ベイスターズ選手名鑑 徳山壮磨 背番号15「エリート街道を突き進んできた右のミスタークレーバー」
こんばんは、なべマガジンです。
本日2本目の投稿です。続いて紹介するのは、
2021年ドラフト2位 背番号15 徳山壮磨選手です!!!
<高校時代> 大阪桐蔭
<大学時代> 早稲田大学
1.経歴
兵庫県姫路市出身 高岡小3年からソフトボールを始め、高岳中で兵庫夢前クラブ(硬式野球)に所属。大阪桐蔭に進学後は、1年秋からベンチ入り。2年春に選抜出場、秋からエースとなり3年春の選抜で優勝を果たした。夏も甲子園に出場、1.2回戦と先発し勝利するも、登板が無かった3回戦で敗れた。2017 WBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出。プロ志望届は出さず、早稲田大学へ進学する。1年春からベンチ入り、2年秋から先発にまわると3年春のリーグ戦では最優秀防御率のタイトルを受賞し、ベストナインに選出され順調にドラフト候補へ成長していたが、4年時は調子を落とすも主戦として活躍した。2021年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに指名された。高校時代と大学時代の登板実績は下記の通り。
甲子園成績 通算: 8試合56回被安打38奪三振44四死球16自責点8
防御率1.29 被安打率6.11 奪三振率7.07 四死球率2.57 最速145キロ
国際大会成績(高校)
3試合14.1回被安打8奪三振10四死球10自責点4
防御率2.51 被安打率5.02 奪三振率6.28 四死球率6.28 最速142キロ
大学時代
39試合146.1回被安打121奪三振121四死球47自責点39
防御率2.40 被安打率7.44 奪三振率7.44 四死球率2.89 最速150キロ
2.ベイスターズの指名理由
①同世代へ刺激を与え、先発投手の競争激化
伸び盛りの若手投手が多いベイスターズ。先発候補の同世代若手右腕では、京山・阪口が挙げられるが、まだローテーションが堅いという状況ではない。しかしながら、二人ともポテンシャルの高さは過去の登板で見せつけており、徳山選手が加入することで更なる競争激化が予想され、各選手にも良い刺激になるだろう。また、徳山選手はタイプ的にも京山・阪口とは違うタイプで、両者よりも制球力が高く、制球から崩れることは少ないと予想される。
➁ドラフト1位級の評価だった
ベイスターズはドラフト2位指名の1番最初になるので、全球団で13人目の選手を獲得できるポジションだった。下馬評では、筑波大の佐藤投手(即戦力左腕)や中央大の古賀捕手(即戦力捕手)の獲得が予想されていたので、これには自分も驚いた。1位指名で即戦力に近い高卒右腕を獲得していたので、2位は上記で挙げた、佐藤または古賀選手と思っていたが、そこに徳山投手がきたのだ。この理由としてはこのように思っている。高校(大阪桐蔭)→大学(早稲田大)ともに強豪チームに所属し主戦投手として投げ続けてきた実績は素晴らしく経験も豊富で、マウンド裁きに落ち着きを感じさせる投球を最大限に評価したのではないかと。投手の能力だけでは判断できない、メンタル面や人間性なども評価しての2位指名ではないかと思っています。クレーバーな投球の代表格の今永投手のように、常に自分を分析し、状況に応じてしっかり自分の投球が出来る投手、目指すは右の今永投手ですね。
3.選手のチェックポイント
★常に落ち着いたマウンド裁き、どの変化球でもストライクがとれる完成度の高さ★
最速152キロではあるが、ストレートは常時140キロ台で、縦横のスライダー・カットボール・フォークとカーブを操っていると思われます。動画にもありますが、高校時代は現在よりもダイナミックなフォームで腕の振りも大きかった分、横のスライダーは非常にキレが良く、曲がりも大きかったですが、現在はコンパクトな腕の振りになっており、スライダーの曲がりについては小さくなっています。しかし身体が大きくなっている分、ストレートの力強さや球速はアップ。インコース・アウトコースへの制球力も十分。フォークについて、打者が厄介に感じるようなスッと落ちる球筋であり、プロではこのフォークの使い方が「活躍の鍵」になる気がします。また、左打者へのカットボールも非常に良い使い方をしています。
課題については、調子が悪いと、ストレートでアウトコースから大きくシュート回転し、真ん中付近に入ってくる球が多いので、ここには注意が必要です。大学時代はそれでも三振が取れていましたが、プロではさすがに厳しいと思うので、球筋の修正はキャンプから行って欲しいと思います。
4.現在の立ち位置と起用方法
ローテーション候補の1人として獲得しているので、現状は1軍ローテーションを目指すという位置にいるかと思います。京山・阪口に加えて上茶谷や坂本などローテーション復帰を目指す選手も多く、そこに揉まれて結果を出せるかどうかでしょう。キャンプ・オープン戦の結果次第では、可能性もあるので結果にこだわって欲しいですね。しかしながら2軍で経験を積ませる形になっても良いと思いますし、よほど先発陣が壊滅的でなければ個人的にはまず2軍からでも良いかと思ってます。6.7月頃に状態を上げて、連戦の時に登板して欲しいですね。
5.まとめ
即ローテーションの可能性は未知数ながら、クレーバーさは今永投手を彷彿とさせる。まずは2軍で成績を残して、満を持して前半戦で先発へ。
本日は背番号15 徳山壮磨選手を紹介しました。
次回は、ドラフト3位 背番号33 粟飯原龍之介選手を紹介します!!!
次回もお楽しみに。
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