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CEDEC2022登壇記

ゲーム業界人じゃないのにゲーム業界の講演会に立つ男
今年も立つ

昨年は朝イチの登壇だったため前日入りしたが、今年は午後からだったので当日入り
でも何かで遅れたら嫌なので無意味に早く朝6時台の新幹線で横浜へ

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資料準備で睡眠時間が極少だったので、車内で寝るかと思いきやただ眠いだけで睡眠には至らず
そしてまずは新横浜に到着
やることは
シウマイだ

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前日入りだったらビールなのだが、当日入りで登壇前なのでノンアルと共に
事前に中に入っている魚がマグロからサケに変わったと聞いていたのだが、あれ、サケってこんな食感だったっけ?
後でわかったが私が買ったバージョンはもうマグロに戻っていたやつのようだ。それはそれでサケバージョンも経験しておきたかった。

呑気にシウマイも食って1時間ほどネカフェで休んで余裕をもって会場のパシフィコ横浜へ
だが余裕がありすぎる
このご時世もあって会場入りは30分前で、との運営指示があるので、周囲を散歩して時間を潰した

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そしてパシフィコ横浜へIN

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配信準備
今年からスライドを流すPCの設定にも確認が入った。
昨年PCを夜間モードにしたまま操作して配信で流れたスライドの色味がおかしくなっていた事例があったのだ。
はい、その事例、よく知ってます。
私にCEDECの存在を教えてくれた恩師の講演なんで(遠い目)

そして本番
2018年に登壇した際はその時所属していたグループの仲間を巻き込んで3人で登壇したのだが
【参考リンク】IGN JAPANさんによる講演レポート
その中の1人、桃井氏が超絶有能ビジネスマンで「喋り原稿」まで用意してくれて助かった経験から、自分一人の登壇になっても喋り原稿を作るようになった。
実はそれをそのまま読んでも30-40分ぐらいになってしまったりするほど早く終わってしまうのだが
それを私の驚異的アドリブ力(?)でジャスト60分にするという神業で2年連続しのいでいる。
アドリブ自慢する暇があったらそのまま読んで60分になる原稿を作れという話なのだが。

何はともあれ、遠征1日目にして我のメインミッションは終わった。

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こうして登壇記念品のクリスタルもゲット。
4回目の登壇なので言わずもがな4つある。
当然だがいくら集めても何も召喚できない。シェンロンも出てこない。

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さて関東遠征セカンドミッション
旅行だ。
昨年までは怖気づいて横浜で宿をとって東京には行かず帰っていたのだが、今年は秋葉原に宿をとった。
まずは横浜から秋葉原へ。
相変わらず交通網は覚えられないが、乗換案内アプリさえあれば何とかなる。

秋葉原着。
宿に入り荷物を置く。
さぁ久しぶりの秋葉原散策。
まずは
富士そばだ(全然秋葉原ならではじゃない)

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久しぶりの富士そばなのに
蕎麦を頼まない男
この時はカレーカツ丼の気分だったんだ
宿に近いところにあったのでどっちみち蕎麦は翌朝ぐらいに食うだろうし
何より登壇の緊張感を解放させるビールが欲しかったので合いそうなこっちになった

染み込んで…きやがる…
もはや使い古されたテンプレだが、カイジの気分になれるビールだった…
そしてカレーカツ丼が合う…
カツカレーではなく、カツ煮が乗っているカレーカツ丼なのが絶妙なのだ。何故他のカレー屋は真似しないのだろう。

そして秋葉原散策。
何を買うわけでもないし、そもそも大半のものは名古屋でも買える(元も子もない)。
ただ色んなものを売っているところを巡るのが好きなだけなのだ。

なお途中で気分でパチスロを打ってみたら5,000円儲かって遠征費用が若干稼げた。
我のジンクスと言えばジンクス「積極的な行動をとった日は当たりやすい」
そのジンクスは本日も継続

そして相変わらずのメイド等コンカフェ店員の営業トークをすり抜けて秋葉原~外神田ゾーンを歩き宿へ戻った
セガのロゴが印刷されたTシャツを着ていたので「セガのおにいさーん」と声をかけられた
流石だおねえさん、セガ信者の自己顕示欲を理解している(そこまで考えてない説)
そして自己顕示欲を満たしてもらいながらもおねえさんを無視する我

こうして1日目が終了
心身共に疲労していたのでよく眠れた

2日目
初老の朝は早い
元から朝5時台に起きる体質なのもあるが
やりたい事もあった
まず朝蕎麦

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いい…
私の自宅は近所に牛丼屋もマックもある恵まれた立地だと思うのだが
年単位で行ってない
違うんだ、蕎麦が…いいんだ(贅沢)
近所に蕎麦屋が…富士そばじゃなくてもいい…蕎麦屋があれば…店の売上に多大な貢献をする程に通うのに…
なを「ゆで太郎」は名古屋に進出していて頻繁に利用させて貰っているが、近所ではない

蕎麦で腹を満たしたら次の目的
「人のいない秋葉原を歩く」だ

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満たされた腹に食後のコーヒーを流し込み
街を歩くのが最高に楽しい

途中で想定外の出会い
バンド「凛として時雨」のドラマー・ピエール中野さんがプロデュースするイヤホンの自販機があった。

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音響機器はことごとくワイヤレスの快楽に染まってしまい、すべてBluetooth製品を所有している。
何よりiPhoneにヘッドホンジャックがないのが一番大きかった。それで買わなくなった。

のだが
最近Amazonで買ったfireにはついている…
そして移動時間の暇つぶしにと持ってきている…
しかもイヤホンはたった1500円…

買った

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これはいい…コスパ高い
金がない学生でもここからオーディオ機器をはじめて十分すぎるクオリティの音が味わえるのは大きい
音質は「趣味」がある世界なので「絶対に」とは言い切れないが、それなりにオーディオにこだわった時期のある身からするとこれは好みな音だ。

想定外の出会いもありつつ、始まった遠征2日目
この日のメインミッションは
まさかのピエール中野からの
中野だ

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ブロードウェイだ

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中野にハマったのはネットの縁、
前述のCEDECに登壇した仲間と同じコミュニティの方が中野近辺に当時住んでおり、遠征時に泊めてもらっていたのが最初は来た理由だった。情報として私のような人間にも合いそうな街だとは思っていたが、ここまでとは思っていなかった。

そしてここでも、蕎麦だ。

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今回行ったのは「梅もと」。以前は富士そばもあったのだがどうやら去年閉店したらしい。
そして腹を満たし、ブロードウェイへ。

中野ブロードウェイはご存知の方なら言わずもがなだが、「まんだらけ、だらけ」のビルである。といってもまんだらけ以外にもツボる店は沢山あるので「まんだらけ、だけ」のビルではない事も強く言っておきたい。
敬愛する作家、渡辺浩弐さんがここに住んでいるのだが、私も住みたくなる、そんな魅力のある場だ。
また中野はブロードウェイの外も魅力的で飲食店も膨大な数がある。コレ全部制するのに何年かかるのやらという量だ。
唯一困るのは宿関連で、あるにはあるが私がヘビロテ利用しているアパホテルは中野にはない。スキさえあればホテルを建てるアパがまだ入ってきてないという事は相当場所が無いのだろうか。

ああまだ困る事があった。ブロードウェイは開店時刻がたいてい12時あたりの店が多いので、遠征組としては観光プランを立てるのに困る。10時ぐらいから開いてれば12時まで中野、昼食って午後からは別のところへ…なんて出来るが店が開く頃には12時なのでブロードウェイを満喫すると14時とかになっていたりする。そうなるともう何か気分的には移動時間も考えて宿のある街に戻って後はその近辺で、という感じになるのが自分だ。

そして案の定中野ブロードウェイと近くのブックファーストを回ったら満足感と疲れで秋葉原へ戻った。
そうそう今回思ったが、自分的には秋葉原で宿をとるのがちょうどいい。
まず移動、東京駅から2駅ぐらいでややこしい乗り換えもなく、歩きですら行ける距離感なので、名古屋から新幹線で東京直行の場合も、今回のように横浜から来る場合も宿にすっと行ける。
そして中野へ乗り換え無しで行ける便がある。秋葉原~中野というオタク御用達二大スポットが確か30分ぐらいかかかるが、直行で行けるのは実によい。
そして言わずもがな秋葉原という街自体も楽しい。まぁオタク領域によっては秋葉原よりも神保町の方がいい場合もあるが、神保町だって秋葉原から近いので悪くない。
今回は秋葉原駅北のアパホテルに泊まったが、秋葉原ゾーンはアパホテルが多い。秋葉原~外神田ゾーンの真っ只中にある電気街口のアパは比較的高めの宿代が高めな印象だが、周辺は安めだと思う。実際今回2泊して1万は超えていない。東京駅から近めで安価と考えれば宿をとるゾーンとしても秋葉原はいい場所な気がする。

宿に戻り晩酌。

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ただ酒のアテにしたいものを衝動的に選んだらパンも米も一緒という統一感無視の状況になった。
折角の遠征なのだから地元ならではのつまみを、とも思ったがそういう店の知識がない。
そもそも外で呑めばいいじゃないか説もあるが、旅では宿で飲む時間も欲しい派なのである。

そして酔いもまわり、いい気分でネットでいつものゲーム実況配信鑑賞
と思ったら酒がまわりすぎて小一時間寝ていた。

これが問題だった。

寝直すも、寝れず
そこに深夜の空腹感
だが翌朝も富士そばに行こうと思っていて、空腹感を慰めるものは買っていなかった

近所に富士そば…

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朝蕎麦は深夜蕎麦に繰り上げとなりました。

なお深夜蕎麦を食いに行く途中で初めて「路上酔いつぶれサラリーマン」を発見。絶滅危惧種ではなかったのか…
丁度外は小雨が降ろうとしていた。
いずれ体温を奪われて死ぬのでは(助けろよ)
蕎麦食って戻ったら考えよう(非情)

幸い戻ったら警官2人いたので安心して宿に戻った。

3日目。最終日。
私がもう少し若けりゃ夜までギリ東京で遊ぶのだろうが、
翌日の仕事を考えるのが老いた証拠。
昼には東京を発つプランを選んだ。

最後の楽しみは秋葉原から東京駅までの散歩。
途中の商店街などを眺めるのが楽しい。

そして東京駅。
案の定早すぎて時間がまだある。百貨店を巡って時間をつぶす。
ここで最後の旅メシにするか
最終兵器「駅弁呑み」にするかで迷ったが…

新幹線出発
さよなら、東京
そんな我のテーブルには

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攻めすぎた駅弁軍団
疲労感と空腹感が凄すぎて
駅弁プラス何かだなと思ったらカツサンドがあったので選んでしまった。
うまい
最高にうまい
どっちもうまいし、ビールにも最高に合う

だがやはり、多すぎた
酒の勢いがなかったら完食できなかったかもしれない
こうして旅の最後は膨満感に苛まれながら終わった。

ただいま、名古屋。

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いうても時刻は15時
まだ名古屋駅周辺で遊ぶか
とはならず直帰

帰宅
ああ帰ってきた、日常に

4回も登壇しておきながら
日常の底辺フリーターな環境に戻ると毎回思う
あれは現実だったのかと
最初の登壇の時はまだコロナ禍前で現場に受講者が来ていたので、より「なんだこれ」感がすごかった
数百名いたんですよ
フリーターの講演に
講演した部屋、単体の部屋としてはパシフィコ横浜会議センターで2番目に大きい部屋だったんですよ
なお1番大きい部屋で講演してたのは、宮本茂さん
自分で言うのもなんですが
あの「神」の次に大きい部屋で講演したのって、凄くないですか?
神は任天堂の上層部
私はフリーター
落差が尋常じゃない

やはり現実じゃないのでは…

だが間違いなく現実だと
レポート記事を書いて頂いてるメディアが教えてくれる。

【参考リンク】[CEDEC 2022]ゲーム離れを避けるカギは“居場所を作る”こと。ゲーム実況が業界にもたらす影響が独自の分析で語られた講演をレポート

稼ぎには全く繋がらないが
嫌なことから逃げ続け
好きなことだけ追い続けていたら
こうなった

なんともまぁ、不思議な人生だ。

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