう。

(みんな忙しすぎて出来ないでしょ。)

その「やっつけ」加減が
実にセッションぽくって
最高なんです。

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ジェイ・グレイドンのライブも
忘れがたいですが
また後日。

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Kazu Matsui (shakuhachi), Robben Ford (g, vo on track 10), Carlos Rios (g), Carl Anderson (vo), Nathan East (b, vo on track 3), Russell Ferrante (key), Mike Baird (ds), Satoshi Nakamura (key, sax)

  1. Voice From The Dark

  2. Time No Longer (The Great Time - Giant Wakes Up)

  3. Standing On The Outside

  4. Wheels Of Love

  5. Sun Lake

  6. Farther On (Song From The Prison)

  7. Nathan East Bass Solo ~ Overture

  8. Overture (Rainy Moon)

  9. The Direction You Take

  10. Love's A Heartache

  11. At The End Of Alley (England, 1840 ...)

  12. Fiesta En Los Andes (Festival In The Andes)



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