日本の「アート」の幻想

日本の「アート」の幻想は(自明かもしれないが)その発祥は「芸術」ではなくサブカルから来ていて、近い所では例えば中島らも。自身の(結局死に至らせることになった)飲酒について、「高邁な思想がある訳ではなく気持ち良いから飲んでいるだけ」と晩年告白しつつ、若年期には朝から缶ビールを飲みながらカーテンの隙間から出勤するサラリーマンを見つつ、それを対象に高みに立ったつもりで嘲笑する快楽に溺れていたと、これは自嘲的に告白。基本的にこの種に根拠づけられた幻想が支配しているものだと私は考えますね。

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