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なにげなニュース:無関心は猫を殺す(新型コロナのニュースが少ない)

ちょっと気になったので

■話題にならなくなったコロナの報道

2023年8月22日
先日、都心に向かう電車の中でマスクをしているヒトが少数派であることに驚いた。
コロナは収束したのだろうか?

そんなことはなさそうだ。

○コロナ感染者数が微減、連休中の休診影響か…厚労省「本当に減少したのか判断できない」
2023/08/18

新型コロナウイルスの感染状況について、厚生労働省は18日、全国約5000か所の定点医療機関から、7~13日の1週間に報告された感染者数が1医療機関あたり14・16人だったと発表した。前週比0・90倍だが、厚労省は「連休による休診が影響した可能性もあり、本当に感染者が減少したのか判断できない」として、お盆明け以降の拡大を警戒している。

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20230818-OYT1T50227/

上記記事の「14.16人」は、必ずしも少ない人数ではない。
それは、新型コロナが5類に移行した頃の記事やデータを見れば明らかである。

○コロナ定点、前週比1.35倍 感染増加傾向続く―厚労省
2023年05月26日

 厚生労働省は26日、全国約5000の医療機関から15~21日に報告された新型コロナウイルスの定点把握に基づく感染者数を公表した。医療機関1カ所当たりの平均は3.56人で、前週(2.63人)の1.35倍に増えた。同省の担当者は「4月以降、足元では増加傾向が継続している」との見方を示した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023052600837&g=soc

裏付けのデータとして国立感染症研究所にある資料をみる。

○国立感染症研究所感染症疫学センター
新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:発生動向の状況把握

--- 2023年第20週(2023年5月15日~2023年5月21日)

定点当たり報告数は3.56(報告数17,489人)であり、前週(5月8日~5月14日)に比較して増加した。

全国の新規入院患者数は3,352人で、前週と比較して864人増加した。

--- 2023年第20週(2023年5月15日~2023年5月21日)
定点当たり報告数は3.63(報告数17,864人)であり、前週(5月15日~5月21日)に比較して微増した。

全国の新規入院患者数は3,346人で、前週と比較して6人減少した。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/12015-covid19-surveillance-report.html

しかし、こうした5類移行の変遷をたどる記事は見当たらない。

■政府のコロナ対策

収束していないことは、おそらくは政府・厚生労働省は自覚しているのだろう。ワクチン接種のお知らせなどは公開している。

○令和5年秋開始接種 第1報
 令和5年8月10日
https://www.mhlw.go.jp/content/001133311.pdf

希望者に限るとすれば、こうしたことに関心を持たなければ摂取の機会を失う。
ふと、「好奇心は猫を殺す」という言葉を思い出した。

ChatGTPに聞いてみた。

『「好奇心は猫を殺す」という表現は、好奇心が人々に危険をもたらす可能性があることを示唆しています。その意味で、反対の立場としては「好奇心は猫を救う」と言えるかもしれません。

この表現は比喩的な意味を持ち、好奇心が探求心や探究心を駆り立て、新たな発見や理解をもたらすことで、猫(あるいは他のもの)を救うことができるという考え方です。好奇心があることで、問題や課題に対して新たな解決策を見つけたり、知識や技術の進歩を促進したりすることができるのです。』

さて、無関心は身を滅ぼすという方が現実できである。
あなたはどうかな?

■おまけ:メディアの限界

○中国でコロナじわり再拡大 北京の病院「4時間待ち」
2023年5月29日

中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。病院の外来窓口では4時間待ちの混雑もみられ、感染症研究の第一人者である鍾南山氏は6月末に第2波がピークを迎えるとの見方を示した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM261430W3A520C2000000/

既存のメディアの限界は、彼らのカバリングの狭さである。
例えば、朝日新聞デジタルで「新型コロナ」と検索しても、少なくとも私の確認できる範囲には上記の記事はない。これでは、新聞の購読者、もう少し広げてコンテンツのアクセス者が広い情報に接することはできない。

メディアの限界であろう。

子供の頃は目に入るものはすべて不思議であり「あれは何?」「これは何?」と聞くことができた。そばに「大人」がいたからだ。しかし「大人」になると、目の前にあるものに疑問を持たなくなる。

いつの間にか話題にしなくなった「新型コロナ」にも関心が行かなくなる。危険な徴候である。

漫然と「新聞」や「テレビ」、インターネットを眺めていても世界のすべてが分かるわけではない。ふと感じたことを大切にして「好奇心」を奮い立たせなければ、夢を見つけることもできないかもしれない。

<閑話休題>

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