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脳ドック受けてみました!

こんにちは!脳神経外科マーケティング室のAです。
私事ですが、先日初めて当院の「脳ドック」を受けてみました。
受診理由から健診の流れ、感想など赤裸々にお話ししようと思います!
※あくまでも超個人的感想です笑

~脳ドックを受けてみようと思った理由~

脳神経外科で働いていると、色々な患者さんがいらっしゃいます。
症状の重い軽い問わず、脳の病気は年齢関係ないこと、
そしてその多くは突然訪れるということを思い知らされます。
いったん発症してしまうと完全に元の生活に戻ることはできず、
後遺症と一生付き合っていかなくてはならない方もいます。
もちろん1番お辛いのは患者さんご本人。それは当然です。
でも患者さんのご家族もまた、辛いのです。
発症した日から180度生活が一変してしまう。
それはご家族も同じなんだなと本当に感じます。
お仕事ができなくなった、支えがないと歩けなくなった、
自分でご飯を食べることができなくなった、
こういった後遺症が残るとそれを支えるのは家族。
私にはまだ幼い子供がおりまだまだ元気でいなくてはならないし、
事前に自分の脳内を知れる術がこんな身近にあるのであれば
試す他ないと思いました。
もちろん怖い気持ちもありましたが、
知って治せる、防げるのであればそっちの方がいいなと。
これが脳ドックを受けよう!と思った理由です。
今回私が受けたのは、画像検査のみの簡易的な脳ドックです。

~脳ドックを受けるにあたって~

脳ドックを受けるにあたって色々な注意点がありました。
MRIは磁場装置で、強い磁力が発生しているそうなので、
磁場に反応するものは身に着けてはいけないそうです。
磁石に反応するものって…と素人ながらに考えてみると、
時計、眼鏡、携帯電話、ピアスやヘアピンなどのアクセサリー類、
金具がついた下着、ベルト、それくらいかな~と思っていましたが、
なんと化粧品にもだめな成分があるということ。
ファンデーション、化粧下地などのベースメイク商品やアイシャドウ、
マスカラ、アイライナーなどのアイメイク商品には、
金属に由来する成分(酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン等)が含まれていることがあるそうで、それにも反応してしまうということでメイクはほぼしない状態で受けるように言われました。

~いざ、MRIへ~

MRI検査は仰向けの状態で行われます。
ベッドに頭を軽く固定するような器具があり、そこに頭の位置を合わせて寝ます。この時点では左右隙間があるので、固定されている感覚はないです。
そして検査には約20分かかることを教えてもらいます。
次に、「大きな音がなるのでヘッドホンを付けます」と説明があって、
ヘッドホンを装着してもらいます。
そうすると頭の両脇にはほぼ隙間がなくなって、左右に頭を動かすことはできない状態になりました。(締め付け感は全く感じませんでした)
そして顔の上に透明の蓋?のようなものが置かれて、
何かあった時に技師さんを呼ぶ非常用のベルを手にもち、
いよいよトンネルみたいなところに入っていきます。
トンネルの中は明るいですが、天井が顔の目の前まで来るので、
「思ったより狭い!」と思いました。
私は狭いところが苦手ではないので問題なかったですが
閉所恐怖症の方には厳しい状態だなと率直に思いました。

検査が始まると、とにかく音がうるさいです笑
「耳元に大工さんでもいるの?」「誰かDIYでもしてるの?」
というくらい、
カンカンコンコン、ビーッビーッ、と常に大きな音がしています。
歯医者さんの音のようなキーンと甲高い機械音はなりませんが、
眠ってしまうようなリラックス空間とは絶対に言えませんw

大きな磁力が発生しているようですが、
引っ張られる感覚とかそういったものは全く感じませんでした。
「次はどんな音が鳴るんだろう?ヘッドホンしなかったら相当うるさいだろうな。磁石に反応するものを顔に塗っていたらどうなっていたんだろう。」などと終始どうでもいいことを考えていたので、
あっという間の20分でした。

~当日に医師の説明が聞けるのも魅力~

MRI画像はすぐに先生のところで見れるようで、
検査後30分くらいで先生の説明を受けることができました。
(混雑状況によるようですが、その日は比較的空いていました)
脳の全体像や、血管だけを抽出した立体画像を見せてもらいながら
丁寧にご説明いただきました。
大きな問題はなかったですが、若干気になる点が1つあったようで…
今後の方針を決めて、またアドバイス下さるとのことでした。
「血管年齢が実年齢より若い」と言われたのが地味に嬉しかったw

~是非おすすめしたい脳ドック~

今回私が受けたMRI装置は従来型のものですが、
当院にはもう1台、従来型よりも筒のサイズが大きい装置も導入しています。
こちらは、閉所恐怖症の方や仰向けができない方など、今まで検査が難しかった患者さまの検査が可能です。ご心配な方は1度ご相談してみるといいと思います。
早期発見、早期治療には、自分の今の脳の状態を知っておくことは非常に意味のあることだと改めて思いましたので、
皆さんにも脳ドックを受けることをおすすめします!

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
以上、脳ドック体験記でした!

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