小ネタ＃９「美術系予備校生、人生のなかで一番スマートだったころ」

トップ写真は「Le Creuset ロンド 16cm 刻印A / ヤフオク入手」
NO.15：1.3L 1.8kg

夏期講習会を終え、なんとか浪人生活を軌道にのせた秋口、はっと気づいたら鏡のなかに見えた自分は驚くほど痩せていた。もともと152cmのチビ、高校時代の体重は47〜48kgはあって中肉中背だったが・・38kgほどに落ちていた。

しかもウエストが50cmを切ろうとしていて、当時人気のあったDCブランドのNICOLEのスカートがゆったり入るほどだった。（このころのニコルのスカートは細かった。これは入学してから郷里で購入した際のおはなし）

食事はほぼ外食、食べていないわけではないけど何かに没頭すると食の優先順位は下がる。今思えば、少しずつ命をけずって日々のデッサン・デザイン制作（一般的な入試の課目）を行っていたのだ。怖いねえ・・死ぬわ・・

当時の写真が数枚残っていて、見ればなんとも「暗い」表情のブライス人形だ（痩せると目がデカく見える）。もちろんそれほどかわいくはない。（お見せできません！）

幸いこの浪人生活は５月から翌年３月までの10ヶ月で終わったので倒れることはなかったが、美大に入ってから黄疸が出て肝臓が傷んだことが判明、治療に数ヶ月要した。医師から言われたのは、アルコールで傷む肝臓より、ストレスや過労で傷む肝臓のほうが治るまでに時間がかかるとのことだった。