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2香の時はどうしよう

3香の時はガンガン行こうぜ、以外にいうことがない気がしている。
(別の2枚駒と複合したときどうするか論はあるが)
1香での受けタイミングについては既に記事にしたのでそちらをお読みください。

味方が香から打ってきた

かかってる!これは強い!嬉しい!

味方の攻めが 香→何か→何か ときたら、
手元の1枚はおそらく香だろうから、受けれるタイミングで受けて香打ち。

香→何か→香 と進めばそのままスルーで上がってもらう。

香→香→何か となると、様子見つつ、
自分に動くタイミングがあれば、何か→香→香 であがる。
香から打たない理由は3つ
・かかりに応えても、もう味方の利益にならない
・自分の初打が受けられたとしても、2打目ならまだ手元に受けれる駒が多く動けるチャンスが広い
・勝確になるタイミングが手前であればあるほど伏せ駒を自由に選んで高くあがれる

敵が香で攻めてきた

セオリー通りに行くと打ち出してきた敵が2枚持っている。
香の1打目は回りやすいので、騙し香→王→玉の可能性もある。
今は自分の手に2枚あり、もう1枚で攻められても受けることができるので私は即受け一択。
即受けすることで、(1枚香の時の受けは慎重になるよね、という共通認識があれば)自分の手に「香が少なくとも2枚ある」ことも伝わるし。
見逃したら自分の駒が強くなる側面もありますが、ここでは王玉で上がられるリスクを避けつつ、味方への情報開示もできるため受けた方が良いかと。
もう1枚の香も受けで使う場面があるため、そのつもりでずっと大事にしておくこと。

自分の打ち出しの時について

王を持ってるかどうかで動きを変えるという流派の方もいらっしゃるのだけど(後述)、私は王があろうがなかろうが、1打目に香を打つようにしている。
理由の一つは、香が戦略的に重要な駒で、味方が持っているときの効果が大きいから。(これも後述)
もう一つは香の1打目は回りやすいから。
別の2枚駒があればそれを2打目3打目にして味方からの振り込み待ちをする。
敵方が1枚ずつ持ちだったとしても、攻めにも受けるにもできない死に駒を握らせれると思えば悪くない。

王がある時、ない時

香→何か→香と打つことが、「王があるよ」というサイン、
何か→香→香だと「王がないよ」というサインとする、という流派があるので、特に相方がこれをわかっている時は従うのも手かもしれない。
(そういう事情で分かれるなら打ち方としてこの2つにさほど優劣がないのだとも思う)
(「王がないなら1打目に香はやめとけ」はこの通しを簡略化したコメントかな?と思ってるのですが、別の解釈や理由があればご教示いただきたい)

なお、見せられる側としては、香→何か→香の「何か」がかかり応えだったり、敵リーチで打たざるおえない何かだったりして、サインとも限らなくなるので、どこまでのサインを重んじるかは悩ましいなと思うところ。

香→香→何か はやめといたほうがいいと思う

特に王がないときは悪手と私は指導を受けた。
理由については下記あたり。
・3打目は上がり確要素がなければ、敵方が頑張って受けてくるので、香という強い駒ではなく、他の受けられやすい駒で3打目を打つのがもったいない。
・2打目の時点では周囲の香分布がほとんど分からないはず。(大抵1打目の香は回るので)
将来味方から香の振り込みを受けるルートがあるかもしれないのに、それを早々につぶすのはもったいない。
・3打目に違うものが出る→もう手に香がないのがバレるので、敵がそれぞれ1香ずつ持っているとか、2香持っててもスルーしている場合に強い反撃をうける可能性が高くなる。
(香は非常に強い駒なので、これで敵が攻められない状況を作ることは自分があがれなくても意義がある)

他にも2枚駒があったらどうするか

例えば「し、し、し、香、香、金、金、飛」という手で打ち出しの時。
攻めのパターンをとりあえず書き出してみると
香→香→金 (待ち し/飛、金)
香→金→香 (待ち し/飛、金)
香→金→金 (待ち し/飛、香)
金→香→香 (待ち し/飛、金)
金→金→香 (待ち し/飛、香)
金→香→金 (待ち し/飛、香)

香→香→金 は前出のやめとけパターンなので除外、
金→金→香 だと香が2枚と伝わらないのでこれも除外。
残りの分ならどれでも叱られることはないんじゃないかなーと思いますが、
香→金→香で王を持ってると思われると良くないので私は打たないかな。あと、この手順だと金が2枚だとは伝わらないかも。
(でも香を初打してる時点で王持ちと思われる可能性もあるか……)
金→香→金 も香が2枚だよと伝わるかどうかが相手の熟練度に依存する気がする。
(逆に返していうと、熟練者相手だと2打目の香は2枚持ちと解釈されるので、1枚持ちの時に香を2打目に打つと誤解を招く)

そういう考えなので、私は 香→金→金→し/飛・香 待ちをしようとすることが多いかな?
金→香→香ではなくこっちが良かろうと思う気持ちとしては下記の通り。
・振り込みを待つ駒は香にしたい(味方の振り込みが通りやすいので)
・金→金と打つことで敵の王を出させたい
・味方が香2枚だとあがり確定で嬉しい
・受けが狭い手なので、初打金としてこれを受けられると動きが取れず2香が伝えられない可能性が高い。戦略的により重要な香から出す。
(こう考えているので、私は王無しの時の初打香の禁がよくわからない)

甲乙つけがたいところもあるし、受けが広い手や得点状況次第でなら判断を変える要素があるため、このあたりの振る舞いは試合で固定ペアを組む時等は相方と事前に打ち合わせをしていても良いかもしれない。

何か他に思いつくことがあれば加筆しますが、とりあえずこんなもんで。

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