わかってもらえないのは当たり前
本当の私とは何?
私のことを周りは理解してくれない。
相手が何を考えているのかわからない。
私たちは、自分のことも他人のことも大して理解できていませんし、周りに理解されていません。
それは様々なバイアスによるもので、決して冷たいわけでも、嫌われているわけでもありません。
そのバイアスを理解していないと、傷つき、人と関わることが怖くなります。
まずは人間関係における2つの誤解を知りましょう。
人が客観的に見てくれているという思い込み
自分が見ている自分と同じように、他人も見てくれているという思い込み
私たちは、自分が言いたいことなどを表現できていません。
周りに自分の考えや思いなどが伝わっていないのです。
それなのに第一印象のイメージは強く、そのイメージはなかなか変わることはありません。
もし第一印象を変えたいのであれば「そこまでやるのか?」と思うくらい表現しなければ、他人の持っている自分への印象を変えることはできません。
例えばあなたが遅刻する人と印象をもたれた場合、遅刻しないようになっても、周りは遅刻する人という印象のままだと思います。
もしその印象を変えたいのであれば、毎日1時間早くきて作業をするくらいのことをしばらく続けることで、ようやく遅刻する人から、誰よりも早く来て作業をしている人になれるのです。
このくらい極端にしなければ、一度持たれた印象を変えることなどできないのです。
印象とは、相手の色眼鏡(バイアス)で勝手に持たれるものなのです。
ですが、その色眼鏡の特徴を活かせば、自分の印象を作ることができます。
まずは人を判断する3つの色眼鏡を紹介します。
信用レンズ
初対面でまず判断することは「信用できるのか?」「敵か味方か」ということです。
相手が目を合わせるのか、微笑むのか、うなづくのかなどで、温かみのある人なのか判断します。パワーレンズ
権威、地位、収入などパワーがある人は、他人をきちんと認識しようとはしません。
忙しく、他人を知る必要がないのです。
唯一他人を理解しようとするのは、自分の目標達成にその人が必要なときだけです。エゴレンズ
大抵の人たちは、自分は平均より賢いと思いがちです。ということは、半数の人が平均以下なのに上だと勘違いしているのです。
実際は自分が思うほど、周りの人はあなたを魅力的だとは思っていません。この認知のズレが誤解と悲しみを生みます。
このようなバイアスが認知を歪めてしまいます。
これは誰にでも起こり得ることで、偏見や思い込みはなくすことができません。
しかし、この自動思考で判断される中で、相手に考える機会を与えることができたら、あなたの印象を変えることができるのです。
ただ相手に考えてもらうには、すごく注意を引く必要があります。
結局、第一印象が大事であるということです。
バイアスを理解して、自分の第一印象をよくすることが必要です。
性別、出身、学歴、容姿、趣味などで、私たちは勝手に人をカテゴライズして、安心しています。
これは無意識であり、本能とも言えるでしょう。
本当の私を理解してもらうことは不可能かもしれませんが、良い印象を持ってもらうことはできます。
日頃の振る舞いを変えることで、あなたへの印象を変えることができます。
まずは目を合わせ、笑顔でうなづくところから始めてみましょう!
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