いますぐ

すり減って、いる。
見えない部分だけれど、少なからず、確実に。

歳を重ねて、自分の強みも弱みもある程度分かってくると、どんな自分が求められているのかもわかるようになると思う。
私の場合は明るくて、元気で、ムードメーカーで、気遣いができて、面白いところ。など。
それが全てできているか、ということではなく、「それに近しい存在」であることを期待されていると思う。

勿論、自分からそういった存在に寄せに行っている部分もあるのだけれど、
顕著には先月から、キャパを超えるくらい、そういった私を求められすぎていたと思う。いまこれは、今日もそんな飲み会からの帰り道に歩きながら打ち込んでいる。

疲れてしまった、とにかく。
こんな日はお気に入りの入浴剤を入れて熱めの湯船に浸かりたいけれど、
お風呂を洗うのも面倒だし、きっとお湯をためているうちに涙が流れてしまう。
一度泣いてしまったら止まらない予感だってする。

都合よく使われているうちが私の価値になるはずだった。
ううん、なってる、必ず。
でも、少し疲れてしまったね。
誰かの為に奔走しても、言葉を並べても、時間を溶かしても、私が泣きたいこんな夜、どうしたってこんなに寂しくて、それを伝えられる術なんてない。


なんて言いながら、どうせ私は明日もヘラヘラ笑ってる。
そしてそうやって笑える私を、私はとても愛しいと思う。

大丈夫、大丈夫。
おうちはもうすぐそこ。

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