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ベイスターズ コラム あの選手は、なぜ戦力外通告を受けたのか?? スカウトに聞いた本当の理由

こんばんは、なべマガジンです。

今日は、裏話ネタでいきましょう。

先日、伊藤裕季也選手の紹介で、
河原副部長(現スカウトディレクター)と
指名理由の話をしていたことを記載
させて頂きました。その時に聞けた話です。


すばり、あの選手の戦力外通告理由。


この時、2019年2月。
ズバリ、2018年オフになった選手のことです。
戦力外通告を受けた選手はこの9人。




その中から2人の選手を紹介させて頂きます。

まずは、荒波翔選手です。

荒波選手といえば、
地元横浜高校から東海大そして、
トヨタ自動車から2010年ドラフト3位で
ベイスターズに入団し、活躍した選手。
2年連続ゴールデングラブ賞を獲得し、
1番センターを中心に
初期のDeNAを支えたハマの
スピードスターですね✨

2011年から2015年までは、安定して
1軍出場していたものの、2016年からは、
怪我や、打撃不振が続き、2018年オフに
戦力外通告を受けてしまいました。
実績があるものの実働8年 当時32歳
といった若さでした。

もちろん、私も戦力外の可能性は、
あると思っていましたし、ああ仕方ないなと
思っておりましたが、功労者ですし、
打撃はともかく、走塁や守備はまだまだ
できるのでは?と思っていたので、
残念でなりませんでした。

そこで、たまたま河原さんと話を
してるときに「戦力外の理由について」
教えて頂いたんですね。


Q.荒波選手がなぜ、戦力外に
なったのか?その理由は??



A.本来のスピード(足)がでなくなったから



え、そうだったの??心の中で思いました。
自分の中では、そんなこと少しも
思っていなかったからです。
すると1つ思い当たる出来事がありました。

それは、2015年に右足付け根を痛め、
2ヶ月ほど登録抹消されていたのです。
実際に、この登録抹消から、打撃成績も
下降線になり、活躍するシーンが
大幅に減っているのです。


そして、何といっても盗塁が0なんです。


過去の記憶と、成績を調べてみると
河原副部長が言っていた理由が
府に落ちました。その発言があったことから
ベイスターズは荒波選手に打撃よりも
走塁や守備に期待していた選手だったことも
分かりました。編成部の意見を聞ける機会など
ほぼ、ないので貴重な体験でした。



そして、2人目は、育成契約だった
網谷圭将選手です。

網谷選手は、千葉英和高校から
2015年育成ドラフト1位で指名され、
捕手として入団します。
そして、ラミレス監督に打撃の才能を
見出だされ、目をかけられていました。
捕手としての出場よりも
サードやファーストでの起用が多く、
将来的にも内野手として育成されていました。
そして、2016年オフには、
アジアウインターリーグにも出場、
2017年春季キャンプでは、
一軍練習に参加し、阪神との練習試合で
バックスクリーンに本塁打を記録して
新聞でも大きくとりあげられました👏

しかしながらその後も本塁打を
数本打つものの、打率は、2割前後と
戦力外通告を受ける、2018年シーズンも
結果を残すことができませんでした。
現在は、ヤマハ社会人野球でプレーしています。

まだ、当時21歳で育成再契約も
あるかなと筆者 思っていました。
育成契約は、基本的に3年で切られるのですが
球団側から再契約を打診されるケースも
あります。

ではなぜ、その再契約が無かったのか
河原副部長に聞いてみました。

Q.網谷選手はあれだけ期待されていたのに
もう戦力外なんですか?まだ可能性は
あるんじゃないでしょうか??


すると予想もしない答えが返ってきました。



A.素質はあるんだが、学習能力が無かったんだよ。だから、これ以上成長できないと判断した。


要するに、コーチからの指導は多々受けて
いたが、その指導を吸収して自分のものに
できなかったということです。


プロ野球選手でもこのようなことを
突きつけられて戦力外になってしまうんだなと
改めて思い知らされました。
将来の右の大砲候補として、細川?網谷?
と競争していた存在だったので。
本当に厳しい世界なんですよね。


今回は、番外編として
ちょっとした裏話を書かせてもらいました。


共通していえることは、
戦力外通告を受ける納得する理由があること。




毎年100人以上が入れ替わる厳しい世界。
これからもそんなプロ野球選手の人生を
追っていきたいと思います。
今日も読んで頂きまして、
ありがとうございました。


20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^