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生い立ち① 父の3度目の浮気がバレた日

こんにちは! 今回は私の生い立ちについて書こうと思います。

と言っても私はあまり過去のことが思い出せません。別に病気とかではないと思うのですが,強烈な出来事だけが断片的に記憶に残っている感じです。

ですので,その断片的な記憶をもとに,これまでのことを整理してみようと思います。


私は小さい田舎町の農家に生まれて小3までそこで過ごしました。父の実家が農家だったので,母が嫁ぐ形で嫁に入り,家族は私を入れて一番多い時で9人もいました(私,弟,妹,母,父,父方:祖母,祖父,曽祖母,叔母)。

小さな田舎町で生まれ育ったので,幼少期からの10数名の幼馴染と保育園・小学校と一緒に進級し,友人関係に悩むこともなく呑気に日々過ごしていたなと思います。

そんな日常がある日突然消えました。

その日のことは私の中での強烈な出来事として今でも覚えています。

私は祖母・祖父の部屋で1人,しまじろうのビデオを爆笑しながら見ていました。なぜ小3にもなってしまじろうのビデオだったのか,何がそんなに面白かったのかは覚えてません(笑)

すると突然2階からドンドンと騒々しく誰かが階段を降りてくる音が聞こえました。母が祖母に向かって泣きながら「お義母さん…〇〇さん(父の名前)やっぱりまたやってました!」と言っているのが聞こえて,私は小3にして修羅場というものを目の当たりすることになります。

後から母に聞いたのですが,父は同じ人と3回浮気していて,発覚するたびに「やめる」と言っていたそうですが,結局やめることなく3回目で母の堪忍袋の尾が切れたみたいです。同じ人と3回も浮気って,純粋なのか不純なのか分かりませんね(笑)

その日のうちに家族会議が開かれ,当事者の父,父の浮気相手とその父親,母,母方の祖母・叔母,父方の祖母・祖父で話し合いが行われました。普通こういう時って相手方の親は来るものなのでしょうか?今までなんとも思わなかったけれど,よくよく考えるとこの家族会議の状況がまずおかしい気がします(笑)

子どもの私は参加させてもらえませんでしたが,会議の内容はうっすら記憶があるので,おそらく近くで聞き耳を立てていたのだと思います。私が覚えているかぎり,当事者の父とその浮気相手は特に反省している感じではなく,「私たちもう一緒になるのは決めてるので!」みたいな姿勢を貫き,その態度に母方の叔母が激怒し浮気相手に殴りかかりそうになり,それを相手方の父親が止めるみたいな流れでした。

その会議の結果,なぜかとりあえず私たち(母,私,弟,妹)が出ていくことになり,その場で必要最低限の荷物をまとめて叔母の車で母の実家に“お引っ越し”しました。

当時の私はあまり事の重大さが分かっていなかったので,車の中で(学校の図書館で借りた本まだ返してないのに…)とか(明日学校で友達と遊ぶ約束してたのに…)とかそんなことばかり気にしていました。もうその友達とは気軽に遊べなくなるなんて思ってもいなかったのだと思います。

そんなこんなで,その日の深夜には母の実家に着いたと思うのですが,その日はもうくたくたで,明日からのことを考える余裕もなく眠りにつきました。

こうして私の平穏な日々はあまりにも突然終わりを迎え,それまでの世界とは全く違う世界で生きていくことになります。

当時私は9歳,弟は6歳,妹は3歳。3人の子どもを抱えて,家も仕事もなく,母は不安でいっぱいだったろうなあと思います。能天気な母のことなので,もしかしたら「やっとあの家から解放された!」と思っていたかもしれませんが…

生い立ち②に続きます。

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