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映画「きっと、うまくいく」感想(酷評)

(ネタバレに考慮していませんし、酷評です)

以前にも誰かにおすすめされた気がしていて、今回もう一度おすすめされたので見てみました。

結論、インド映画そんなに私と相性がよくなさそうです、、。

RRRを見たときも思ったのですが、主人公に対して「モラルどうなっているの?」と思うことが多く、あまり主人公達を好きになれないんですよね。
今回の場合は、一度離陸した飛行機を仮病でUターンさせて、着陸後逃げるとかいう割と人間的に無理と思う描写が最初に来ていたので、ちょっとこれ難しいかも、、と思っていたわけですが、、
その後もだいぶ厳しい描写があったので、もうよく最後まで見たなと自分を褒めてあげたいです。
どんなに嫌な先生でもポストに排泄物をかけるの本当に意味がわからないし、無理。どんな事情があっても忍び込んでテスト盗むとかだめでしょう。。ガリ勉君のスピーチの書き換えもかなり不快でした。

ランチョー凄い奴エピソードの序盤に出てきた「マシンとは何か説明しろ」っていうやつも、
「人を助けて便利にするもの」という説明が本当に良い説明かはちょっと微妙じゃないでしょうか。
私ならその説明で思いつくのは「道具」であって「機械」ではないんですよね。
このあたりもあまり主人公たちを好きになれない理由の1つでした。

付け加えるなら、ピアの気持ちを男どもが勝手に決めつけてわりと強引な行動してるのもわりとガチ目に無理でしたね。

正直、なぜこの映画がそんなに評価されているのか全くわかりません。。
コメディーだからって限度があるし、普通にちょっとお国柄を疑ってしまいました。
RRRのときもそうだけど、目的のためならちょっとくらい悪いこととしてもまぁオッケー的な文化なんでしょうか?
結果的にハッピーになってるから良し!という雰囲気を感じますが、それは結果論で、ハッピーにならない可能性も十分あると思います。
正直、主人公たちが全く同じ行動をとってホラー&スリラー&スプラッター映画に変わっていく映画「ちっとも、上手くいかない」のほうがもはや納得感あります。

あと、絶妙に嫌な気持ちにされたのが、「原爆」「ヒロシマ、ナガサキ」のたとえですね。
「青天の霹靂」という意味合いを表現するのにとてもいい例えとは思えない。
日本人だからというのもあるのかもしれないけど、普通に他国の事情を軽い文脈で発信するなよ、、、
あと「ゴーカン」のくだりも無理。

と、割と普通にかなり胸糞悪い映画となってしまいました。世間の評価が高すぎるのもちょっと気持ち悪い。

最大限よく言えば「大味」って感じかな。
歌は良かったです。


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