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複業って何をしたらいいの?悩んで動き出せない、20代のあなたへ

私の人生これでいいのかな、という悩み

今のままでいいのかな。今の会社にずっと勤めて、毎日締め切りに追われ忙殺されて、平日遅くまで必死に働き、休日は寝て終わって。このままずっと40年間、私はこうでいいのかな。

現在20代後半、新卒で入った会社で勤続5年目になる私は、最近ずっとこんなことを考えている。一方で、「ちゃんと仕事があるのに贅沢な悩みだ」とか、「特別な才能があるわけでもないし、しょうがない」とか、悩む自分をなだめようとする自分もいて、毎日悶々としている。

複業って何したらいいんだろう

人生100年時代という言葉も出てきた今日この頃、長い人生の中で、自分は今の会社を離れたら一体何ができ、何者になれるんだろう。みなさんも、そう考えることはないだろうか。

何かヒントがないかと、ネットで働き方関係の記事を読み漁っていたある日、「複業」という考え方を知る。

今の会社に染まり切りたくない自分にとってはいい手段だと思ったものの、いったい自分に何ができるのか到底思いつかない。得意なことなんてないし、人生経験も浅いし、と悩んでいた頃、ネットであるイベント案内を見つけた。

「会社員から始める複業×ライティング~取材から執筆のコツを徹底解説~」。

「ライターって場所選ばずできそうでいいな、文章の読み書きとか嫌いじゃないし。でも、そもそも何のライティング経験もないんだよな……SNSもfacebook以外やってないし(その時はnoteも始めておらず、facebookも全然更新してなかった)。致命的だよな……。」

ぐるぐる悩んだ結果、ものは試しと勢いで申し込んでしまった。ライティング経験もなければ、ライターについての知識も全くないのに、よく申し込んだなと我ながら思う。

ライター=文才があるわけではない

2月中旬のイベント第1回目は、講師であるあつたゆか先生の自己紹介から始まった。IT企業に勤務しながら、複業でライターをされている。すごいなあ、自分には縁遠い人だなあとこっそり思いながら、講義を受ける。

複業でライターをするくらいだから、もともと文才あるんだろうなと思っていると、意外にも、文章の読み書きは好きではなかったとのお話が。それでもこつこつ記事を書いていく中で、自分の強みがわかり、仕事が増えていったそうである。ライター=最初から文章を書くのが得意な人ばかりではないとわかり、少し安心する。

講義の中では、「webライターとして必要な5つのスキル」の紹介があった。執筆力、交渉力、取材力、企画力、拡散力とある中で、「複業」の観点で特に重要なのは交渉力だそうだ。ギャラや納期交渉、報連相がちゃんとできるか?など、本業とは別に取り組むものだからこそ、交渉力が必要なのだろう。

ただ、交渉力は、組織に勤めている人なら自然と身についているはずなので、特に身構える必要はないのではと感じた。また、SNSが苦手な私が気にしていた「拡散力」はマストな力ではないとのこと、これは朗報だ。

私だって、ライターになれるかも

「自分の専門性を見つける」をテーマにしたグループワークでは、自分の長所や短所、これまでの経験を書き出し、それをどうライティングに活かせるか検討した。ここで印象的だったのは、「一見弱みに見える部分も、そこをライティングに活かせる」ことだった。

自分に専門性なんてないなと思いつつ、諦めず考えてみる。一番関心のあるトピックは働き方改革の話、特に多様な働き方(複業やリモートワークなど)についてだ。弱みとして思いついたのは、飽きっぽいところ。これをポジティブに言い換えれば、人を飽きさせない、要点が明快な文章が書けるかもしれない。あとは、好奇心が強いので、新しい情報をどんどん入手していくこともできるかもしれない……。

そう考えていくと、何もできないと思っていた私だが、「わかりやすい文章で、多様な働き方について先進的な実例を紹介できるライター」になれそうな気がしてきた。文才や経験の有無にとらわれずに、自分は何もできないだとか、ここが欠点だとか、そういう決めつけを捨てていくと、自分にできることが見えてくるのかもしれない。

講座を受けて見えてきたこと

講座に参加して感じたのは、「ライターって、すごくハードルが高いものに見えていたけど、実はそこまででもないのかもしれない」ということ。文章の読み書きが好きじゃなかった私でもできるんだから、皆さん大丈夫ですよと、あつた先生は前向きな言葉をかけてくれる。特別なスキルがなくても、経験がなくても、諦めずに挑戦することで何らか道は開けてくるのかもしれないと思わせてくれる講座だった。

複業として何ができるかわからない方に、選択肢の一つとしてライターを提案したい。この講座に参加すれば、ハードルが高いという固定観念が崩れ、「挑戦してみようかな」と前向きな気持ちになれるはずだ。


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