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買わない暮らし

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古いもの・作ったもの・直したものなど、シンプルで楽しい暮らしの記録
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記事一覧

引き揃え糸を分解してグラニーサークルを編む【編み物に恋して】

元はマフラーだった白&ピンクの引き揃え糸。 キッチンの食器用たわしとして編みなおすことにしました。 糸の表情を変えたくて、引き揃えを分解して白糸&ピンク糸に戻し、それぞれ分けて中心部分に。 外周もツートンカラーになるように、数目ずつ白糸とピンク糸を交互に細編みしています。 実は食器用のスポンジは、自分で編むようになってもう10年以上買ったことがありません。 吊るしておけるし、乾きも早いし、好きな大きさにできるし、いいことづくめ。 過去にはコットン糸やウール、ジュートなども

縮れた毛糸をレンジでチンしてみる【編み物に恋して】

前に編んだニットが飽きたり使い道を変えたい時、ほどいて編みなおしますが、縮れたウールの毛糸をまっすぐに戻すにはどうしてますか? 昔は『毛糸ゆのし器』なるものがあったそうです。『湯のし』とは布に蒸気を当てて繊維を柔らかくして皺を伸ばして均等に揃えるための加工のこと。『毛糸ゆのし器』は縮れた糸に熱い蒸気にあてることで、元のまっすぐな糸に戻すマシン。 残念ながら『毛糸ゆのし器』は、現在では蚤の市やアンティークショップでしかお目にかかることはできないそうで、代わりにスチームアイロン

編み編みなべつかみ【買わない暮らし】

我が家は鉄のフライパンを使っています。 テフロンなどのコーティングがはげるたびに買い替えたくないのと、鉄分補給の足しになればと思って。 もう7、8年使っていますが、びくともしないどころか、油がなじんで使いやすくなっています。 鉄のフライパンは扱いが難しそう…と思われがちですが、ガンガン空焚きしても、フライ返しでガジガジしても大丈夫だし、熱いうちに水洗いしてかるく火にあて乾かすだけで洗剤も必要ないので、むしろラク。 愛いやつです。 ただ一つの難点は、金属の柄が熱くなることでし

癒されグリーンのグラニースクエア【編み物に恋して】

緑色は心身のバランスを整えたり、心を穏やかにしてくれる色といわれます。森や自然に触れると癒されたり、観葉植物のある部屋でリラックスできたりするのはそのためです。 編み物をしていても、時々無性にグリーンの糸で編みたくなる時があります。私の心が安定しているから緑色が気になるのか、逆に平穏を求めているからなのかわかりませんが、緑色の毛糸に触れているとなんとなく心が落ち着いてくるような気がします。 そんなわけで、グリーン系の手持ちの余り糸を集めてモチーフを編んでみました。 24

かぎ針編みのアームウォーマー【編み物に恋して】

冬の寒いときは『首・手首・足首を温める』といいそうで。 室内でのパソコン作業とか用に、短めアームウォーマーを編みました。 ふちをひらひらにしたので、ちょっと見せてもかわいい。 作業中よく目に入るところなので、気分があがります。 松編みは「長編み」「細編み」の2つを使うだけなので簡単です。 色違いも編みました。 私にはちょっとラブリー過ぎな感じもしますが。 家の中で使うつもりだからまぁいいよね。 かわいいし。 編み物で首と足首を温める対策も、現在進行中です。 追記

お手製のお正月飾り【編み物に恋して】

我が家のお正月飾りは、鏡餅・門松・しめ飾り。 ・・・といっても全部ミニチュアです。 「お正月飾りの使いまわしは神様に失礼に当たるので避けましょう」とか聞いたことがあるけど、私の勝手な解釈で「最近の神様はきっとSDGsをわかっていらっしゃる」って思って、毎年同じものを出してます。 門松の竹は、オランダにいたころに通った陶芸教室で作ったもの。 オランダ人の先生に「ジャパニーズ・ニューイヤーオーナメント」を説明して作った思い出の作品に、つまみ細工の花をつけました。 鏡餅はかぎ針

快眠”あずきカイロ”を編む【編み物に恋して】

同じリズムで同じ動作を繰り返す作業は、瞑想と同じ効果があるそうで、あてもなく不安なときでも、編み物に没頭すると気が紛れてきます。 今回は、寒さ対策のひとつ「冬の寒いときは『首・手首・足首を温める』」の第二弾、『首を温める』です。 もう何年も前から、寝るときに首の後ろにあてて使っているあずきカイロ。 レンジで数十秒温めると20~30分温かさが持続します。 コレを首にあてて寝ると不思議なくらい寝つきがいいんです。 いつもカイロが冷めるより早く眠ってしまうので、実際何分くらい温か

編みクリスマス【編み物に恋して】

我が家のツリーの今年のテーマは毛糸の『編みクリスマス』 毎年、クリスマスオーナメントを少しずつ作っています。 昨年は生成りのコットン糸で星とベル、今年は毛糸でクリスマスボールを編みました。 クリスマスボールは、ミニチュアオーナメントを作ったときの試作だったものです。 オランダにいたときは、毎年生木を購入していました。 11月になるとスーパーマーケットやホームセンター、お花屋さんや屋外屋台など街中のあちこちに『KERSTBOOM(クリスマスツリー)』の看板とともに大小さま

なんでもきんぴら【買わない暮らし】

子供が独立し夫婦二人の生活になって、食生活がシンプルになりました。 手の込んだ料理は外食または特別な日にとっておくので、普段よく作るのが『きんぴら』。 ごぼうや人参のきんぴらのほかにも、わりとどんな野菜もきんぴらにできます。 キンピラ(金平)というのは、金太郎こと『坂田金時』の息子『坂田金平』の名前で、硬くて骨太、ぴりりと辛いイメージが由来だそう。 私のきんぴらは唐辛子を入れたり入れなかったり、 ごぼう以外のやわらかい食材も使うので、 『きんぴら』というよりも『お醤油炒め

はぎれと厚紙でつくるハサミケース【買わない暮らし】

できるだけモノは少なく、と思っています。 でもね、はさみは用途別に分けておきたいんです。 布を切る裁ちばさみ、糸切りばさみ、紙用、工作用…etc. 全部で何本あるのかしら。 刃先の保護と怪我防止を兼ねて、それぞれのはさみに専用カバーやケースを作っておさめています。 結局たぶんハサミ好き。 今回はクラフト用の小さなハサミ用のケースを作りました。 使った材料とお道具はこちら↓ 水色の柄の小さいほうのハサミ用のケースです。 接着剤は木工用ボンドを水でうすめたもの。布にしみができ

グラニースクエアの抱き枕【編み物に恋して】

ずっと放置していた鮮やかなグラデーションの毛糸。 以前、誰かから譲っていただいた余り糸です。 とっても綺麗だけど、使いみちがなかなか思いつかないまま数年が経過してました。 重い腰をあげて(?)すべてモチーフに編んでみました。 とりあえず無心に編んで、できた枚数から作るものを考えます。 できあがりは計38枚…とにかく綺麗なグラデーションです。 さて、なにに仕立てましょう。 色を散らして、長くつなげてカラフルなマフラー。 4×4の正方形につないで2枚を合わせてバッグ。 モチ

スマホケースを布と紙で自作する【買わない暮らし】

スマホを両面保護できて、軽くて、メモやカードが挟めて、バッグの中で迷子にならない鮮やかな色のスマホケース。 作り方をご紹介します。 手帳型スマホケースの作り方※寸法はiPhone8用サイズ 材 料 約2㎜の厚紙 B5判(182mm×257mm)1枚 ケント紙 B5判(182mm×257mm)1枚 布(160㎜×460㎜)1枚(160㎜×226㎜ 2枚でも可) 製本クロス(140㎜×40㎜)2枚 透明スマホカバー スマホ用マグネット 1組 道 具 はさみ、カッター、

傘の持ち手にカバーをつける【買わない暮らし】

人生で一度もビニール傘を買ったことがありません。 「ちょっとくらいの雨なら濡れても平気!」というわけではなく、どちらかというと濡れるのは苦手。濡れたくないからいつも折りたたみ傘を持ち歩き、強めの雨なら大きめの長傘で出かけます。おかげで使い捨てビニール傘を買う機会がないのです。 外出先でなくしたり誰かの傘と間違われるのもいやなので、長傘の持ち手にはいつもカバーをつけています。グリップの太さに合わせて円周分の鎖編みで輪っかの作り目をして、あとは好きな長さになるまで細編みをぐるぐ

1960年代のアイロンを現役で使う【買わない暮らし】

1960年代のナショナルドライアイロンを使っています。 スチームアイロンやコードレスアイロンを使っていた時もあったのですが、接着芯を貼る時にスチームの穴が邪魔だったり、コードレスはパワー不足だったりで、結局昔ながらの無骨なこのアイロンがお気に入り。 適度な重みもシワ伸ばしにはよく効くし。 たまにスチームが必要な時は霧吹きで事足りてるし。 木箱に入っているのがまたいいんですよ、ふた部分には金属製の置き台がつけてある。アイロン面は一旦熱くなると冷めるのに時間がかかるから、この