リーダーの使命:未来のデザイン
●VUCA、SGDs
2000年を迎え大量消費時代は終わりを告げ、数年前からはVUCA(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のこと)の時代だと言われている。
現在の成功は未来の成功を補償するものではなく、経営者へのプレッシャーも相当なものだと思う。
少子高齢化や、IT社会への移行が分かっていながら手を打たなければ衰退の一途をたどるだろう。
https://www.zakzak.co.jp/article/20211225-SKPEXSBNTFNV7FNFDEF5TNACKQ/
環境に配慮した紙が問題なのではない。そもそも「年賀状」が昭和の文化で有り挨拶以上の意味も無いのだから、巻き返しが図れるわけでもない。
最近話題のSDGsにかこつけても問題は解決しない。
●変わりゆく世界
他者と同じことをしている限り、いつか社会からの必要性が薄れてゆく。そうしたことが分かっているから、多くの会社がイノベーションに取り組んでいる。
しかし、むやみな開発は方向性が定まらず、また運に頼らざるをえない側面がある。方向性を示し、一貫性のあるリードが必要になる。
そうした意味で、SDGsという枠組みは役に立つ。
https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2021/12/2021-1206-1703-16.html
名前ばかりのSDGsではないものが必要とされている。自社だけができる、すなわち、他社との差別化を図ることが必要条件となっている。
さもないと、リブランディングもできないし、圧倒的な優位性を作りが得るイノベーションも創造できない。
●何が問題なのか
問題は単純だ。どんなムーンショットを描けるかだ。どのようなプロセスがあれば、競争力のあるイノベーションを作り出せるだろうか。どうしたら、社内の総力を挙げて取り組むことができるのだろうか。それはどのような組織体制にしたらできるのか?
いま、何に取り組むべきかを思い悩む企業が多いのではないだろうか
●ミッションに求められるもの
特効薬はない。正解などと云うものがあるはずもない。しかしやってはいけないことは明らかだ。
第1に、イノベーションを促進させる責任は経営者もしくはそれに変わるリーダーだ。責任あるリーダーシップがとれない組織にイノベーションは起きない。もしくは、そうした素養のあるリーダーの邪魔をしないことだ。権限がないイノベーションリーダーが成果を出すかもしれないなどと云った博打を打つのであれば経営者の資格はない。
第2にミッションは魅力的でなければならない。売り上げにしか言及しないミッションしかないのであれば、言い訳のような事業しか生み出さない。ドラッガーの言葉だという以下の文言をかみしめよう。
「効果的なミッションステートメントはTシャツの胸に記して似合うものであるべきだ」
「魅力的で士気を高めるものであるべきだ」
「イノベーションは新しい次元の能力を創造する変化である」
以上
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