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TEAM NACSとの出会い

今日は私の生きがいについて書いてみようと思う。
私の生きがいは、北海道の演劇ユニット『TEAM NACS』である。

彼らとの出会いは大学3年生の夏だった。
高校、大学の間、私は暇さえあればニコニコ動画を見ていた。人気のゲーム実況をよく見ていたが、ある日ふとアニメの再現料理をしている動画を見つけた。
もともと料理にも興味があった私はタグをたどっていろいろとあさっていた。

その中の1つが『魔女の宅急便』のニシンのパイの再現料理動画である。上品な老婦人が孫のためにと焼いてくれたパイを主人公キキが大雨の中配達した挙句、小生意気な孫は「私このパイ嫌いなのよね」と言い放つアレである。

さて、ニコニコ動画の大きな特徴のひとつにコメント表示がある。
動画の中を打ったコメントが即時に流れていき、視聴者はそのコメントに共感したりして一緒に見ているように思えてそれが楽しかった。
その動画ももちろん様々なコメントが流れていたが、あるコメントに私は首をかしげた。

大泉洋「おいパイ食わねえか」

その文章が流れた時、「なぜ大泉洋?」と不思議に思った。
当時私は大泉洋をおもしろい俳優くらいにしか思っておらず、どうしても気になった私は検索をするとある動画がヒットした。
それは車内で大泉洋と男が数人車内におり、口喧嘩をしているものだった。
最初はよく理解出来ず、そこからさらに検索していく。
どうやら「水曜どうでしょう」という番組のワンシーンらしい。

そこからさらに検索していくと、通称「夏野菜」というシリーズでの発言であることがあり、まずは鑑賞。
そこから様々なシリーズを見て、どんどんその世界に引き込まれていった。
その中で時折登場するヤスケンが気になった。
大泉洋とは同じ役者仲間であることがわかり、それは「TEAM NACS」というらしい。

次はTEAM NACSの情報をとにかく集めた。
大学の演劇サークルの仲間で学年はバラバラだが、留年や浪人などを経て奇跡的に5人が出会ったこと。
そして現在プロとして全員が活躍していること。
なんてすばらしいんだろう。と思った。
当時大学生だった私もそんな仲間がほしいと憧れた。
私にも現在でも一緒に活動をする仲間はいるが、仕事にした人は私しかいなかった。

彼らには多くのファンがいて、それは北海道ではなく全国にいる。
大学に限らず学生の頃に出会った仲間と大人になっても付き合い続けるの容易ではない。
彼らもきっと色々な衝突もあったであろうが、仲間として今も繋がっているのは事実である。
私は彼らの姿にかつて自分の理想を見ているのかもしれない。

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