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⭐️医療ツーリズムについて ①⭐️

現在自民党の河野太郎氏が会長となって、「ラグジュアリー観光などの振興を通じ、我が国経済と文化の発展を目指す議員連盟」を作成しているのをご存じでしょうか。

この議員連盟が何をしようとしているのでしょうか。

海外の超富裕層の受け入れ体制を構築しようとしているのです。
ここで超富裕層とは資産1000億円以上を差し、議連は一泊100万以上使う層をラグジュアリー観光のターゲットとしています。
そして超富裕層向けのラグジュアリー観光、医療ツーリズムを作ろうとしています。
この平等な社会の中でいかに上手く不平等なルートを作るか、それがこの議連の目的だ」と役員は述べています。

超高級宿泊設備を整備し、今後富裕層が利用するプライベートジェットを受け入れるよう空港を整備したり、 大型クルーザーが係留できる港を整備するなどして、超富裕層が日本に来る際の交通アクセスを整えようとしています。

日本人は超富裕層の受け入れに全く対応できておらず、海外の企業が日本で会議を開こうと思っても高級ホテルがなくビジネスジェットが停めにくいので、東京ではできないと見送られていた事実があり、このままでは他の諸外国に日本の文化を知ってもらう機会を逃しているというのです。

この様な政策がもたらす利点は主に3点挙げられます。

1つ目は、超富裕層は当然多額の消費をしてくれるということです。
1泊100万クラスの高級ホテルへの宿泊、観光地巡り、美術工芸品や現代アート作品を買うなどで、経済効果が期待できることです。

2つ目は、超富裕層の多くは経済的、政治的影響力を持つインフルエンサーであり、ラグジュアリー観光を通じて親日家になってもらい、 日本外交を有利にしよう(「観光外交」)という目的が挙げられます。

3つ目は国内にも多く超富裕層がおり、もう少し日本国内でお金を使いやすい雰囲気を作る必要があるというのです。

2025年の大阪万博が開催されることもあり、再び海外から日本へ超富裕層が来るのに備えた戦略ともいえます。

次回に続く。


インドネシアの富裕層が100%自国の医療を受けず、シンガポールに行くというのは悲しい話ですね。


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