見出し画像

自己満メキシコ旅行記④ベラクルス州🇲🇽

今回は、4回目の旅行として海鮮料理とオルメカ文明で有名なメキシコのベラクルス州へ行きました。🇲🇽

ベラクルス州の地図🗾

そして、前回の旅行記はこちらから👇

•移動手段と値段🚌💰

メキシコシティ→ハラパ🚌
片道5時間 
料金:266ペソ(学割) 532ペソ(通常)
(セマナ•サンタという祝日期間であった為、メキシコ国内の学生は料金半額になる。)

ハラパ→ベラクルス🚌
片道2時間
料金120ペソ(学割) 240ペソ(通常)


•旅行期間🗓️

4泊5日


•旅先🇲🇽

1.「Xalapa/ハラパ」
ベラクルス州の州都で、内陸部分。
初日2日はここに滞在。

2.「Veracruz/ベラクルス」
ハラパから、バスで1時間半。
ベラクルス州の海岸部分。ビーチや漁港が有名。2日間滞在。


•日記📔

1日目

午前中は学校で授業があった為、午後にメキシコシティ発のバスに乗って、ハラパへ!🚌

ちなみに、ハラパはあの有名な唐辛子
ハラペーニョの名前の由来
となった地らしい。

約5時間かかったので、ハラパには午後21時半着。

駅到着後に、オルメカのでかい顔が、、

ホテルにチェックインをして、夜の街散策&夜ご飯探し!🚶‍♂️🍽️

夜のハラパの中心街は旅行客が誰一人いなく、メキシコ人のみ。
どうやら有名な観光地では無い模様。ローカルな場所への旅が好きな人には最適な地かも!

街の中心地にあった、貯水湖

そして、23時ごろにGoogleマップで評価の高いタコス屋にてタコスを注文。🌮

タコス5個と飲み物で500円くらい

ハラパはメキシコシティよりも、全体的に物価が安い印象。

その後、バス旅で体がボロボロだったのでホテルにて就寝。🛏️💤


2日目

朝ごはんをローカルな市場で食べる。

今回行った「Mercado Jáuregui/ハウレギ市場」

そして、ハラパでの1番の目的であった、
「Museo de Antropología de Xalapa/ハラパ人類学博物館」へ!!

街の中心部から徒歩約35分で目的地へ!🚶‍♀️

ベラクルスでは、かつてオルメカ文明という文明が発展していた土地。
この博物館は、オルメカ文明の出土品や遺物を中心に展示している博物館

オルメカ文明の中でも、特に知られているのは顔の大きな石像で、博物館に入るとすぐにデカい顔がお出迎え!😳

この、デカい顔が誰かという説は様々あるらしいが、一番有力なのはかつての権力者が自分の権力を見せつける為に作らせた。

その理由としては、この顔の多くが出土された土地がオルメカ文明の中心地となった場所で発掘されたから。
そして、このデカい顔の特徴としては。

一番デカかった顔

1.頭にヘルメットを被っている。⛑️
2.頭が平たくなっている(コーンヘッドのような物
🌽)頭をトウモロコシの神に近づけていた。
3.顔がしかめっ面(怖い顔は威厳を表す
😠)
4.大きい鼻と分厚い唇
👃🫦
(神聖な動物であるジャガーに顔を近づける為。ジャガーは、狩猟の神とされていた。
🐆
5.特徴的な耳飾り
👂

この5つが主な特徴らしい!
(学校の授業で少し勉強した時の情報🏫)
これで、威厳を表すとは中々めんどくさい権力者はどこにでもいるんだと実感。😮‍💨

他にも、数多くのオルメカ文明の遺物があり、学ぶことが多かった!
さらに、博物館は綺麗で、来館者は少なかったので。自由に自分のペースで博物館を観れて最高!☺️
合計で、3時間くらいは観てました!

ジャガーの格好をした、人間の石像
ブランコに乗った子達

その後、街の中心地に戻り、地元で有名なイタリアンレストランへ!🇮🇹

ハラパはやはり物価が安いのか、
量は多く、味が最高に良いのに凄いリーズナブル😍

パスタ、ピザ(割り勘)、飲み物で1600円くらいだった。

正直、メキシコ来た中で一番美味しいピザでした笑🍕

ハラパはコーヒーも有名とのことで、
ローカルチェーン「Bola de Oro」にて、コーヒーを一杯☕️

アメリカン1杯300円くらい

その後は街を軽く散歩して、少し疲れてしまったので、ホテルへ🚶‍♀️

「callejón de dinamante」という民芸品が売られている通り
教会と図書館がある街の中心

夜は、ホテルの近くにあったローカル感溢れるタコス屋で、タコスとトルタを。

400円くらい

3日目

朝からベラクルスの方へバスで行く必要があったので、9時ごろにハラパを出発。🚌
11時にベラクルスへ着く。ちなみに、料金は学生料金で約1000円。
やはり、海が近いのか少し湿気があり、日光がとても暑い。😓☀️

バス停から歩くこと約25分で中心街近くのホテルに到着。🛏️

可愛らしい部屋

ベラクルスの街並みとしては、ヨーロッパの街並みそのもの。やはり、スペインが最初に統治した場所なだけある。

ベラクルスで一番最初に訪れたのは、偶然通りかかった「サルバドール•デイェス•ミロン」という人物の家兼博物館。
どうやら、19世紀から20世紀にかけて活躍した詩人であり政治活動家のようだ。

そして、その博物館でガイドをしてくれた人がベラクルスの街形成の歴史を話してくれた。しかも、タダで‼️

彼女曰く、

ベラクルスの歴史(おばちゃんの説明)

エルナン•コルテスが、スペイン人達と共にSan Juan de Ulua に漂着した。
港を作るために、最初はQuihustilanにて港を作るも、洪水の影響で港を移し替える。
2番目の港を作ったのがAntigua/アンティグア。しかし、そこでも洪水が起きたことから3度目の地として1620 年にVeracruz/ベラクルスへ港を作り替えた落ち着いた。

港をベラクルスに作り替えたが一つ問題があった。
それは、カリブの海賊隊がベラクルスに目をつけて、ベラクルスを襲い始めたから。ある時、海賊達は1週間で街を占拠して大量虐殺を起こした。
その事件に激怒した当時のスペイン王が、海賊対策に障壁を作らせた
当時、メキシコにはセメントやレンガがなかったため、キューバから売られた来た黒人奴隷達がベラクルーズに来て、海で取れた泥と珊瑚を基にベラクルスに外壁を作った。
こうして、ベラクルスは城塞都市へと変化した。
外壁を作るのに掛かった歳月はなんと約100年間。その間も海賊とスペイン軍(メキシコ人)達との戦いは起こった。

その時の戦いにより座礁した船やメキシコ対スペインの戦争により座礁した船はメキシコ湾に300近くあると言われている。現在でも、沈没しているためそれを探しに行くのも一つの楽しみかもしれない。

城塞都市が形成された当時(17世紀)のベラクルスは、下水をそのまま道に捨てていた為、衛生環境が悪かった。
その為、黄熱病や黒死病で街は最悪の状態に。
17世紀以前は、道を掃除するという概念も無く、ハゲタカが道中に落ちていた汚物やゴミを食べて掃除していてくれたらしい。

19世紀になると、米墨戦争によりメキシコは国土の半分を失うことになり、アメリカは世界中から移民をアメリカに受け入れた。
しかし、アジア人はアメリカから受け入れられなかった為、メキシコ(ベラクルス港)へ来てそこからアメリカへ北上して不法入国した。その一部の移民は、ベラクルスをはじめとしてメキシコに残ったそう。(主に、日本人、韓国人、中国人)

そして19世紀後半、当時電気や飲み水が無かったベラクルスに当時の大統領ポルフィリオ•ディアスが電気と飲み水をもたらした
そして、ベラクルスは繁栄した。

ガイド情報
海軍博物館撮影;城塞都市の写真

追記でおばちゃんは家もサンゴでできており、風で飛んできた木の種がサンゴに付着して木が壁から生えてくると言った。
そして、やはりベラクルスの建物を見てみると家がサンゴでできている為、木が建物から生えている。😳

こんな感じ

お腹が空いたので、ローカルなレストランでベラクルスの伝統料理「Arroz a la tumbada/打ちのめされた米」とトマトと魚介ベースのスープを注文。
Arroz a la tumbada は魚介パエリアと瓜二つの味。エビ、アサリ、タコ、魚、イカなどが入っていて魚介好きには最高と言った感じ。
そして、スープは魚介出汁のトマトスープといった感じであった。

その後、やってきたのは
「Museo naval/ 海軍博物館」

正面

ベラクルスの先住民の海での生活様式、スペイン軍がやってきて海軍が出来上がった歴史、そして現在のメキシコ海軍の様子を展示した博物館。
かつては、海軍養成学校の建物で、その時の様子などを伝えた展示などもある。
その他にも、武器や潜水艦、飛行機などの展示室もあった。
全体的にじっくり回ると3時間くらいはかかるくらいの広さ。

次は、「San Juan de Ulúa/サンファン•デ•ウルア」。かつて、貿易港や城砦。そして、20世紀初頭まで刑務所として使われていた場所だ。さらに、エルナン•コルテスらスペイン軍がメキシコで初めて上陸した土地でもある。

建物自体は、16世紀にスペイン人により貿易港として使われて、17世紀以降からは海賊対策の城砦。そして、その後19世紀まで黒魔術師や政治犯の罪人を収容するための刑務所として使用されていたらしい。
かのメキシコ大統領ベニート•フアレスも収監されていたらしい。

元々は弾薬庫だったらしいが、湿気がすごいため刑務所へと用途変更。

建物の見た目はワンピースに出てくるインペルダウンを彷彿とさせる。建物全体、サンゴでできており、いかにも城砦の様なゴツゴツとした形をしている。

交通の便が悪いところにあるが、1時間くらいでサラッと見れるので、ぜひ行くべき場所だと思った。(ちなみに、日曜日はメキシコの学生は入場料タダだった。)

船舶場

そして、少し中心街を中心に街散策することに🚶‍♂️

民芸品市場。あんま、良いものない。
海沿いにある、灯台と広場。

お腹が空いたので、「La surina Ⅱ」というベラクルスで人気の海鮮料理店へ。
私はあまり海鮮好きでは無いのだが、「Filete Veracruzana/ベラクルスのフィレット」という料理は本当に美味しかった。
メキシコ料理で一番美味しいと言っても忖度が無いほどに!!
バター、オリーブ、トマトソース、ハーブを使用したソースが掛かった白身のフィレット。🐟
魚は、「Huachilango」というフエダイ科の魚でメキシコ湾とカリブ海でしか獲れない魚
一般的なタイと同じ味で、臭みはなくすごく柔らかかった😋

魚市場で撮ったHuachilango
inioと共に

そして、近場にあった「Baluarte de Santiago/サンティアゴの砦 」へ!
海賊対策の為9つあった城砦の内、唯一残った城砦。
夕方に行った為、閉まっていたが博物館にもなっているらしい。

「La Parroquia de Veracruz」というカフェレストランは、カフェオレが有名とのことで。カフェオレを注文。
凄い高さから、牛乳を注いでくるので机にコーヒーが飛び散りまくりでした☕️🥛

そして、すぐそばに漁港があるので、夜は綺麗だと思い、そちらに移動。案の定、ピカピカに輝いていて綺麗でした。✨

疲れてしまったので、ホテルへ戻り3日目終了!💤


4日目

実質最終日ということで、朝からベラクルスの港を散歩🚶‍♂️🏝️

夜はたくさん人がいたが、みんな疲れて寝ているのか港とビーチにはほぼ誰もいなかった!

その後、ベラクルスは海鮮が有名なので、徒歩40分ほどかけて、魚市場へ。🐟
ただでさえ中心街に外国人は少ししか見当たらないのに、魚市場は外国人ゼロですごくローカルなスポットである!

そして、セビーチェを注文。
34度の暑さの中で食べる、冷たいセビーチェは最高!(魚の白身とエビをレモン汁で〆たマリネみたいなやつ)🫠

ベラクルスはキューバと同様にサトウキビが多く生産されているということで、ラム酒が有名だそう。なので、地元の「Polo Hoyos」という酒屋さんでベラクルスのアネホのラム酒を2種類購入!🎋🍾

左がモカンボ(10年)右がロン•ハバネロ(7年)

二つ合わせて約2500円なので、凄い安いと思う!

最後にまた「Filete Veracruzana」を食べて終了!帰り道は、夕焼けがブラッドオレンジ色で綺麗でした🌆

港の方

5日目は、次の目的地のプエブラに向かうので、今回の日記にはカウントしません!

プエブラ州の旅行記はこちらから👇


感想

全体的にベラクルスは今まで行ったどこの州よりも外国人観光客が少なく、ローカル旅好きの私からしたら凄く満足のいく旅となった!

そして、何よりも海鮮料理が美味しかった😋
メキシコシティとは違って、海鮮料理のバラエティにも富んでいるため、海鮮料理が苦手な人でもきっと自分にあった海鮮料理が見つかると思う!

カンクンのビーチの様な「ザ•ビーチ」と違って、観光客の為にはビーチが作られていない為、人はそこまで多くおらず、ゆっくりとした雰囲気を味わえるのではないかとも思った。
(貿易港であるため、)

是非、カンクンのような人がゴミゴミとした所が苦手な人にはオススメの場所!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?