丸呑みの後ろめたさ

今日は彼氏の母親とランチにいった。
グランフロントの一番上のカフェで、天井が高くて清々しいお店だった。
「店員さんがかっこいいの」と聞いていたけど、確かにびしっと決めた男性が中心で、男性相手の顔採用というのは大奥とフットマンくらいしか知らなかったので、新しいインテリアに対して概念が古くて少し面白かった。

サツマイモのスープとハンバーグステーキ、栗のタルト。ハンバーグステーキが焼き加減とつなぎの具合がバランスを崩していてあまりに砕けるので、食べるのが下手っぴになってしまった。恥ずかしい。

彼氏の母親は距離を選びながらも、お喋りがとても好きな方のようで、できたら仲良くしたいなと思う。

私は気遣いが粗野なタイプだし、自分のお金で焼き肉を食べたいタイプなので、どうお付き合いをしたら良いのか悩んでしまう。
比較的穏やかなところはあるので、のんびり付き合えたらいいなと思う。

時計も買ってもらってしまった…宝物にします。
この経緯には反省点があるのだが、今回は割愛する。なぜなら…後悔があって書きたくないから。

午後は量子学の本を読む。
物理科学は大学の一年生の時に学んで、レポート量の如何で単位を与えるという先生だったため、よくわからないままレポート用紙を埋めてしまった。
そのツケが今来ている。

とはいっても、読んでいる内容は比較的簡単で、電子の存在確率についてかなり平易に説明されている。
電子…、正直よく分からなかったのだが、順を追っていけばついていくことはできる。極性という丸呑みしていた概念をようやく分解できてきた。
丸呑みできたらいいのだが、丸呑み、苦手だ。
「これはそういうもの」のあとが読点になる。くてんにならない。不安な気持ちになる。

発端は化粧品科学で、極性、酸化還元、励起、共役と馴染みのない概念を丸呑みしなくてはいけないことだった。
それらを「分かってまーす」というためにはその周囲のことも、できれば向こう1尺くらい知っておきたい。というか、そうでなければ、居心地が悪くてかなわなかったので。

まだ30%くらいの進捗率だけど、自身の物理や数学への素養のなさがたまにもどかしい。いいけどね。
明日は復習ともう20%くらい、頑張ろう。句点にできたらいいよね。

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