見出し画像

初めてアマビエというものを見た

5月29日(金)晴れ。昼は市場メシ。灘中央市場K龍の鶏もも焼き、T内のなめこと山芋和え、おから、おひたし。午後から実に124日ぶりのマヤ遺跡ガイドウォーク。受付で参加証を忘れたことに気づく。参加者はコロナで定員に達さず11名。摩耶ロープウェーの乗車定員を12名に制限しているので結果オーライ。コロナ前と比べると地元の人、年配の人が多め。摩耶ケーブルの中で最初の挨拶をしたら拍手が起こった。久しぶりのホーム感。廃墟系女子が少ないので廃墟成分少なめのトークにする。参加者から絶妙のタイミングで質問やら駄洒落やらでやりやすい。

参加者のNさんが、30年前のマヤカンの写真を持ってきてくれた。マヤカンがロケ地になった田村正和主演のドラマ「過ぎし日のセレナーデ」が撮影された頃で、まだ、内装も荒れていない。この4年前には吉川晃司主演、大森一樹監督のアイドル映画「YOU GATTA CHANCE」が撮影され、廃虚として最も脂がのっていた頃。

当時は全く注目してなかったし、まさか廃虚の女王と呼ばれるようになり、全国からファンが訪れる場所になるとは思ってもみなかった。地域の宝は、そこに住んでいる人にとって気づかないことが多い。マヤカンはただそこにあり続けることで、時代が追いついた。重要なのはそこにあり続けることで、摩耶山の中腹という、ある種忘れられた場所だったことが幸いした。水道筋の市場もあと数年も経てば全国から羨望の眼差しで見られる宝になる。近視眼的な視点だけでマンション化するのはあまりにもったいないし無能。

夜は灘駅南の立ち飲みYNでY君、Hmと合流。珍しくキンミヤがあったのでバイスサワーを頼む。甘い。砂糖の甘さではなくうまい。キンミヤは沖縄の千ベロでみりん割を飲んでこれはうまいと。基本的に芋焼酎とか匂いのする焼酎が飲めない。チューハイも甲種焼酎を使ったものが好みなので、もっとキンミヤ置いてくれる店が増えてほしい。帰り際に閉店した灘中央筋M8の営業最終日に、閉まるシャッターの向こうで涙ぐんでいたレジのおねえさんがいた。久し振り〜!と手を振って挨拶。

水道筋に戻ってCへ。Y君が長田Uろやのアマビエのお菓子をお土産でくれる。Uろや懐かしいな。昔、長田の祖母の家に行った時よく食べた。初めてアマビエというものを見た。エビではなく魚だった。Mさんが来店。新型コロナウイルス対策本部という大変な部署で緊急事態宣言中は大変だったでしょう、など話す。灘区在住という同じ部署の人を連れてきていた。次の日は山に登るのでトマチュー。キンミヤで割りたい。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?