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【開催報告】おおたなでしこ未来塾 Day.1

はじめに

2022年7月2日、群馬県太田市主催「おおたなでしこ未来塾」Day.1が開催されました。

「まずは抽選によって選ばれた15名のみなさん、おめでとうございます!」
(一社)なでしこ未来塾の理事を務める高橋美紀より、受講生の方へのメッセージと本講座についての説明がありました。

40名の応募の中から15名の方が選ばれたこと(過去最大の倍率!)。
8期目にして初めて託児を取り入れ、小さな子を持つ母親が安心して受講できる環境を作ったこと。
運営には、「おおたなでしこ未来塾」の卒塾生により設立された(一社)なでしこ未来塾のメンバーが携わること。
加えて、「おおたなでしこ未来塾」の卒塾生がメンターとして伴走支援すること。

「学びの時間・仲間・場所を提供するために運営がサポートしますので、自分の生きる未来のために自分で道を切り開いてください!」
と受講生の背中を押します。

女性が起業するときに陥りがちなこと

そもそもお金とは、「誰かの困りごとを解決したことによる対価」と捉えられます。女性が個人事業で起業する際に多い悩みが「いくらでサービスを提供するか、価格を決められない」ということ。
自分が提供するサービスに自信がなく相場よりも低い価格に設定してしまい、疲弊する女性を何人も見てきました。
「高いお金を払ってもらうことを申し訳ないと思わずに!」
当たり前のことだけどなかなかできていないことを高橋さんはズバッと指摘します。

「自分にとっての起業とは?」

記念すべき一回目は、スリール株式会社 代表取締役である堀江敦子氏を講師に招き「自分にとっての起業とは?」をテーマに講演が開かれました。

実は、なでしこ未来塾の1期からは講師として、2期以降はプログラム設計にも携わっている堀江先生。おおたなでしこ未来塾が8期まで脈々と継続されていることに喜びを感じておられました。

「自分の人生を諦めない。納得した選択ができる人を増やす。
 いろいろな選択肢があっていいから、それを選び取って自立できる人を増やしたい」と語ります。

「自分が実現したい形は何ですか?」

「まずは一社目の事例を作ってください」
最初は無償での提供になるかもしれないけど、自身が提供したいビジネスの目的が社会課題の解決につながるとわかってもらえるよう、一人でも多くの方に伝え続けることが必要とのこと。
「皆さんがやりたいことの目的はなんですか?」
何をやっているか、ではなく、提供したいビジネスの目的は何なのか?社会をどう変えたいか?が大切。

最後に堀江先生は締めくくります。
「自分が実現したい形にこだわってください。
 それを追求し続けて学び続け、磨き続けてください。
 本当に価値のあるものとして提供し続けないと顧客はつきません。
 これからも、足りないものを持って前に進み続けてください。」
歩みを止めず自分の実現したい形にこだわってきたからこその熱い言葉。
自分の進むべき道に迷いの多い受講生は、背中を押してもらえたようでした。

ここで、急遽応援に駆けつけてくださった太田市長からのメッセージ。

太田市のまちづくりの話や、太田市の事業として「おおたなでしこ未来塾」が8年継続できていることに対しての話、太田市もとい東毛地区にこれだけ沢山の起業を目指す女性がいることに対して激励のメッセージをいただきました。


「なぜあなたはそれを実現したいのか」

後半は各々の原体験を探るワーク。

講師の堀江先生とメンターも受講生のサポートをします。

グループに分かれ意見を述べ、フィードバックも。

各グループにメンターを配置し、受講生の現状を把握します。

やりたいことは決まっているけれど、まだ一歩を踏み出せていない人。
すでに事業をスタートさせてはいるけど、なんとなくここまで来てしまった人。
それぞれ漠然としたモヤモヤを抱えながら、どうにかこの現状を打破したいと勇気を出して参加した方ばかり。

慣れないワークに頭を悩ませた受講生は、初日を終えどっと疲れが出ているようでした。
皆さま、本当にお疲れ様でした!

次回は8月27日。
テーマは「想いを形にするアクション」です。

撮影/執筆:(一社)なでしこ未来塾  吉良幸恵


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