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初めてのアクシーの選び方

はじめに

木っ端アクシープレイヤーのnachioです。本記事ではアクシー始めたいけどどんなアクシー買えばいいかわからないご新規さん向けに良いアクシーの選び方を解説していきたいと思います。ちなみにオリジンに限ったお話になりますのでご留意ください。


事前知識

選び方に入る前に、事前に認識しておいてほしいことがちょこちょこありますので、まずはそちらに触れていきます。

アクシーの構成要素

アクシーは次の要素で構成されます。

◆クラス
アクシーのタイプとでもいうべき要素です。プラント/アクアティック/ビースト/バード/バグ/レプタイルのパーツとも共用の基本的なクラスと、ダスク/メカ/ドーンの個体のクラスのみに存在するちょっと特殊なクラスがあります。それぞれ性能に違いは出ませんが装備できるルーンが異なります。

◆パーツ
バトルで使えるカードと連動する要素です。アクシーごとに、目、角、口、耳、背中、尻尾の6パーツがあり、1チーム3体なので基本的に合計18枚のカードがバトル時の自身の山札手札になります。パーツにもそれぞれクラスがあり、装備できるチャームが異なります。

◆ポテンシャル
言葉ではわかりづらいですが、個体のクラスとパーツにそれぞれポイントが割り振られており、それをキャパシティとして装備できるチャームが決まる、といった要素です。個体クラスに3、パーツクラスに2振られており、合計15でやりくりします。

基本的には個体クラスやパーツクラスが揃ってるアクシーが優秀と考えていいんですがそれだけで語れないのがアクシーです。単体で強力なパーツもありますのでそれらを寄せ集めたアクシーもありなんですが、あんまりキメラだとポテンシャルのクラスがバラけてクラス固有の強力なチャームが装備できない、といったデメリットがあります。

シーズンごとのアプデ

このアプデ(Balancing Updates)というのがかなりクセモノで、ゲームシステム、パーツ性能、ルーン性能、基礎体力など、結構大胆に変更入れてきます。なのでそのシーズンでは最善でも次のシーズンで機能しなくなる場合がままあります。その最たる例がトパーズくんです。

トパーズ個体の一例
上の個体の構成要素

Season3あたりだったと記憶してますが、トパーズがアプデによりぶっこわれたせいで、リーダーボード(100位以内)がトパーズパ(とそのメタなジンクスパ)で染まりました。次シーズンで多少はナーフされましたがその状況はさして変わらず、その後毎シーズンナーフされた結果、現在では局所的に活躍してるくらいでオワコンといっても過言ではありません。ちなみに私が一番長く愛用してるのがトパーズパです。後日別記事で紹介したいと思います。ということで一度購入したアクシーがずっと高水準で活躍できる保証はありません。アプデ内容はシーズン開始1週前くらいには運営さんからNews等で発信がありますのでしっかり読むことをオススメします。

レベルとパーツ進化

アクシー個々のレベルとパーツ強化要素です。Season7から本格実装されました。レベルはアリーナでのバトルや課金アイテムの使用でもらえるAXP(よーするに経験値)が一定量貯まると上がっていきます。1レベルごとに1HPのボーナスがつくのでレベル高いほうが有利です。初期はレベル10直前までしかAXP貯められませんが、昇格(Ascend)させることで開放されます。加えて、後述のパーツ進化も1パーツだけですが行えるようになります。たぶん10レベルごとにそういった作業が必要な雰囲気です(追記:20レベル手前でいったんカンスト、昇格がやっぱり必要でした)。マケプレでは左下の出てる数字がレベルです。

マケプレ

パーツ進化はそのまんまですが、アクシーのパーツの性能を強化する要素です。見た目も変わります。パーツ進化には1パーツ合計5USD〜9USDくらいの諸費用が掛かります(追記:2パーツ目進化させる際は素材・費用が倍掛かりました)。まだ2段階目までしか実装されてませんが、将来的に3段階まで進化するみたいです。性能強化はアタック、シールド、ヒールとあるなかで大多数はその数値を増やす効果になってますが、一部のパーツは特殊効果が強化されたり追加されたりもしますので、パーツ進化まで見据えたアクシー選びが望ましいです。が、最初に買ったアクシーをパーツ進化させることはまずないと思うので、初心者のうちはあまり気にしなくてもいいかもしれません。進化後のアクシー狙って買うのもありです。高めですが。

パーツ進化の例

エラ(Era)とルーン・チャーム

1シーズンは4つのエラで分けられます。レアエラ → エピックエラ → ミスティックエラ → ファイナルエラです。エラごとに順位が確定し、報酬が付与され、順位引き継ぎで次のエラが始まります。ファイナルエラが終わればシーズン終了です。このエラはアクシーの装備アイテムであるルーン・チャームとも連動しており、エラが進行するに従いレアリティがレア・エピック・ミスティックのルーン・チャームが開放されます。ルーン・チャームはクラフト(ガチャ)で作ります。運が悪ければシーズン中ミスティック0とか普通にあります。運に任せるよりマケプレで目的のものを買ったほうコスパいいかもしれません。さらに厳しいことにルーン・チャームは1シーズンで使い捨てです。オフシーズン中は使えますが次のシーズンが始まれば解体するしか用途がなくなります。オリジンはルーン・チャームがバトルに及ぼす影響が大きいため、それを考慮したチームビルドが必要です。トッププレイヤーはそれぞれのエラでチーム丸々変えますし、リーダーボードの顔ぶれもガラッと変わります。

アクシーの選び方

さてようやく本題です。キーワードはシナジーです。パーツのシナジー、チームのシナジー、ルーン・チャームとのシナジー、それらを意識しながら選ぶことになります。まずはチームのコンセプトを決めて選ぶのがいいでしょう。シーズンごとのアプデがエグいと上述しましたが、そんな中でも普遍的なテンプレがあります。ご新規さんは複数チーム購入するほど予算掛けられないと思いますので、低予算でシーズン通して活躍が見込めるまあまあシンプルなテンプレパをご紹介します。

アネモネパ

アネモネパの例

角と背中にアネモネを持ったアクシーで揃えたチームです。アネモネの性能は下図の通りです(角はパーツ進化後のステになってるので注意)。

アネモネ

最初にアンブッシュ(Ambush)とありますが、これは前衛もしくは後衛に攻撃できるといった特性です。打ち分けできるわけです。その後ろは読んだままですが、使う度にATK(攻撃力)が-10される。敵のアクシーを撃破する度にATKが+20される。といった内容になります。
これがまあ強い(褒め言葉)。ルーン効果やアクアのバフであるバブルの効果とも相まって、バトル序盤で下手すると一撃150DMGくらい飛ばしてきます。基本HPは400ですので一撃で1/3もっていくわけです。ツライ。使う度にATK下がりますが、さっさと各個撃破すれば逆にATK上がるので、速攻で流れ掴まれると手に負えません。
その流れを加速させるパーツが耳と尻尾のニモです。ニモの性能は下図の通りです(耳はパーツ進化後のステになってるので注意)。

ニモ

左の尻尾ニモはコスト0のサポート系スキルカードです。ターン最初に使う場合は1フラグメントもらえ、同時に山札もしくは捨て札からニモを1枚手札に引っ張ってこれます。耳ニモも対象です。
右の耳ニモはシールド系スキルカードですが、使用するとデッキ内のニモの枚数に応じて最高2フラグメントもらえます。ついでにブルワークも+1です。
これらによりフラグメントを一定数獲得すると、エナジーバーストとなり使えるエナジーが1増えます。簡単に言うと1ターンに一手増やせるわけです。バトル中は以降ずっとです。つまりはそもそも高火力なのに手数も多いわけです。エグい。
この4枚が基本ではあるんですが、残りの目、口にも相性の良い強力なパーツを選ぶとまあまあ高いです。残りの目、口にまで言及すると長くなるので止めておきます。クラスは基本アクアですが、火力上げるルーンや、フラグメントボーナス系のルーンと相性がいいのでそういったルーンが積めるクラスが望ましいです。フィルタしたマケプレリンク置いておきますのでご覧ください。

アネモネ:
https://app.axieinfinity.com/marketplace/axies/?auctionTypes=Sale&parts=horn-anemone&parts=back-anemone&parts=ears-nimo&parts=tail-nimo

毒パ

毒パの一例

毒付与のスキルカードや毒関連のアタックカードで固めたチームです。右の子は毒特化スターターアクシーのヴェノキくんなんですが、現在だとジェム交換で手に入れるしかないと思います。スターターアクシーの進化ボーナスでもらえるルーン、チャームがまあまあ使えるので毒パやるなら入手しておきたいところです。なおパーツはヴェノキ専用なのでNFTアクシーにはないものばかりです。いなくても毒パは組めます。むしろヴェノキくん入れないことのほうが多いです。
さて、基本的な毒パの構成パーツですがまずは耳、背中です(左はパーツ進化後なので注意)。

グリーンソーンズ,スモールフリル

左は背中のグリーンソーンズ。ヒール系スキルカードで、味方を回復しつつランダムに敵に毒を10スタック分(パーツ進化前)ばら撒きます。
右は耳のスモールフリル。ヒール系スキルカードで、味方を回復しつつ敵全体に3スタックずつ毒を付与します。
ということでどちらかというとグリーンソーンズのほうが優先度が高いです。耳は他パーツにしてる個体もよく見かけます。
毒の効果ですが、敵のターン開始時に"スタック数 ✖︎ 3 ピュアDMG"与えます。ピュアなのでシールド無視です。毒ダメを与えると1スタック減ります。最大40スタックまで積めますので120DMGまで伸びます。こちらは回復しつつになるので耐久よりな立ち回りになります。特にレアエラだと安定感あるので毒パ人気高いです。
次に目と尻尾です(左、中央はパーツ進化後なので注意)。

ヤム,ギラ,ゲッコー

左と中央が尻尾のパーツですが、どちらかというとギラのほうが重要です。ヤムは敵全体にダメージを与えつつ毒を3スタックずつ(パーツ進化前)付与するカードです。ギラも全体攻撃ですが毒スタックに応じてボーナスダメージが乗ります。25スタックで上限の+75DMGです。〆やアドとるための一撃に最適です。
どちらもシールド無視ではないので打つタイミングにはご注意ください。
右が目のゲッコーです。自傷することで他の味方を回復しつつクレンズ(デバフ解除)できます。みんなで積めばけっこうなデバフ耐性になります。自傷でも死ねますので注意しましょう。シールド張ってから使うとシールドが削れますがノーダメにできたりします。
残りの口、角についてはバリエーション多いので言及は避けます。クラスは基本レプタイルになりますが、ルーンの都合によりプラントやダスクもありです。
最近は単に毒だけでなく睡眠やブリード(bleed)とのマルチデバフな構成が目立ちます。いろいろ検討してみてください。こちらもマケプレリンクおいておきます。ご新規さん感覚ではワリと高値に感じるんじゃないかと思います。予算とご相談の上ご購入ください。

毒:
https://app.axieinfinity.com/marketplace/axies/?auctionTypes=Sale&parts=eyes-gecko&parts=ears-small-frill&parts=back-green-thorns&parts=tail-gila&parts=tail-yam

グー泡パ

グー泡パの一例

こちらは昔からある編成ではなくSeason7で目からウロコだった編成です。誰が考えたのか知りませんがよくできてます。比較的安価に揃えられるので取り上げてみました。
グーというのは呪いカードの一つで相手デッキの捨て山に仕込んでいくタイプです。捨て山なので即効性はないんですが、グー仕込める機会がやたら多いのでバトル中盤からうまくいくと1ターンまるごと相手に行動させないこともあったりします。相手からするとたまったもんじゃないです。(追記:Season8アプデでグーが強化され、ドロー時に相手の呪い以外の手札捨てる効果がつきました!!!)
さて、構成パーツですがまずは角と背中です(右はパーツ進化後なので注意)。

ラギング/スネイルシェル

左は角のシールド系シークレットカードのラギングです。シークレットカードは使っても効果を発するまで相手から見えない、といったおまけ効果があります。シールド値も見えません。カードの効果はバルワーク+1はおいといて、"敵が次にスキルもしくはシークレットを使用した時、相手の捨て山にグーを1-2枚加える"という効果です。1-2はランダムです。
右は背中のシールド系シークレットカードのスネイルシェルです。こちらもバルワーク+1はおいといて、"次にそのターゲットが攻撃された時、相手の捨て山にグーを1-2枚加える"です。
どちらも"次に(Next time)"となっているのがエグいところで、次のターンに対象の効果が発動されなくてもこのシークレット(よーするにトラップ)は残ります。なので使えば使うだけトラップ置けますし、アタックもスキルもシークレットも使わないなんてことないですからどんどんグーが仕込めるわけです。全体攻撃使ったらグー6枚突っ込まれたこともあります。ヒドイ。次に耳と尻尾です(右はパーツ進化後なので注意)。

ソーニーキャタピラー/バブルメーカー

左は尻尾のアタックカード、ソーニーキャタピラーです。敵デッキに仕込んだグーの枚数ごとに+10DMGボーナスがつきます。最高9枚で+90DMGです。さらにイニシャル(ターンの初手)だったらバルワークを-1してダメージ分のシールドを自身に付与します。初手以外はバルワーク+1です。パーツ進化前でも最高150DMG見込めるし、タゲになりやすそうな味方に初手打たせれば耐久力もあがりやたら強いです。
右は耳のシールド系スキルカード、バブルメーカーです。ここでやたら出てきたバルワークが活きてきます。まずバルワークについてですが、シールドに関連するバフです。味方のシールドは通常敵のターン終了時に消費されなかった分は無効となりますが、バルワークをスタックしていると消費されなかった分の"スタック数 ✖︎ 5%"を敵全体に与えるものです。最大10スタックで、味方がやられたら-3スタックされます。で、バブルメーカーの効果ですが、まずバルワーク+1、加えて味方全体にバブルを+1付与する効果です。ここにバルワーク2スタックごとに+1バブルおまけがついてきます。グー仕込むついでにバルワーク貯まってるでしょうから泡まみれにできるわけです。バブルは5スタックするとバブルボムに変わります。バブルボムは単体攻撃時に破裂し、1つにつき敵全体に30DMG与えるバフです。シールド張りつつボムだらけなのをみたら相手は戦意喪失することウケアイです。地味にバルワークの本来の効果もシナジーあります。案外無視できないDMG量になったりします。
とまあ長くなりましたが、シールド張ってグー仕込んでバブルボム作ってキャタピラーで刈る、よくできたチーム編成です。ハマる相手にはとことんハマります。残りの目、口はグー泡の運用を補助するようなものが望ましいでしょう。クラスは、呪いカードと相性のいいルーンが多いダスクが最有力になるかと思いますが、バグやレプタイルもありかなと思います。こちらもマケプレリンクおいておきます。やたら安いです!

グー泡:
https://app.axieinfinity.com/marketplace/axies/?auctionTypes=Sale&parts=horn-lagging&parts=back-snail-shell&parts=ears-bubblemaker&parts=tail-thorny-caterpillar

手っ取り早く強いチーム欲しい人は

リーダーボードのチーム構成を丸パクリしましょう。アクシーだけでなくルーンやチャームも同じものを装備しないと機能しないのでそのつもりで検討ください。立ち回りは過去のバトル動画が見られるようになってますので、そこで事前に確認しておくことをオススメします。また、マネするなら妥協しないこと。1パーツでも違えば思うように機能しないこともまあまああります。一通り購入したらまずは練習モードで動かし方に慣れていくのがいいかと思います。エラには注意してください。上でも触れましたがエラにより顔ぶれがガラっと変わります。今実施中のエラでは有効でも次のエラでは勝てなくなるかもしれません。シーズン単位でも同様です。
と言っても現実的に予算鑑みると無理だと思います。ただ参考になることは確かなので定期的に見るといいです。リーダーボードは外部サイトですが、Axie Techで見られます。更新が部分的に不十分だったりしますがカードやルーン・チャームの検索機能もありますのでいろいろ調べたい時にオススメです。

さいごに

いかがでしたでしょうか。思いのほか文章量多くなってちゃんと読んでくれる人がいるのか不安ですw アクシー選びは難しいです。私も参入時は「Season1はビーストパが強かったー」ってネットで得た情報を鵜呑みにして前衛パンゴ、後衛グロメイのトリナッツとか(エンドレスアンガーは高過ぎた)でやってましたが全然勝てなくて早々に心が折れそうでした。ビーストは絶対初心者向けじゃないです。レイジ管理がムズイです。話がそれました。本記事はアプデあれば極力更新していきたいと思ってます。迷えるご新規さんや適当に買ってみたけど全然勝てない初心者さんの助けになれば幸いです。ご質問等あればお気軽にコメントください。

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