ポジティブ・インパクトとしてのラクロス の在り方 - ロクロクの新設に向けて -

本日、日本ラクロス協会主催で「JLA Daybreak Conference 2020」が開催されました。

人生の価値観として " ラクロス " を捉えている自分としては、新しい時代の扉を我々ラクロス界から開きたいと思っています。故に今回の日本の「ラクロス界をどう進化させてゆくのか」について、日本ラクロス協会からセッションは意義深いものがありました。

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日本ラクロス協会
成長戦略発表会「JLA Daybreak Conference 2020」概要
・日時   :2020年11月7日(土)13:00~15:00
・形式   :YouTube Live
・視聴URL :https://youtu.be/NjL7CUwssNo 
・プログラム:① 日本ラクロスのコレマデとコレカラ
          ② 6つのマーケティング施策
          ③ 日本ラクロスのブランディング戦略
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我々サムライラクロスでは、今回の新ルールに対応し、協会と連携し新競技「ロクロク - Sixers」をプロデュースします。

その想いを語ります。

まず「日本からラクロス文化を進化させる」が2008年にサムライラクロス合同会社が創業した時以来の理念です。

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サムライという名を冠する我々サムライラクロス。日本のラクロス史では、明治時代中期に徳川、毛利、黒田、真田など江戸時代の有力武将や大名の末裔たちが「人徳教育」の一環としてラクロスを修養していた史実があります。つまり社会に対するポジティブ・インパクトを起こす人材になることを尊ぶ姿勢が当時から重んじられていました。

当時日本は大学教育制度や教育システムを米国のIVY系大学(ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学)などから輸入し、その際に課外活動(いわゆる部活動)のシステムと精神も取り入れました。米国ではイロコイ・ラクロスとの交流の歴史からIVY系大学においてジェントルマン教育の象徴としてラクロスが普及しており、その一連の流れから日本のいくつかの大学にラクロスが導入されました。なお、このラクロス正史については現在調査中ですので、いつかこのnoteで公開します。

<参考>

http://gakushuin-ouyukai-branch.jp/pr/files/2019/05/97_rucross.pdf?fbclid=IwAR1P_dx3hwg_fR1bUyDz7SUVEihbEdGtn94LGs1QQdhFjeaR7ksYFN09FxQ

こうした想いが背景としてあり、しっかりと「社会に対するメッセージ」をラクロスから発信すべしと強く思っています。

故に今回の6 on 6「ロクロク(http://6oku6oku.com/)」という新しいルールで大会をプロデュースする事を通じて、「Lacrosse as a Positive Impact」を仕掛けたいと考えています。

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例えば、スポーツ界に求められているものはどんどん変わってきています。SDGs、ESG、ソーシャル、エシカル、様々なイッシューが私たちを取り巻いています。そしてスポーツそのものも「ON the Field」から「OFF the Field」としての価値形成へのニーズが増しています。

私たちは、ラクロス の一員である以上に、スポーツの一員でもあり、そして地球社会の住人でもあります。ラクロスをポジティブなインパクトの象徴とするためには、取り組み自体の目的と大義がフィールドの中で留まっていてはいけないと思います。より社会に対して開いてゆき、オープンソリューションで考えたいと思います。

ぜひ、そのためには関心と熱量の高い仲間作りとネットワークが必要です。そしてそれらを社会実験してゆくプロジェクトの開発と、モノサシ作りが大切です。今回の取り組みの本質にはそうした想いがあります。

また、この6 on 6は、決して10 on 10 の派生系であってはならず、もちろんオリンピック化を想定したメダル獲得のためのキットであってもいけません。この「ロクロク」自体に存在意義がある必要があると考えています。

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そういった意味ではこれまでサムライカップが培ってきた「ラクロス・コミュニティー作り」をしっかりと受け継ぎ、同時並行させたいと考えています。もちろんこれまで通りにサムライカップも運営してゆきます。

サムライカップ http://www.samurailacrosse.com/

この「ロクロク」は来年4月頃に新設予定ですが、まだ詳細はこれからです。1dayイベントとして実装しますので、ぜひ新歓や新天地でのラクロス の楽しみ方としてご関心ください。

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そして最も大切に考えているのが「ジブンゴト化」です。

この新しい文化づくりのアクティビティーは、ぜひとも関心がある方々と一緒に作りたいと思っています。個人、法人、国籍、性別、年齢など一切不問です。意義があって、面白そうで未来につながるプロジェクトなら何でもありだと考え、できうることは全てトライしてみたいと思います。

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ぜひ、一緒に文化を作りましょう。関心がある方はご連絡ください(QRコード=連絡先 or note で)。


サムライラクロス LLC 代表 渡邉賢一

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