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第一印象


誰かと初めて逢った時の「第一印象」って、ほんと侮れない。その時感じたことを信じて、決して打ち消さないことだ。
私の場合、第一印象は嘘をつかない。

例えば後に、その人と話をするようになり何となく親しくなって
「あ、最初〇〇と思っていたけれど、ちょっと違ってるかな?」とか
「〇〇な印象だったけど、そうでもないかも」などと思うのは実はよくあることで、男女を問わず、実際付き合ってみると最初の印象とは異なる面が見えてきたりするものだ。
あら、こんな人だったのね、
まあ、こんなところもあったのか、というように。

でもこの歳になって来し方を振り返ってみると、
結局私の中の「その人」は、初めて逢った時のその人のイメージに集約される。
どんなに付き合いが深くなっても、それこそ寝食を共にしても。
今も付き合いのある人、ずいぶん会っていない人の区別無く、思い起こすその人のイメージは結局最初の印象と違わず、それを超えることも、ましてや180度変わるということも無い。

言葉では表せないその人が纏っている空気というか、
色や質感のようなもの。
きっと五感だけでなく別のセンサーで瞬時に感じ取っている何か。

私にとって初対面で感じたその「何か」は、1年後も5年後も10年後も、そして30年経ってもきっと変わらずそのままなのではないか。そういうことに先日ふと気づいてしまったのだった。

その「何か」を魂と呼ぶのなら、きっとそうなのだろう。
見たり触れたりできないけれど、確かに存在するもの。

人と人とが初めて逢った時に受け取るもののうち最も重要な情報は、
この「何か」なのではあるまいか。
その「何か」を頼りに人はお互いを認め、互いに人生の登場人物として関係を築いていく。それは
見知らぬ土地を旅する道標にも等しい。
他の誰かの言葉に惑わされずに自分の感性を信じることだ。

我が身を振り返る。
私はいったいどんな第一印象を人に与えているんだろう? 人を不快にさせるような空気を纏っていなければいいのだが。

たかだか100年足らずの短い人生。
響き合える魂と出会ったら、時折談笑しながら
しばらく一緒に歩きたいものだ。
たとえそれが次の曲がり角までの短い道のりであったとしても。

なーんてね。
ふとそんなことを思う今日この頃。

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