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声を作らない

※私はオンラインサロン「川口聖加のうたサロン」に毎日エッセイを書いています。年会員だと1ヵ月約1,666円。歌や声や演奏にまつわる話、私の日常など。
https://lounge.dmm.com/detail/3847/

noteにも時々、その中のエッセイを紹介しています。
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この声が作った声なのか、自然な発声なのか、わからない方も大勢いると思います。

作った声は一つでないので、説明が難しいですが

・モノマネに聞こえる
・カッコつけている声に聞こえる

みたいな特徴があると思います。

ところで

・「声楽家の声」と「声楽家っぽくしているだけの声」
・「カッコいい声」と「カッコつけているだけの声」

を聴き分けられるでしょうか?

「声楽家っぽくしているだけの声」「カッコつけているだけの声」が、もし人にネガティブな、不快な印象を与える場合、そもそもその歌手の歌に対する・音楽に対する姿勢がズレているのではないでしょうか(ただの"カッコつけ"や"体裁を整えることに重きを置きすぎて歌の心を知らない"など)。しかし中には真面目にやってもそう聞こえることがあります。

本当に発声が出来たとき・歌手としての心構えが身についたときは「そのもの」になるはずなので、声楽家っぽくする必要もないし、カッコつける必要もなくなります。

では、真面目にやっている人が「声楽家っぽくしているだけの声」「カッコつけているだけの声」に聞こえなくするためにはどうしたら良いか…

《息がスムーズに流れる姿勢を探す努力とそれを妨げる原因を探る努力を続けること》

だと思います。

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