見出し画像

DVDピックアップと手ぶれ補正ユニットを利用してレーザー顕微鏡を作っています


このプロジェクトはなんですか?

試料走査方式共焦点レーザー顕微鏡をDIYで作っています。共焦点レーザー顕微鏡部分をDVDピックアップで、試料走査部分を手ぶれ補正ユニットで、実現します。 

スタートのきっかけ

全ては、くりうず(@kuriuzu)さんのこの投稿から。
レーザー顕微鏡って自分でつくれるの?!
こんなことできるんだって驚いて、自分でもやってみたいと思ったのがきっかけ。

Gaudi LabsのDVD Laser Scanner Microscope

仮組みではないものを試したかったので、Gaudi LabsのDVD Laser Scanner Microscopeを作ってみた。構造としては2つのピックアップを使ったくりうずさんのものと大差なし。githubにデータが公開されている。頑張ればJLCPCBの実装部品でも作れる。
はんだ吸い取り線を観察して、それっぽい写真が撮影できた。でも性能が物足りないし、動作も不安な点が多々残る。もうちょっと使い勝手良くしたい。

  • 反射強度検出用ADCにArduino Microのアナログ端子(10bit)を使っているので、分解能が粗くてコントラスト調整が難しい

  • ピックアップは基本固定で、ヘッドの可動域が±1mmぐらいしかないので、試料移動範囲が狭いしフォーカス合わせも大変

  • ピックアップヘッドの動きが遅くて、位置が安定するまでちょっと待ってないといけないせいで、1枚撮影するのにも結構かかる


作りはしましたが・・・
半田吸い取り線の撮影の様子


1から作りはじめる

一番の問題は、ピックアップのボイスコイルモーターに任せていた試料の走査をどうするか。

これもくりうずさんがヒントをくれている。ソニーの一眼に入っている手ぶれ補正ユニットが使えるかも、というのだ。aliexpressで売ってるみたいだし、リバースエンジニアリングすればステージ作れそう・・・ということでこれを取り入れたシステムにできればいいな。

ということで

DVDピックアップと、手ぶれ補正ユニットについての技術解説を今後書いていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?