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ちょっとでも“楽しい引力”を持ち続けたい!

「いつの時代が一番良かったですか?」
先月末に退職した後輩と話をしていた際に、不意に聞かれて答えに詰まった。

いきなり直球で来たなぁと戸惑いながら、今の居場所に満足できずに離れていく後輩の背中が切なくもあり、「中学生の時かなぁ」と答えると
「えっ、先輩は社会人になってからずっとだと思っていました。意外だなぁ」と驚いていた。

そうなのよね、なぜかいつも楽しそうにしていると思われるわたし。
毎日ニコニコと笑っているわけでもなく、たまに不機嫌になって「そうですか」と素っ気ない返事をすることもあるのに、楽しいイメージがついているらしい。

人生、楽しいか楽しくないかの二択だったら、たぶん楽しいと答える。
でも、ずっと楽しいと思っている人はいないでしょうと反論したくなるわたし。

楽しいと思われていると、グチや悩みも言いづらくなるでしょう。
誰かに「大丈夫?」と心配してもらいたい時もあるのよ。
そっか、結局わたしってちっちゃい人間なんだ。とブルーな気分になった。

翌朝、犬の散歩中に馴染みの人に会って、ふと、「わたしってちっちゃい人間なのです」と話したら、ケラケラ笑ってこう言うじゃないですか。

「あなたが犬と過ごすことを楽しいと思っていたから、楽しい引力で今の犬と出会ったではないかしら」

出会いというのは目の見えない力で引き寄せる。
それは人やモノとの出会いだけでなく、場所や犬との出会いも同じである。

そうか、楽しいと思えることがほんのちょっぴりでも上回ると人生変わっていくかもしれない。そう思ったら、中学生の思い出だけでなく、今も心から楽しいと言えるようにしたいと思った。まぁ、なんて単純!


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退職した後輩へ
引き寄せられた新しい世界はどうですか? あなたにとって充実した日々となるように願っています。

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