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非ゲーマーが初めてのゲーミングPCを買ったら世界が広がった話

冬物をしまうのがいつもGW後になるなべくらです。前回の記事でも触れたのですが、今年初めてゲーミングPCを購入し、面白い発見が多くあったのでnoteに残すことにしました

背景(購入の目的)

私はSwitchなどは持っていますが、決して熱心なゲーマーではありません。例えば、去年買ったゼルダはクリアできていないし、スプラトゥーンのランクもA止まりです。つまり中途半端なレベルです。それでもゲーミングPCに興味を持ったのは以下の理由があります。

画像生成AIを本格的に触ってみたかった

これまでDiscordを使って画像を生成するMidjourneyで遊んでいましたが、もっと細かい調整を自分で行いたいと感じるようになりました。調べたところクラウド上で月額料金を払って使用するか、GPUのしっかりしたPCを使用すればStable Diffusion等のより細かい調整のできる画像生成AIのアプリケーションが楽しめるとわかりました。

VRChatをしてみたかった

VRChatについてポッドキャストや体験談でいろいろと話を聞いていて、昔のインターネットにあったカオスな雰囲気を感じ、実際に体験してみたいと思いました。メタクエストがあれば最低限できるそうなのですが、こちらもGPUがしっかりしたPCならより楽しめるということがわかりました。

ゲームもしてみたかった

最後に、やはりゲームを楽しみたいという思いもあります。私はSwitchを持っていますが、重めのゲームをプレイするにはPS、XBox、またはゲーミングPCのどれかが必要でした。

以上のような理由から、ゲーミングPCの世界に足を踏み入れることを決意しました。大きな理由が1つあるというよりは、ゲーミングPCを持っていないことにより楽しめていなかった要素がいろいろあるなと気づき、購入しようと思いました。
目的がはっきりしたので次は購入するPCのスペックを考えていきます。

自分に合ったPC入手方法を検討する

PCを組み立てるのか、組み立ててもらうのか

デスクトップPCは自作することができます(聞いたことないけどノートも自作あるのだろうか?)。なので、作ろうと思えば秋葉原等でパーツを買って自分のPCを組み立てることもできます。ただ、作ろうと思うと時間も知識も必要になってくるので、BTO(Build To Order)と呼ばれるすでに組み立てられたものを購入したり、買ったパーツを渡してお店で組み立ててもらうこともできます。

今回私は、BTOで組み立てられたものを購入することにしました。
理由として自作の場合…
・買うより時間がかかる
・1台目のゲーミングPCなのでトラブルが起きた時に使えない期間ができてしまう
・知識が浅いので何かあった時に問題解決が大変
・自作しても組み立てられたものを購入しても値段はそこまで変わらない
といったことが考えられたためです。

あと、自作好きの人たちとも話していて思ったのですが、自作PCは作ること自体が趣味に近いのかな…と思いました。普通に楽しそうなので、いつかチャンスがあれば挑戦してみたいと思います。

BTOのPCが購入できるショップ

以下自分が調べたBTOのPCが購入できるショップです。

ドスパラ

ゲーミングPC界隈だと一番有名?発送までがとても早く、安心感のあるショップです。デザイン性の高いコラボPCも出していますが基本は黒色で飾りっけは少ないです。秋葉原等に店舗があり実機を見ることができます。

マウス

コスパの良いPCのイメージのマウスもゲーミングPCを出しています。最近は白いゲーミングPCやカラフルに光るPCの商品もあります。秋葉原等に店舗があり実機を見ることができます。

FRONTIER

毎週金曜日にウィークリーセールが更新され、コスパよくPCを購入できます。光るものから無機質なものまで幅広いPCが売りに出されています。ヤマダ電機の傘下でヤマダ電機で実機が見られることもあるそうです。

STORM

茨城県の老舗BTOメーカーだそうです。比較的コスパよく、白色やガラスを多く使ったおしゃれなPCを販売しています。実店舗はありませんが、秋葉原のソフマップで実機を見ることができます。納期が長めなので注意。

TSUKUMO

歴史が古い老舗ショップのひとつで、安心感があります。秋葉原の店舗で実機を見ることができ、店員さんの知識や雰囲気がよく、さまざまなことを相談することができるのでおすすめです。全体的に黒色で光も少ない謙虚な印象なPCが多いです。

他にもSEVENやアークといったショップがあります。
それぞれ特徴がありますが、私は値段とデザインの観点からSTORMで購入しました。

買うPCのスペックを考える

購入方法と購入ショップがなんとなく決まってきたので、自分の目的に合ったスペックを考えていきます。

CPU

Central Processing Unit(中央演算処理装置)の略で、パソコンで扱われるデータをまとめてして制御している。性能が高いほどデータ処理速度が速くなるため、パソコンの頭脳にも例えられる🧠。CPUにはIntelとAMDの2つのメーカーがあり、それぞれCore、Ryzenといったブランドがある。

私の場合
あまりこだわりはありませんでした。インテルのCPUを乗っけたBTOパソコンの方が多かったので自然とCoreシリーズとなりました。
ちょうど出ている世代が13世代と14世代の時だったので、より新しい14世代を選びました。
またコア数の部分であるCore i7はiの後ろの数字が大きくなるほど性能が良くなりますが、私は真ん中のi7にしました。

グラフィックボード

GPU(Graphic Processing Unit)と呼ばれる半導体チップを搭載したパーツの総称。グラボとも。ゲームや映像などの画像処理を行う。一度に大量のデータを並行処理することに特化しているので、AI分野にも影響あり。グラボの性能が弱いとゲームや画像生成に耐えられず動きが不安定になる。NVIDIA社とAMD社のものが有名。スペックの基準の一つとして、GPUに搭載されているメモリであるVRAMがある。

私の場合
画像生成AI、VRChatをやりたい関係である程度の性能以上(画像生成AIの推奨スペックはVRAM 12GB以上)のグラボが必要でした。結果、NVIDIAのGeForce RTX™ 4070 を購入予定でしたが、欲しかったモデルが売り切れてしまったため、より最新のGeForce RTX™ 4070 SUPERを搭載したモデルにしました。

ストレージ

ストレージ(Storage)とは記憶媒体の総称のこと。SSDとHDDの2つがある
SSD
Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略。電気でデータを記録する記憶媒体。早くて静か、だがHDDより高い。OSや使用頻度の高いアプリケーションをインストールするメインドライブにおすすめ。
HDD
Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略。高速で回転する円盤💿を内蔵し、磁気でデータの読み書きを行う。読み書きの速度はSSDに劣り少しうるさいが、容量あたりの単価が安い。写真や動画の保管に向いている。

私の場合
SSDはできるだけ大きい方がいいなと思っていましたが、後から追加することもできるので1TBのものを購入しました。HDDはとりあえず必要になってからでいいかと思い、購入していません。

冷却システム

CPUは熱を保つため、常にCPUを冷やすシステムが必要になります。大きく分けて空冷式と、水冷式があります。
空冷式…回転式のファンが送風し、CPUと密接した金属板を冷却する方法
水冷式…冷却液を使って、対象物を間接的に冷却する方法

私の場合
水冷の方がよく冷えるという話を聞いたのと、水冷の方が画面がついていてカッコよかったので水冷にしました。ものによっては好きな動画を流せるものもあるようです👀

ケース

ここまで見てきたパソコンを構成する各パーツを収める箱。サイズによって、ミニタワーやミドルタワーといったものがある。ボタンの位置の違いもある。

私の場合
白くてゲーミングカラーに光るものにしました。毎度電気を入れるたびにテンションが上がるので、好きなケースを選ぶことが意外と一番重要かもしれません。

とうとう入手

今年の1月の末くらいにSTORMで白の光るモデルを購入しました。STORMは納期が長いので2週間ほど待ち、2月の末くらいに手元にPCが届きました。マウスやキーボードは人のお古をいただき(ありがたや🙏)、ディスプレイは仕事で使用していたものを兼用することにしました。Macではあまり必要とされないセキュリティソフトを導入したりすることが久しぶりで、新鮮な感じがしました。

その後の話

ゲーミングPCを購入してからしばらく触れてみて、初めての体験が多くとても楽しいです。AI画像生成はMidjourneyと比べると複雑で、意外と大変だということがわかりました(詳細は以前の記事で紹介しています)。また、VRChatではさまざまな国の異なる年代の人々が一つの場で会話するカオスな状況を体験しました。ゲームでは、ValorantやLoLなどのゲームに挑戦し、大人向けゲームの難しさを実感しています(現在も練習中です💦)。これらの経験は、私がこれまで知らなかった世界の広がりを感じさせてくれています。

さらに、記事を読んで気づいた方もいるかもしれませんが、PC周辺の知識を多く調べたことで、PCに関する知識が増え、PC自体への興味も深まりました。最近では、実際にPCを自作している人たちと一緒に秋葉原を歩くイベントに参加しました。BTOで購入するだけでは知り得なかった知識(例えば、このパーツはそうやって使うんだなということ)を学び、いつか自分でもPCを自作したいと思うようになりました。PCを購入したことで、PCそのものや関連コミュニティへの興味がさらに広がり、それがとても魅力的に感じています。この記事はここで終わりです。また発見があれば記事を書こうと思います。ではでは👋

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