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アニメの記録

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いろんなアニメェ~。どういうのが好みなのか、いまだにわからない。これといって決まりはないのか…とりあえず雑多に鑑賞^^
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☆お気に入りアニメ☆(仮)

個人的に好きなモノたちです(^^)/ *記録兼自己紹介的なもので、オススメというわけではないです。 *随時変更。 (けっこうその時の精神状態やタイミングによって、評価変わったり) <個人的殿堂入りCreator!> 宮崎駿(1941年~) 庵野秀明(1960年~) 今敏(1963年~2010年) 押井守(1951年~) 神山健治(1966年~) 湯浅政明(1965年~) 中村健治(1970年~) 渡辺信一郎(1965年~) <好きな作品> ★★★★★ 「攻殻機動隊」「バッ

食人木の暴走!子供の純朴な残忍性と創造性、なんだろうな? 映画人形アニメ「オテサーネク 妄想の子供」★4

不妊で悩む夫婦が、赤ちゃんのような形の切り株を育てることに。そして、その秘密をを知る少女。育った切り株は無尽蔵の食欲で…。チェコの民話をベースにした、ヤンさん長編第四作。 2000年 チェコ・英/132分 「OTESANEK」 監督・脚本ヤン・シュヴァンクマイエル 今回のも相変わらず、不気味で不快。ユーモラスでもあるけど。ほんと、上手いこと気持ち悪さが表現される。食や音など、生理的に受け付けないような、嫌悪感を引き出される。巧みです。絶妙。 今作の話の展開は、いたって分

ハイレベルなアブノーマルな世界!刺激的に脳を解きほぐす!少しは見習わないとな。映画人形アニメ「悦楽共犯者」★4,5

いろんな特殊性癖を繰り広げる男女6人の交錯。ブラック・シュール・コメディ。25年温め続けた、ヤンさん長編第三作目。 1996年 チェコ他/87分 「Spiklenci slasti/CONSPIRATORS OF PLEASURE」 監督・脚本ヤン・シュヴァンクマイエル 「アリス」、「ファウスト」と観てきて、次、これは一体…!?全然予期せぬ驚き。斜め上を行って、斜め下から突き刺さってくるような衝撃!笑撃!笑劇!凝り固まった思考を、刺激的に解きほぐほぐされる。 アブノーマ

悪魔の誘惑に気をつけよう!特に欲深き人間は。でも血の契約には惹かれるものがあるね… 映画人形アニメ「ファウスト」★3

ある男が謎の地図に導かれ不気味な館へ。そこで悪魔に誘惑され、禁断の契約を交わしてしまう。その果ては…。ヤンの長編第二作。 1994年 チェコ/97分 「FAUST/Lesson Faust」 監督・脚本ヤン・シュヴァンクマイエル 「ファウスト」というと、ゲーテのものが頭に浮かぶが、そもそもドイツに、元になる「ファウスト伝説」という物語があるというのを、初めて知った。そして、色々な人が様々な媒体で作品を創ってたりするんだ。 これもその一つ。ヤンさんによる人形アニメ版。本家

可愛さと不気味さと、心強さと!目を閉じて、観よう。子供の夢・妄想と現実の狭間か… 映画人形アニメ「アリス」★3,5

少女アリスの奇想天外なワンダーランド大冒険!夢か現か…。 ヤンの長編第一作。 1988年 チェコスロバキアなど/86分 「Něco z Alenky/Alice」 監督/脚本ヤン・シュヴァンクマイエル そもそも、よく考えたら「不思議の国のアリス」の原作とちゃんと向き合ったことがないので、実際どういう話なのか知らないのだが。こういう感じなのかな。それともヤン色強めな感じなのかな。 結局、アリスの夢・妄想か?でもラストの感じで、現実味を醸し出す。まあどっちでもあるんだろう。

日本語字幕なしで見たら全然わからん笑 「ん~セボ~ン」しか。とりま、あれがあれで、あれはかわいいんな~。アニメ「時の支配者」★3

惑星ペルディドから助けを求める子供と、それを助けに行く宇宙船のなんやかんやタイム・パラドックスSFファンタジー。 1982年 仏/80分 「LES MAITRES DU TEMPS」 監督ルネ・ラルー 脚本メビウス他 原作ステファン・ウル「ペルディド星の孤児」(1958年) 日本語字幕なしでの視聴、全然わからんかった笑 やっぱだめだなー、もうちょっと、画だけでも分かるかと期待したけど。解説見て、そういう話だったのかーと納得。やっぱちゃんと観たいわ。 でもうどうだろー、画

戦士アルザックの使命は 不思議な秩序と 調和と 完全なる無を この世界にもたらすこと。 アニメ「アルザック・ラプソディ」★4

世界の多くのクリエイターに影響を与える、バンド・デシネの巨匠メビウスの初監督作品。戦士アルザックのB砂漠でのなんやかんや短編アニメ集。 2002年 仏/50分 TVシリーズ/14エピソード 監督・脚本・デザイン メビウス (1975年の作品のアニメ化?) この不思議な世界観が新鮮。独特なキャラクターや物語がワクワクする。アニメーション的には微妙な感じもするけど。でも結局、フレンチの風を感じ、シャレオツな雰囲気に身をゆだねて、いい気持ち~。 エスプリが効いてるよね~(って

魂の交感から鎮魂へ。幽玄なる世界へと誘われる。人形アニメ「死者の書」★5

8世紀奈良、非業の死を遂げた滋賀津彦(大津皇子)の魂が目覚め、そして、藤原南家の郎女は、そこに尊い俤を見る。二人は交感し、郎女の純真な想いは滋賀津彦の魂を鎮めていく。 2005年/70分 監督川本喜八郎 作品 人形劇というものにあまりなじみがないんだけれど、人形の動き、特に服の動きや目なんか、すごいなーと感心させられる。魅入っちゃうなー。何か普通の動画とは違う、人形であるが故の魅力(魔力?)を感じる。 内容は、当然の高品質であるし、難解な「死者の書」の理解に大いに役立

「最強の世界」を作る!3人のJKによるアニメ制作。「映像研には手を出すな!」アニメ・ドラマ・映画 ★4

以前、ドラマ見て良い印象があって、 アニメもあること知って、今回見ることに。アマプラ。 てか、原作漫画を知らなかった。 ☆アニメ版 2020年 全12話 原作 大童澄瞳 監督 湯浅政明 原作を知らないけれど、面白かった。 三人とも魅力的だったし、 「芝浜町」の構造がワクワク。 子供の時にこんな町で過ごしてたら、 楽しいだろうな〜。 すごい創造力に影響ありそう。 まー大人でも楽しめるか。 冒険したい。 仲間と。 ちび森氏の話とか、 浅草と金森の出会いとかの、 昔話が素敵風

守り、守られ、育て、育てられ、支えあう。繰り返される歴史。 アニメ「精霊の守り人」★5

短槍使いの女用心棒・バルサは、精霊の卵を宿した第二皇子・チャグムを守る依頼をされる。原作「精霊の守り人」のアニメ化。異世界ファンタジー冒険物語。 2007年 全26話 原作上橋菜穂子 監督神山健治 アニメーション制作Production I.G 昔このアニメ見て、今回、原作を読んで、再びアニメ鑑賞。やっぱ画が綺麗だし、雰囲気によく合う音楽、さらに付加されたシーンも多く、原作以上に物語に深み厚みが増しているように思う。 原作では登場の少ないキャラたちも、けっこうみんな、活

誰しもの心にある、積み重なったモノ アニメ「つみきの家」★4

海面が上昇していく世界で、孤独に暮らす老人の淡く切ない物語。 アカデミー賞短編アニメーション賞など、数々の賞に輝く短編作品。 2008年 12分 監督加藤久仁生 淡くて温かみのある絵のタッチと音楽がよく合っていて、ほのぼのとした寓話のような世界観が心地よい。話の核となる、人生の思い出を辿る流れは秀逸で、単純なようだが、それが心にグッとくる。 始めは、老人の咥えパイプの姿やコミカルな動きなんかが愛らしいなーとか、ブロックを積んでいくのとか楽しそうだなーとか思ってたけど、パ

変な アニメ「ファンタスティック・プラネット」★3,5

アイロニカルカルトSFシュールフレンチアニメーション。 1973年 仏・チェコ 72分 「La Planète sauvage(未開の惑星)」 監督ルネ・ラルー 原作ステファン・ウル「オム族がいっぱい」 独特な雰囲気。フレンチのせいか、不気味でありつつも、シャレオツに感じさせるとこがある。奇妙な造形の絵とその色合い、音も良くて、それらが生み出す妙な世界観は、若干クセになりそうではある。 キモくて残虐だなと思うドラーグ人の行いは、結局、そのまんま実際の人類と変わらず、傍か

信念を貫く少年が、世界を変える。革命! アニメ「えんとつ町のプペル」★4

ハロウィンの夜、奇跡が起きた。 2020年 101分 監督 廣田裕介 原作・脚本 西野亮廣 アニメーション制作 STUDIO 4℃ 見る前の低評価がすごかったおかげか?笑、見たら全然悪くない作品だった。むしろ良く感じる。やっぱアンチがすごいんだろうなー。評価を下げようと必死な感じがしちゃう。 めっちゃ好きとまではいかないが、十分よかった。ベタな物語だけど、まあ子供向け?でもあるんだろうし。絵は綺麗だし、音楽も良かったな、あの曲が頭から離れない。キャラや展開なんかもう一つ

「無駄」こそを求めよ! アニメ「ポプテピピック」★1

どうあがいても、クソ。 ©大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード 原作 大川ぶくぶ シリーズディレクター 青木純、梅木葵 アニメーション制作 神風動画 他 2018年1月~3月(TVSP 2019年4月、再放送 2021年10月) 全12話+TVSP2話 ちゃんと、どれもこれも面白くなかった笑 何も心に残らない。ていうか心にまで届かない。表層で、見た瞬間からすぐに消えていく、くだらない妄想。さすがクソアニメ。 しかし、クソにもクソの価値がある。どんなものでも見方を変えれば