【読書コラム】お前が始めた物語だろ - 『射精責任』ガブリエル・ブレア (著),村井理子 (訳)
本屋に行ったら、強烈な一冊が目に飛び込んできた。
赤地に黒文字で『射精責任』である。まじまじと眺めるのが躊躇される反面、一度見たら忘れられないインパクトがあった。
そのときは手元に取ることをしなかった。なんなら、表紙を見たのだって正味の話、一秒か二秒。下手したら、もっと短い可能性もあった。
しかし、数日に渡って、『射精責任』というありそうでなかったフレーズはわたしの頭の中をぐるぐると駆け巡り、結局、Amazonで電子書籍を購入していた。
そもそも、どういう本