ビジネスの機動性が明暗を分ける
ビジネスの機動性が明暗を分ける
【記事探訪】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2112/23/news018.html
Kyash、銀行介さぬ法人送金 ギグワーカーの報酬支払いプラットフォームに
2021年12月23日
特徴は、銀行を介さずにKyashのネットワークで送金が完了する点だ。従来、報酬の支払いは銀行振込を使うのが通常だったが、振込手数料が高く頻繁な支払いは負担になっていた。
menu側がKyashの口座にあらかじめ入金しておき、配達員がmenuのアプリで払い出しを依頼すると、配達員のKyash口座に即時に入金される。配達員は携帯電話番号を入力するだけでKyashとmenuのアカウントがひも付けられるなど、使い勝手に配慮した。
【コメント】
個人事業主が小口現金を扱うビジネスをしようと思っても、決済手段が限られてあり不便さを感じていた。最近のキャッシュレス決済やオンライン決済でも結局は「銀行」という金融機関に縛られており、どこかで無駄な費用が発生している。
こうしたことにくさびを打ち込むかのように様々なサービスが動き出している。
https://president.jp/articles/-/17317?page=1
2016/02/19
ビル・ゲイツが断言「今ある銀行は必要なくなる」
1994年、あるベンチャー企業に投資を決めたビル・ゲイツは「銀行機能は必要だが、今ある銀行は必要なくなる」と発言した。
いまから30年近く前に予見した言葉になっており、世界は確実にこの通りになっている。すでにGAFAと呼ばれる企業は、銀行と提携して協業を始めている。
https://toyokeizai.net/articles/-/441941?page=2
グーグル銀行がコンビニ銀行を脅かしかねない訳
新たな金融サービス「Plex」とは一体何者なのか
2021/07/25
埋め込み型金融サービスは、シリコンバレーの巨大IT企業によって、すでに行われている。グーグルの進出は、遅いとも言える。
アップルは、2014年にアメリカの銀行であるグリーン・ドットと提携してApple Payを開始した。2019年にはゴールドマン・サックスと提携して新型クレジットカードApple Cardの提供を開始した。
フェイスブックは、2019年11月に、「フェイスブックペイ」を開始した(これはディエムとは別の事業だ)。
アマゾンは、2020年6月に、ゴールドマン・サックスと提携して、アマゾンに出店する販売事業者に融資枠を設定するプログラムを開始した。
支店を通じてではなく、グーグルを通じて銀行サービスを提供することになる。これは、銀行が銀行機能を外部の業者に提供するバンキング・アズ・ア・サービス(BaaS)の一形態であると考えることができる。
銀行も、生き残りをかけて、たこが自分の足を食うように業態を再編させている。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00139/122300038/
三菱UFJFGの亀沢社長「金融プラットフォームは外部に開放も」
2021.12.24
22年はNTTドコモと提携し、ドコモのdポイントがたまるデジタル口座サービスを開始する予定です。またDXやESG、地域創生といった経営・社会課題に対する総合金融サービスを提供するプラットフォームは、他の金融機関への開放も想定しています。コロナ禍の2年間、いろいろ悩みながら施策に取り組んできましたが、その本気度が問われる22年になると覚悟しています。
抽象的な表現になっており、具体性は見えないがこれは当然のことであり、ビジネスが機動的になっているなかでは、銀行自体も機動的にならざるを言えない。
VUCAの時代と云うが、結局の所「機動性」が重要なキーワードのなるのではないか?
そこでは、失敗を恐れない姿勢が必要になる。
さて、ビジネス環境が機動的になっているから、環境も機動性を後押しするのか、環境が整備されているので機動的なビジネスが発生しているのか?鶏と卵のような関係だろうが、相互に影響し合っている。
1度坂道を転げだしているだから、これは止らないだろう。
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