見出し画像

学習構造チャート8 動名詞

学習構造チャートとは

以前の記事で紹介させていただきました、学習構造チャートについてまずは、簡単に説明させてください。

私が生徒だった時の英語の授業は、教師ー生徒の関係性が一方的なものでした。いわゆる講義型です。先生が知識を伝達。生徒は一生懸命、聞き逃さないように、メモをとり、黒板に書かれている記号のように見えるものを書き写す。
英語が得意だった私自身も、これは何の時間なのかと思うほどつらかった記憶があります。英語は本来、「覚える」ものなのでしょうか。きっと、語学学習の本質はそこではなく、頭の中にいれた知識を「使える」ようにすること。
その「覚える」という過程に重きを置きすぎて、「使う」というポイントまで達していないのではないかと。それを教師という立場から変えていきたいと思っていました。

ただ、英語教育現場もそのことには気づき始めていて、大きな変化をもたらそうという時代に入っているようにも感じます。
書店では、「アクティブラーニング」や「グループワーク」等の英語学習・授業実践の書籍が並ぶようになり、私自身も参考にさせていただいています。

そのような「主体的・対話的で深い学び」をやるにあたっても、必要になるのは、「文法」です。私は、生徒たちがより効果的に「覚える」過程を通り、教員がのびのびと「使える」英語力を向上させる教育ができるよう、学習構造チャートという概念を英文法に用い、開発しました。

参考にさせていただいたのは、斎藤昇先生の
『中学校数学科「山登り式学習法」入門―生徒の数学的能力を高める授業づくり』(明治図書)です。

こちらは数学での教育本ですが、どの教科でも当てはまるような内容でした。

学習構造チャート「動名詞」

こちらが全体像の学習構造チャート「動名詞」です。

動名詞もよく使う文法内容だと思いますが、基本的に学習する内容は3つのエリアに分けることができると考えました。
①名詞としてのお仕事エリア
②動名詞の形エリア
③動名詞と不定詞エリア
それぞれのエリアでのポイントとなるところを抑えて頂ければ、学習がより体系的に進むはずです!

どの分野でも
動名詞=動詞×名詞
という基本を押さえて頂ければと思います!
それでは、学習のスタートです!1つ1つ山登りの感覚でマスターしていってください!

ロイロノート用配布データ

8-1-1 動名詞

8-2-1 動名詞の名詞的機能

8-2-2 動名詞の名詞的機能(S)

8-2-3 動名詞の名詞的機能(C)

8-2-4 動名詞の名詞的機能(O)

8-2-5 動名詞の名詞的機能(前置詞の目的語)

8-3 動名詞の意味上の主語

8-4 否定

8-5 動名詞の完了

8-6 動名詞の受動態

8-7 動名詞と不定詞

8-7-1 動名詞のみOとする動詞

8-7-3 不定詞のみをOとする動詞

8-7-3 動名詞も不定詞も目的語とする動詞

8-7-4 動名詞と不定詞で意味が違う動詞


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?