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「ウェスト・サイド・ストーリー」「プラダを着た悪魔」感想

ネタバレに配慮していません。

ウェスト・サイド・ストーリー、はじめて見ました。
有名なので名前だけは知ってたんですが、2021年にスピルバーグ監督がリメイクしていたのも知りませんでした。
そして何故か「昔のアメリカのおはなし」というイメージからメリーポピンズと混同していて、(しかも白いドレスに赤いベルトというところも一致)
何故かハッピーエンド前提で見ていたので、後半事態がどんどん悪化していく様子に呆然としていました。
正直まだお話についていくので精一杯で、ミュージカルとしてはそこまで楽しめませんでしたが、曲は、アメリカとサムウェアがすごく好きでした。
ドン引きしたシーンは、銃でキャッチボールするところと、彼氏のベルナルドが殺されたあとのアニータに、(さっきまで彼氏と逢引していた)マリアが「私は(あなたの彼氏を殺した)私の彼氏が本当に大好きなだけなの、ゆるして」と歌うシーンです。
アニータがそれを聞いて赦すシーンの理解が難しいのは私の人生経験が足りないのでしょうが、マリアはちょっと空気読めなさすぎというか自己中ではないでしょうか。。しかもアニータに超危険地帯への使いっぱしりを頼むなんて…
というか、今になってよく考えてみれば、そんなアニータが使いっぱしりの途中で最悪な目に逢い、結果、バレンティーナに嘘の伝言を伝え、それを聞いたトニーが大声を出して、チノに見つかって殺されるという、全部マリアのせいでは……。。
あんなに可憐で可愛そうな少女として描かれているマリアが、お話の流れ的には黒幕の立ち位置なんでしょうか、恐ろしい…
ぱっと見、トニーの死に関して、悪いのは対立している人たちに見えますが、意外とこういった「自分大好き」な人たちが裏で諍いの種を生んでいることを暗示しているのかなとさえ想像させます。(でもそれは流石に違いますかね。。お話の主題と真逆だし…)
これはただの悪口ですが、マリアは次の瞬間また別の人に一目惚れして「好きになっただけなのゆるして」と歌っていそうです。

とにかく、お話の流れを知ったうえで、次はもう少し情緒を楽しみながら見てみたいと思います。。

そしてプラダを着た悪魔。こちらは2回めか3回目です。
この映画は本当にすごい。何がすごいってスピード感と飽きさせなさが凄いです。
最近映画1本見るのに途中休憩が必要だったりするのに、疲れていた日に寝転がったまま寝落ちせずノンストップで見れました。すごい。
以前見たときは「それでもパリで他の男と寝るんかーい!よく彼氏にのうのうと顔見せれるな」という感想だった気がします(うろ覚え)し、それは今回も少しは思ったのですが、
今回思ったのは、「ごめん、でも仕方なかったの(=私のせいじゃないの)」という、自分にも相手にも失礼な生き方をしていたことに主人公が気づけたことが本当に良かったなぁと思って。。
人生すべて自分のすることは自分の選択でしかないと私も心に決めて生きているので、共感でした。
きっと彼氏にパリで浮気したことがバレたら「私がしたくてしたのことなの」と言えることでしょう笑笑笑


Twitterで、ついYouTubeを見てしまって映画を見れない、ということに対して「SNSやYouTubeはジャンクフードみたいなもの」と表現しているのを見かけてハッとしました。
もちろんYouTubeにも栄養のある動画はたくさんあって、そういうのもとても好きだけど、映画や本みたいなものもきちんと摂取していきたいですね。

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