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#5 TOKYO2020で思うこと

連日の日本のメダル獲得のニュースがでている、TOKYO2020大会。過去に参加したオリンピックの中でも最大のメダル獲得数を更新しています。まだ大会は始まったばかりですが9月のパラリンピックまで、日本チームのさらなるメダル獲得や好記録が期待できます。

私もテレビで日本選手の活躍を見ていますが、選手の試合後のインタビューでよく聞くコメントには、厳しい状況の中でも大会を開催してくれた関係者への感謝や、テレビの前で応援している国民への感謝の気持ちが伝わってきます。

ただ、その裏ではSNS上では選手への誹謗中傷が報道されています。このTOKYO2020大会をきっかけにスポーツ選手と国民との溝ができてしまうのではないかと危惧しています。

SNSの普及によって自分の意見を自由に言える環境は確実に増えています。今回のTOKYO2020大会ではコロナ禍もあり、SNS上では開催是非に関する色々な意見が飛び交っています。自分の意見を言うことは大切なことだと私は思います。一方で、「文字」をつかった自己表現の難しさを改めて感じています。

言葉で口で伝えるよりも、「文字」による表現は色々な所に残ります。残るということは、自由に読まれる機会があることです。

私は仕事上でメールやビジネスチャットを利用していますが、時々お客様やパートナーからのメール、チャットの内容で「きつい」事が書かれていることがあります。その場合には、すぐに相手に電話し、言葉でやりとりするように心がけています。

相手に電話をして話しをしてみると、意外にもメールやチャットに記載されているシビアな内容は、それほどシビアさはなく、普通な気持ちで書かれているものなのです。そして、先方からは「誤解を招いた表現ですみません」という言葉もあったりします。

このように、ビジネスにおいてはメールやチャットに加え、「会話」もできることもあり、信頼関係を損なうような自体は避けられます。しかし、不特定多数が参加するSNSでは、文字でしか気持ちを伝えることができませんので、お互いに意見が通じなかったりすると「文字での応酬」が活発となり、やがてそれがエスカレートし、関係がこじれてしまう可能性が高くなります。

TOKYO2020大会の話に戻ります。色々な意見を尊重することは大切ですが、自分で表現したものが自由に「読まれてしまう」ことと、その内容を読んだ方々が「別の意見をもつ」ということをしっかりと意識していくことが大事です。

私もnoteを使って意見を書いていますが、誤解を招くような表現、言葉を使わないように十分気をつけているつもりですし、文字で残るということに対して「責任」をもって行きたいです。

最後に、スポーツを通じて選手の勇気は私自身の励みになりますし、元気をもらうことができます。TOKYO2020大会はまだまだ続くと思いますが、私は参加している選手に対して敬意を贈るとともに、持てる力を十分に発揮して欲しいと願っています。


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