見出し画像

20年後に狼が来るぞ

7/10の #ReHacQ 生配信を見た。
めっちゃめっちゃ面白かった。

同時に石丸氏を批判する方の気持ちが非常にわかる内容だった。

都知事選の前からよく聞かれた石丸氏への批判はこういったものだと思う。①政策に具体性が無くイメージだけ
②人間性に問題がある
③政治を利用している政治屋
ざっくりととではあるが、こういったところでは無いだろうか。

①に関しては、前後編通して西田氏、成田氏、会場者からの質問に対しても具体的な対処法を話していなかったように思う。
②は各種の裁判の対応を見ているとそう判断されても仕方ない。私もどうかと思う。
③についても、①で触れたように具体性が無いにも関わらず、政治家にこだわる姿勢を見れば、そういう解釈も可能だろう。
数々の批判に対しての石丸氏の態度を見ていると、彼を危険視するみなさんの気持ちはよく分かる。動画の中で成田氏も質問していたが、「結局、お前何がしたいねん?」ということだ。
例えば、一般的な政治家や社会活動家のみなさんが語るような「今困っている誰かを救いたい。助けたい」といった話が全く出てこないのである。なるほど、視点によってはうさん臭すぎるし大嫌いになる。

私個人としては、石丸氏に関しては45:55で好意的に見ていた。というか、好意的に見たい気持ちがあるが、不可解なことが多いというように思っていた。その経緯については、以前の少し書いたので参考に貼っておく。

5時間に渡る動画を見た結果として、私が感じたのは、彼はイソップ物語の狼少年だということだ。

石丸氏は後編の動画の中(後編25:10-)で、自身が本当に相対したい問題は人口減少だと語った。そしてその根本的な解決法が「わからない」とも。
私にとっては非常に納得感があった。
過疎地から過密地への拠点の鞍替えは、双方の問題の妥協点を探るため。
繰り返し語っている政治の再建とは、問題解決へ取り組む人間を増やすためにプレイヤーの裾野を広げたいのだろう。

彼は20年後に人口減少の深刻な結果が訪れると安芸高田市で再三語っていた。狼が来るぞ、20年後に。ということだ。

その狼がどのくらい危険なのか。同対応すればよいのかは「わからない」となれば、見る人によっては大衆を煽る迷惑系YouTuberにしか見えない。
特に、日々具体的な方法論を考えている人にとっては、わかりきったことを大声で叫ぶ目立ちたがり屋だ。場合によっては狼でなく、せいぜいコーギーという意見もあるかもしれない。
しかし、彼からすれば、やってくる狼は今関わってる専門家の準備では到底追いつけない。真っ先に狼の餌食になるのは、対策が間に合わない末端からだ。狼と対峙出来る村人を増やさないといけない。または、狼を撃退出来る狩人を育てなければならない。だから彼は口うるさく叫んでいるのではないだろうか。

狼が来るぞ。20年後に狼が来るぞ。

自分の能力だけで狼と戦えないことは、石丸氏にもよくわかっているだろう。ならなおさら、イライラせずに協力してくれる仲間を集めてほしい。

そのためにまず、ポスターの代金を払ってほしい。
零細フリーランスとしては真剣に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?