45歳(女)、脳梗塞になりました  その3 入院中のできごと あれこれ

緊急入院となった当日のことは、時系列で結構細かく覚えているのですが、入院中は、一日一日そこまで大きな変化や出来事があったわけではなくて。むしろ、特筆すべきことがなかったというのは、本当に幸運だったのだと思います。

26日に起こったような発作が、その後出ることはなく、手足も普通に動きました(最初数日は、微かな痺れがあったかな)。点滴が繋がっているので、基本はベッドで横になっていましたが、自力で洗面台やお手洗いまで歩いて行ける状態でした。

(一度だけ「シロスタゾール」という薬が合わなくて、頭痛、吐き気、そして発熱。体調のせいか、精神的にもかなり参ってしまったのですが、それも薬を変えていただいたら、ちゃんと治っていき・・・。体調が戻った後の多幸感がすごかったです。)

というわけで、今回の記事は、時系列ではありませんが、入院中にあったことで私自身も覚えておきたい事を、思いつくままに書いてみたいと思います。

(余談ですが、初めてnoteの目次機能、使ってみます)


面会のこと・必要な荷物について

今回の入院が特殊だったのは、コロナ禍で家族の面会も禁止されているということでした。夫のみ特別なカードを渡され、病棟のナースステーションのところまで、荷物を持ってくることができます。

そこで看護師さんが荷物を受け取ってくださり、こちらからの荷物を夫に返してくれる。そのような仕組みになっていました。

実は、2年ほど前、夫も大きな病気をしていて、こちらの病院に長期でお世話になっていて・・・。(奇遇にも同じフロア。かかっていたのは違う科でした)

その時の経験をもとに、入院着は借りればよかったのですが、土・日・月の3日間は夫が来てくれると思ったため、最初タオル(と日用品のセット)だけのレンタルプランにしました。後から考えると、絶対、これは最初から入院着もある方にすればよかった・・・。変にいろいろ計算してしまう性格で、しばらく入院にはあまり適さない部屋着やパジャマ(どこにあるかなかなか伝わらず、やっとの思いで持ってきてもらったもの)を着て、窮屈に過ごしていました。

そう、最初に大変だったのが、家の中から荷物を探してもらうこと。一つ一つ、どの辺りにあるかをLINEにて文章で説明しなくてはならないので、やたらと時間がかかりました。ちょうど暑くなってきた頃で、薄手のスウェットの下が欲しかったのですが・・・これは最後まで伝わらず、諦めました。(結局、どこにしまってあったんだろう?)

当日の朝も、まさか入院になるとは思わず、そしてそれまでも、健康そのものだった私は、入院に必要なものをまとめておくという頭が全くなかったので。今後は、そのためのカバンを準備しておきたいと思います(何が必要かは、別の記事で書きたいと思います)


スマホの通信量がやばいことに

他に入院中に困ったのは、スマホの通信量をやたらと消費してしまったこと。普段は、出先で使うことがほとんどないため、ギガ数最少のプランにしていたのですが、26日からの数日で、みるみる減っていきました。(料金は月末締め)

Twitterを常に開いている状態だったので、できるだけデータ通信量を消費しない設定に変えたりしたものの、それでもあれよあれよと減っていくギガ数。

あと数日、微妙に、頑張れば追加しないで乗り切れそうな感じだったので、家族や友人に写真はあまり送れないよ(受け取れないよ)と言ったり。今思えば、入院で気持ちが弱っているところに、本当に無駄な我慢でした。一日もたたないうちに、ええいもういいや!となり、その後有料で追加しました。(結局追加は1回で済んだ)

31日の21時頃に追加した分のデータも使い切りましたが、低速モードでもかろうじて、ツイッターやLINEは使うことができました。

なんだ、命綱は切られてなかったのか・・・。


入院中の過ごし方・各種検査について

入院当日の夜は、さすがにびっくりしたからか、ほとんど眠ることができなかったのですが・・・。それ以降は、ちょっとずつ病院のタイムスケジュールにも慣れていきました。

基本的には、ずっと治療のための点滴に繋がれた状態。24時間(一日に10〜15回)、点滴がピーピーと大きな音をたて、同室の方にうるさい思いをさせていたのではと思います。(入院後半で、お隣の方とはお話しすることができ、「お互い様よ」と言ってもらえて・・・ほっとしました)

最初の数日間は、握力を測る検査もあって(ちゃんと右手に力が入るか見るため)。高校の時に、左手の握力があり得ない数字(記憶では確か一桁?)だったので、毎日ちょっとずつ増えていく数字を見ながら、あれ?高校の時より強くなってるぞ、と密かに喜んだりもしました。

笑い話はさておき・・・。検温や血圧測定、そして回診などの通常スケジュールの中に、大きな検査がいくつか入ってくる感じでした。

名称や、した検査全てを、正確に覚えていなくて申し訳ないのですが・・・採血数回・頸動脈エコー・心エコー・ホルター心電図(24時間つけておく小型のもの)などの検査をしました。

退院間際にとった造影CTというのは特別なものだったので、後ほどまた触れます。


病名について

そういえば、気になる病名のことなのですが、入院時にいただいた「入院診療計画書」には、一過性脳虚血発作による一過性右片麻痺と書かれていました。

スマホで検索すると、脳梗塞の「前触れ」となる発作とのこと。そうか、前触れの段階で気づけたんだ!なんという幸運!!

・・・後から思うと、別の用紙に「脳梗塞で入院された 〇〇様へ」と書いてあったり、最初の先生の説明、看護師さんの言葉の中に、脳梗塞という言葉が出てきてはいたのですが、当初は脳梗塞そのものであるとは思わず、退院2日前まで過ごしていました。(それはそれで、心配しすぎることなくいられて、本当に良かったと思います。)


脳梗塞と知った日〜次回予告

同意書が必要となる(ごく稀に大きな副作用がある)造影CTという検査を4月1日にしていただき、その日のうちに主治医の先生から説明を受けました。

この説明は、特に大事なものになると思ったので、質問する内容を箇条書きにした手帳を持って、先生のいらっしゃるナースステーションに向かいました。

先生は、ここでもとても丁寧に説明、温かく受け答えしてくださり、私も、いくつかの生活についての質問の後、調子に乗って飲酒のことについても質問するくらいリラックスできていました。

そして、最後に気になる点を一つ聞いてみました。

「私の、今回のは、脳梗塞だったんですか?」

先生の答えは、Yes.

うわーーーホントに!?(この後、病室に戻るまでの廊下が、一番大きく動揺していた気がします。)

次回の記事で、私の現在の病状について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。


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