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空を見上げて

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空を見上げて 宮城坂道高校 登場人物

空を見上げて 宮城坂道高校 登場人物

久保○○ 宮城坂道高校 150キロを超えるストレートに加え魔球と言われるチェンジアップが武器。高校BIG4の一角。キャプテンシーもあり頼れる存在。強豪私立に勝つために無名の宮城坂道高校に入学した。

池内涼(いけうちりょう)お調子者だがキャッチャーとしての能力は世代でもトップクラス。打撃もミートが上手く上位打線を打つ。○○に誘われて宮城坂道高校に入学した。

伊達渉(だてわたる) 世代でもNo.1

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宮城坂道高校 2.3年生野球部部員紹介

宮城坂道高校 2.3年生野球部部員紹介

3年 

水口 隼人(みずぐち はやと)
右投げ右打ち ポジション ピッチャー兼外野。キャプテン。
誰よりも責任感が強い。野球に賭ける情熱は誰にも負けていない。投手としては最速130キロ後半のストレートとコントロールで勝負するタイプ。

太田 廉 (おおた れん)
右投げ右打ち ポジション サード 副キャプテン。
明るくポジティブな性格で常にチームを盛り上げるムードメーカー! 変化球への対応に難

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空を見上げて 1話

空を見上げて 1話

宮城坂道高校 県立校であり偏差値もそこそこの平均的な高校。野球部は6年連続で県大会初戦負けだ。そんな野球部に逸材がやってくる。

○○:はあー早く野球やりたいなー

久保○○ 中学時代に天才と騒がれており数多くの野球名門校から誘われていた。

??:本当に良かったの?あんなに沢山の名門校に誘われていたのに。

○○:別にいいよ、それにさ名門私立に行ったら強い奴らを倒せなくなるでしょ!それに姉ちゃん

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空を見上げて 2話

空を見上げて 2話

ようやく校門の前に到着した○○と咲月。

○○:到着ー。家からそこそこ歩くな。自転車使おうかな?

咲月:そうだね。その方がいいかも。

??:おーい○○〜待ちくたびれたぞ!

そこには○○の誘ったメンツ待っていた。

池内涼 ポジションはキャッチャーでかなりのお調子者

伊達渉 ポジションはファーストで内気なシャイボーイ

青木怜馬 ポジションはセンターで冷静沈着

○○:わりー、まさかもう着い

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空を見上げて 3話

空を見上げて 3話

入学式翌日の昼休み。○○と涼は外でキャッチボールをしてた。教室から近い事もあり、立ち入り禁止の教員用の駐車場でキャッチボールをしていた。

○○:やっぱり野球はいいねー!

涼:ここでやって大丈夫か?誰か来たら怒られそうだけど。

涼の不安は的中した。

先生:おーいお前らここで何している。

生徒指導の峯岸先生がやってきた。

涼:すいません。キャッチボールをしてました。

峯岸:お前らは1年だ

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空を見上げて 4話

空を見上げて 4話

絢音:改めて監督の鈴木です。みんな、これから宜しくね。

一同:宜しくお願いします。

○○:女の監督かよ。大丈夫なのか?

絢音:そこの君。野球に性別は関係ないよ。私はこのチームを強くする事しか考えてないから。

○○:はい。

絢音:それじゃ1年生の4人早速実力を見せて貰おうかしら。その後に2.3年。せっかくだし、実践形式にしましょう。久保君はピッチャーよね。あとで投げて貰うから肩を温めておき

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空を見上げて 5話

空を見上げて 5話

○○:すげーあの監督あんな細かい所まで見ていたのかよ。

○○は帰りに絢音に渡されたノートを自分の部屋で見ていた。

○○:フォームの癖についてや投げる瞬間のリリースポイントに対するアドバイスまで、あの人いったい何者なんだろう。

咲月:凄いね。細かい所まで見てるよ。

○○:さりげなく俺の部屋に入ってるお前に恐怖を覚えるのだが、

咲月:いいじゃない幼馴染なんだしさ!○○のお母さんが一緒に夜ご飯

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空を見上げて 6話

空を見上げて 6話

日奈子:北野日奈子です!宜しく!

○○:元気な人だな。

絢音:きいちゃん、早速だけど何人かのバッティング見てくれる?

日奈子:オッケーよ!

絢音:そうね、廉君と渉君、それに太陽君を見てくれる?

太田廉 水口隼人と同じ3年生。長打が魅力だが変化球への対応に難ありの選手。

日奈子:合点承知!

水口:監督、あの人に任せて大丈夫なんですか?

絢音:問題ないわよ。あの子の指導は完璧だから、さ

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空を見上げて 7話

空を見上げて 7話

春の大会初戦 宮城育英戦

審判:ゲームセット!9対2で宮城育英の勝利!

旋風を巻き起こすと誰もが期待しただろうが、実際は王者宮城育英が圧倒的な力で初戦を突破。一方で宮城坂道高校高校は、2点を取れた事さえ奇跡と呼ばれる程だった。

絢音:みんなお疲れ様。そしてこんな思いをさせてごめんなさい。

春の大会前 初戦は○○達1年生全員が外れたオーダーで望む事が発表された。

絢音:このスタメンを見て疑

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空を見上げて 8話

空を見上げて 8話

春の大会が終わり、夏の大会に向けて走り出した野球部。そんな野球部も今日は休み。

○○:なんか、部活ないと暇だよな。

咲月:本当だね。なんだかんだ、マネージャーめっちゃ楽しいのに。

○○:姉ちゃんも最近は咲月がいるから楽だって言ってたよ笑

咲月:史緒里さん、本当に野球に対して詳しいよね!いつも絢音監督のそばにいるから考え方も分かってきたらしいよ!

○○:絢音監督、本当に何者なんだ?日奈子コ

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空を見上げて 9話

空を見上げて 9話

夏の大会が始まるまであと1か月程、絢音はある決断を下した。

絢音:大寿くん、君にはセカンドを守って欲しいの。

加藤大寿 2年生で○○達が入学するまではチームの正捕手で4番を打っていた。チャンスに強い。

大寿:、、自分はセカンドを守ります。自分がキャッチャーをやるより涼の方がいいと思います。

涼:大寿さん、

大寿:涼、お前がこのチームの正捕手だ!頼んだぞ!

涼:、、はい!頑張ります!

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空を見上げて 10話

空を見上げて 10話

永澤:いやー、まさかお前らと戦うことになるとは。

絢音:貴方が前の監督さんですか?私は宮城坂道高校の鈴木絢音です。

永澤:え?貴方が監督?いやー大変でしょ?コイツらクソ弱くて笑

水口:く、

絢音:彼らが弱いかどうかは戦ったら分かりますよ。

永澤:ふん、チームも雑魚で監督も女。俺らの敵じゃないんだよ。はーこんな雑魚チームより今のチームの方がよっぽど甲子園目指せるよ笑。コールド負けにならない

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空を見上げて 11話

空を見上げて 11話

絢音:じゃあ今日のスタメンを発表します。

宮城坂道高校 スタメン

1番 センター 青木怜馬 8
2番 レフト  富田健吾 7
3番 サード  太田廉  5
4番 ファースト 伊達渉 3
5番 セカンド 加藤大寿 4
6番 キャッチャー 池内涼 2
7番 ライト  清水太陽 9
8番 ショート 三浦健太 6
9番ピッチャー 久保○○ 14

控え
水口隼人
桃谷亜蓮
赤尾関研
宮田一星
菊池

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空を見上げて 12話

空を見上げて 12話

彩:147キロ?嘘でしょ?

美空:プロの人とか投げてる球と同じくらいの速さだよね?

和:○○、凄すぎだよ!

咲月:流石だな、○○は!

涼:くそ、手が痺れるだろうが!

○○:いい音鳴らしてくれるな!

隼人:ずっと近くで見てたから分かりきってたけどアイツはやっぱりバケモノだな。

○○のピッチングはまさに圧巻の一言だった。

○○:おらー!

バーン!

審判:ストライク、バッターアウト!

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