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英語学習のモチベーションを保つ方法

英語を学ぶのは楽ではありません。しかし英語はあくまで言語なので、しかるべき方法で学習を続ければ習得することができます。また、経験者を見ていると、どうやら年齢は関係がありません

英語学習が失敗となるのは、学習をやめてしまったときです。学習方法が適切でなかったとしても、習得が遅くなるだけ失敗ではありません。それに、適切でない方法を経験したからこそ、適した学習方法に気づけるという皮肉な事実もあります・・・
いずれにしても、英語を習得したいと思っている限りは、とにかく学習を続ける必要があります。

しかし、よく聞く悩みとして「モチベーションが保てない」というものがあります。難しい問題です・・・
英語学習を続けるためにはどうしたらいいのでしょうか?


モチベーションを保つのは不可能

はじめに認識しなければならないことは、モチベーションを保つのはそもそも不可能だということです。これに頼っているうちは成功は訪れません。モチベーションという言葉自体を忘れた方が良いです。人間のコレほど信用できないものはありません・・・あなたも実は心の底ではそう感じているはずです。

英語という価値あるものの学習計画を、このような信用できないものをベースにして考えることはオススメできません。ではどうするか?

仕組みを作り、それを習慣化します。

仕組みを作る

英語学習の仕組みを作るためは、英語学習自体について学ぶのが必須です。具体的な学習方法については別記事で紹介したいと思いますので、今回は仕組みを作る上での3つのポイントをお伝えします。

学習記録を1つの場所にまとめる

1つ目のポイントは、学習記録を1つの場所にまとめることです。
英語学習は積み上げ式復習中心です。学習記録を1ヶ所に集約しておくことで、今までに何を学んで何を学んでいないかを明確になり、復習もしやすくなります。また、これを単に見返すことで達成感を感じることもできます。

今日やるべき内容がすぐにわかるようにする

2つ目は、今日やるべき内容がすぐにわかるようにすることです。
何を学習するかを考えることは非常に重要ですが、これを毎日考えているようでは学習は進みません。できるだけこの時間を減らす方法を考えるべきです。

いつでもどこでも学習できるようにする

3つ目は、いつでもどこでも学習できるようにすることです。
これは特に学習を習慣化するときに効果を発揮します。また、限られた時間を有効活用するためにも必要なことです。

SRSを使う

上記3つのポイントをふまえて私がオススメしたいのは、SRS(Spaced Repetition System)を使ってこの仕組みを構築することです。SRSとは、デジタル化されたフラッシュカードのことです。アナログなものにはない最大の特徴は、忘却曲線をもとにして自動的に、復習すべきタイミングでカードを表示してくれることです。

私はAnkiというSRSを使っていますが、これはスマホ、タブレット、PCの全てと同期することができます。そのため、いつでもどこでも学習記録を確認でき、学習を再開することができます。
一般的には単語を覚えるために使うイメージが強いSRSですが、私の場合は、リーディングで引っかかった段落を抜き出してカードを作ったり、リスニング練習のための動画のリンクをカードに貼り付けたり、ライティングスピーキング使いたいフレーズのカードを作ったりと、英語学習のほぼ全てSRSで管理するようにしています。

習慣化する

学習の仕組みが出来上がってきたら、それを習慣化します。習慣化のテクニックは様々なところで語られていますが、私がオススメしたいのは次の2点です。

トリガーを作る

まずは、トリガーを作っておくという方法です。これは「○○のとき○○する」のように、学習を始める条件先に決めておくということです。
例えば、「7時になったらやる」とか、「電車に乗ったらやる」とか、「お腹が空いたと思ったらやる」とか、よく起こりそうなことを条件として決めておき、それに従うようにします。

今ある習慣に追加する

もうひとつは、今ある習慣に追加するという方法です。これは、すでにある習慣にひもづけることで、新しい習慣を作るという方法です。
誰しもすでに持っている習慣があるはずです。例えば、会社勤めをしている方なら通勤するという習慣があると思います。通勤時に学習すると決めるのは最も簡単な習慣化の方法です。また、「トイレに行ったらやる」など生活習慣とひもづけるのも良いでしょう。

なお、基本的には一度習慣になってしまえば、これらのテクニックはもう不要です。でも、もし習慣が途切れてしまったら。これらのテクニックを使って何度でも習慣化するだけです。

モチベーションとは・・・

はじめにモチベーションを全否定するところから始めましたが、もし存在するとすれば、それは何かしらの結果を出したときです。例えば、試験で良い点数が取れるようになったり、コミュニケーションが取れるようになったり、映画を字幕なしで見られるようになったり。
大切なことは、結果学習を始める段階では存在しないということです。・・・これからできるようにするのですから。

そのため、モチベーションという不安定なものではなく、日々の習慣という確固たるものによって学習することをオススメします。
習慣によって学び、英語の上達を感じられるようになってくると、結果的にモチベーションが湧くことが増え、英語学習をどんどん加速させていきます。ここまで来れば、嫌でも英語力が伸びていきます。

この記事が何かヒントになり、英語学習仲間が増えることを願っています。

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