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東海道RTA(2022年)

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旧東海道を半年かけて踏破した話
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東海道RTA(T=徒歩): 旧東海道を半年かけて踏破した話 1章 箱根越え編

やっぱり僕は、旧道を征く、東海道ですか。 昨年(2022年)に休日を利用して旧東海道を踏破した。完走してから約半年を迎えるに当たり、思い出を風化させてしまうのも忍びないので、簡単な記録を残すことにした。道中随時ツリーにぶら下げる形でツイートを続けていたので、「本文」はそちらにまかせ、こちらnoteでは、ツイートしなかったが印象深かったようなことを補足するような構成にしようと思う。 ↓は一連のツイートツリーの総まとめポータル。 なぜ東海道なんだ 3つの要因が去年のタイミングで

東海道RTA(T=徒歩): 旧東海道を半年かけて踏破した話 2章 駿遠編

はじめに 本稿は続き物の第2章。前編と「本文」まとめは以下の通り。 幕間:今後の行程を考える 箱根を越えたところで終わる案もあったのだけど、思ったより達成感があって楽しいのと、渋滞や混雑を全く気にせずに従来では考えられないような視点で色んなところを見られるのが良かったので、続けることにした。  改めて東海道の道筋と宿場町最寄り駅を調べてみると、事実上最寄り駅がない宿場がちょくちょくあることに気づいた。例えば、静岡~藤枝間は、旧東海道は丸子宿・岡部宿と宇津ノ谷峠を通るのに対

東海道RTA(T=徒歩): 旧東海道を半年かけて踏破した話 3章 三尾編

はじめに 本稿は続き物の第3章。前編と「本文」まとめは以下の通り。 行程16: (新居-白須賀)-二川-吉田(2022/7/23)区間データ: 距離 5里24丁(22.24 km), タァイム 8:13:24~13:39:46 (5:26:22) ※3章駿遠編としては白須賀宿を出たところから  静岡西部(遠江)を抜け、愛知県(三河)に入ったので、章が切り替わった。前章でも書いたけど、この日はずっと海風(?)が吹いていて、数字としては31℃あったらしいが、体感気温はむしろ快

東海道RTA(T=徒歩): 旧東海道を半年かけて踏破した話 4章 上洛編

はじめに 本稿は続き物の第3章。前編と「本文」まとめは以下の通り。 幕間: 鈴鹿峠攻略を考える 2章冒頭に掲げたように、予め毎回どこまで進めるかの行程を考え、それに従い粛々とここまで進めてきた。桑名に入り、もう後5手でゴールとなる。しかし最後に鈴鹿峠という実質ラスボスといって良い難所が控えている。  鈴鹿峠とはNo.48坂下宿-No.49土山宿の間の峠。静岡県内にもいくつかあった鉄道復活禁止区間と似たような様子に見えるが、実際の様子はかなり異なる。詳しい方はご存知だろうが

東海道RTA(T=徒歩): 旧東海道を半年かけて踏破した話 Extra 五十七次編

はじめに 本稿は続き物のおまけ。前編は以下の通り。  前編に記した通り、2022/10/3にて東海道RTAは完走したのだが、完走後のフォロワー諸氏からの祝福のメッセージの中に、1つ不穏なものがあった。  チッ、仕方ねえな(歓喜。  まあ、もう一回同じことをやれと言われたら絶対やらないけど、やはり目標を定めて着実にゴールに近づいていくこと自体は楽しい。効率の良い行程を組むのは「攻略」要素であり、正直、週末しかプレイできないゲーム感覚で取り組んでいた。まさに行程計画はチャート