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焦らない心え〜インド5日目〜

せっかちか、おっとりか、で分けるならば
プライベートはかなり、おっとりな方。
(仕事は周りに迷惑をかけたくないという気持ちから、せかせかしがちだけど。。。)

ゆっくり起きて、ゆっくりコーヒーを挽いて、ゆっくり掃除をして、、、
そんな私だが、今日は休日にも関わらず、せかせかしている。
赴任地域にようやく到着したからだ。

生活基盤を早く整えたい。
そんな気持ちでいっぱい。
だから周辺環境についても急いで情報収集したい。
スーツケースは適度に開封して、部屋も適度に整理して、よし、冒険に出よう!、、とその時だ

同僚は一言
「今日は休みなさい」と。

休みなさい。。。

昨日はインドの祝日だったため、しっかり休んだ。
もう休みは正直いらない、ようやく赴任地域へ来れたのだから、
さっさと私は生活基盤を整えたい!バキバキ働きたい!

と思っていたので、休みなさいという言葉には打撃を受けた。

さらに「明日午後色んなところに連れて行ってあげるから」と。

めちゃめちゃありがたいのだが、
明日の、、午後?!
午前中は?!めっちゃ暇やねんけど!と本音が脳内でポロリ。

日本であれば大喜びで休んでいただろうに、素直に受けとめられない。
休めば休むほど、焦る気持ちが募るのだ。

インドへ渡航して早5日がたった。
特に何のバリューも発揮していない自分が嫌になる。

何なら言語もできないし、組織の負担でしかない。

だったらせめて、自分の面倒ぐらい自分でみて、生活基盤をさっさと整えて仕事に集中できる環境にしたい。

気づかず、そのような思いが募っていた。

本来、駐在は自己管理を含めて仕事である。
慣れない環境、慣れない仕事場、全てが気づかず負担になっている可能性があるから、
ゆっくりゆっくり自分を環境に適応させていくことが大事だのだ。
つまり「焦り」こそが敵である。
急がば回れとはよく言ったものだ。

焦る私を止めてくれたのは駐在の大先輩。
きっと彼女の言葉は信じた方が、おいおい良いだろう。知らんけど。

環境適応能力が高いと自負しているのは、実は危険なマインドセットだ。

これまでの出張ベースの海外とは明らかに違うことを自覚しないと行けない。
とりあえず乱雑にスーツケースから取り出した荷物を丁寧に整理することにした。

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