見出し画像

WIN WIN WIN

こんにちは😃
『ナナマユ交換note』今回はナナが書きます!

最近暑くなってきましたね🥵
私は人一倍汗っかきなので、普段からお水に塩を入れて水分補給しています💧

-----------------------------------------------
本題に入ります。

みなさんは、「シャレン!」という言葉を知っていますか??
私はこの言葉を知って、とても興味を持つようになりました。


「サッカー選手」として人に対して、社会に対して、地域に対して、何が与えられるのか。

どういう形で貢献できるのか。

そういう思考を巡らせながら、スポーツ選手、クラブの在り方について改めて感じることを共有したいと思います。

サッカー選手としての存在意義について考えたことは過去の記事に書いてあるのでそちらもぜひ覗いてみてください。

私は先月、クラブのイベントに参加しました。
お店のプロジェクトに参加させていただいた、
と言った方がいいのかもしれません。
三重県を拠点に展開されている生活衣料スーパー「わたせい」さんが実施されている『いきいきお買い物サポートプロジェクト』という企画です。
介護施設などに入居されている高齢者さんや思うように買い物に行けない方たちのお買い物をサポートするといった素晴らしい企画です。
このイベントを通して改めて感じたことを書こうと思います。

まず、最初に衝撃を受けたのは、わたせいの従業員さんたちのパワフルさ。
わたせいさんは全従業員が女性なのですが、
会った瞬間から笑顔で元気いっぱいの挨拶。
朝礼では進行者の方がハキハキと役割分担や注意事項などを伝え、他の従業員さんは真剣な眼差しでメモを取り、「はい!」と元気いっぱいの返事。とにかく全員表情が明るく、見ていて気持ちがいい立ち振る舞い。
一緒に参加していた私たちくノ一メンバーはただただそのパワフルさに圧倒されていたと同時に、とてつもない刺激を受けていました。
その振る舞いからは「お客さまを第一に。気持ちよく買い物をしてもらうために。」といった想いが強く感じられました。
サービス業として大切な軸を一人一人が常に体現しているのを感じました。

そんな素晴らしい従業員さんたちに刺激を受けながら、実際に介護施設の高齢者の方々とのお買い物がスタート。
私が付き添いをさせていただいたご夫婦は、外でのお買い物が約3年ぶりだとおっしゃっていてびっくり。
久しぶりのお買い物に目をキラキラさせながら、しっかり用意してきたメモを片手にお買い物される姿になぜか少しだけ胸が熱くなりました。
「この洋服はどの色がいいかな?」
「その色が可愛くてお似合いですね」
そんな会話をしながら私も楽しくお買い物させていただきました。
お買い物の後は、用意されたお店の休憩所で
私たちくノ一がサッカーボールを使ってパフォーマンスを披露。
大したパフォーマンスじゃないけど、普段接点のないスポーツに触れ、会場のワイワイした雰囲気を楽しまれている笑顔を見るととても嬉しい気持ちになりました。


「サッカーやってるねんなぁ」「このマーク見たことあるよ」「くノ一応援するね!」と興味を持っていただき、お渡ししたくノ一の応援フラッグを嬉しそうに振ってくれていました。
毎日施設の中での生活で、外へお買い物にすらろくに行けていない人たちにとって、スポーツ選手との交流は物珍しいこと。
改めて、サッカーを通して人と繋がり、お互いが笑顔になれる瞬間を作り出せていることを実感しました。


サッカーという武器を持っていなかったら、
人前でボールを使ってパフォーマンスなんて披露できない。
くノ一というサッカークラブに所属していなかったら、応援フラッグなんて手渡せていない。

これこそがスポーツ選手としての価値。
地域に存在する意義。

サッカー選手として人々に与えられるエネルギー。
それはピッチ外でも担える役割。

このイベントを通して私も普段関わらない企業の従業員さんの姿をいつもと違った視点で間近で見て、刺激を受け、パワーをもらいました。
施設の高齢者の方々の笑顔に心が温まり、喜んでいる姿からまたパワーをもらいました。

全然違う立場だけど、同じ地域に存在している三者がそれぞれの形で刺激を与え合い、笑顔になれているって素晴らしいことだと思いました。
まさにWIN WINの関係。

こういった関係性を作り出すためには、やっぱり直接的に接することだと改めて実感しました。
地域の人たちとどれだけ接点を持てるか。
直接関わって、会話をしてみて感じること、立ち振る舞いから伝わることがあって、より感じ合えるものも大きくなるんだと思いました。

この地域に存在するサッカークラブとして、サッカー選手として、一人でも多くの人に応援してもらいたいし、
自分からエネルギーを与えて、地域に笑顔を増やしていきたい。

365日ピッチに立って、サッカーで何かを与えられるわけじゃない。
むしろピッチ外で取り組んでいる時間の方が多い。
その中で社会や地域のために何ができるのかを考え、自ら歩み寄ることが大切だと思う。

冒頭で出した 「シャレン!」という言葉はJリーグが行っている社会連携活動のことです。
「三者以上で」「共通の課題を解決して地域の笑顔を増やす取り組み」をコンセプトに、
社会課題や共通のテーマに地域の人や企業とJリーグのクラブが連携して取り組む活動です。
発信力があり、スポンサーに地元企業を多く抱えるJクラブには、行政には出来ない課題解決に向けた役割を担える。
そのようなJリーグクラブを上手く利用してください。といった活動です。
(参考:Jリーグを使ってみませんか? – 地域に笑顔を増やす驚きの活動例 著 中山淳 ベースボール・マガジン社 )

地域に根付くためにとても大切なこと。
お互いがWIN WINの関係になり、それがまた社会や地域のためになる。
そういう取り組みは私たち女子サッカーの中にも増やしていかないといけないことだと思う。

まだまだちっぽけで知識も乏しいけど、小さいことから始めて、自分の地域からWIN WINの関係性を増やしていきたい。
お互いが笑顔になる、それが社会、地域の貢献に繋がる取り組みをもっと増やして
WIN WIN WINへと繋げていきたい。

ピッチ外の活動から改めて考えたことについて書いてみました。

「サッカー選手」「くノ一」という看板を引っ提げられるのは現役の今だけ。
その看板があって地域に対しての取り組みをするのと、何の看板もないのとではやっぱり違う。
だからこそもっと自覚、責任を持って、その価値を高められるようにする。

地域に存在するクラブとして地域のためになることは積極的に取り組みたいと思っているので、
何かお手伝いさせていただけるようなことがあればぜひ私たち「くノ一」を使ってみてください。

そして、伊賀FCくノ一三重の応援よろしくお願いします🥺

次はマユに書いてもらいます!
最近、手を怪我してしまった私のお世話を沢山してくれています🥺
こういう時、双子で良かった〜と改めて思います😌
いつもありがとう☺️
それではお楽しみに〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?