見出し画像

人事部の憂鬱(面接官の適性)

■内定辞退を予定できない

 採用予定数が10人である以上、内定者は10人にするのが普通だろう。内定辞退者を想定して、多めに内定を出すと、上司からは「なぜなんだ」と詰問されるのがおちだ。

 にもかかわらず、半数近くが内定辞退になり、5人しか採用できなければ、貴方は無能呼ばわりされる。

 正直たまったものではない。
 これが、会社の人事制度(評価制度や教育制度、賃金制度)であれば、諦めもつく。いや、言い訳の矛先を会社に向けられる。

 そうではない理由だと頭を抱えてしまう。

■面接官が原因?

○エンジニアの内定辞退、「自分への評価が不明瞭」以上に多い理由が分かる
2022/11/3

「内定の辞退理由」も聞くと、「面接官の印象が良くない」(24.3%)、「選考期間が長い」「自分のスキルや経験に対する評価点が不明瞭」(15.6%)、「採用担当者からの連絡が遅い」「求人票の情報と相違点が多い」(15.0%)が上位に挙がっている。

https://news.mynavi.jp/article/20221130-2525541/

 ようは、面接官がハラスメント的な発言をしている恐れがある。就活に関してのいろいろな悩みをサイトで除くと、「親父面接官のセクハラ・パワハラ」まがいの発言が取り上げられることがある。

 面接をする立場は、あたかも自分が偉くなった気がする。この勘違いが、言動に現れるとアウトであろう。

■面接する側にも資質が問われる

 「お見合いのようなもんだよ」と、採用の面接に臨む役員はそう答え、面接会場に向かった。数少ない、採用に関しての話をすることがあった際の思い出である。

 彼のように考えてくれる人物が面接官でいてくれれば、妙な理由で内定辞退も起きないだろう。しかし、日常的なセクハラ・パワハラをしている人物であればトラブルは起きやすい。

 そうでなくとも、「相手を値踏みする」ような人にもさせてはいけない。
 採用面接官の採用も難しい。

<閑話休題>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?