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きく「Sunday Morning」The Velvet Underground, Nico(1966)
特に無気力だったころ、
ヴェルベット・アンダーグラウンドの音楽を聴くと楽になれた。
その曲はパラノイア(妄想性パーソナリティ障害)についての
歌にしてみたらどうだい?
「気を付けろよ/世界は君の背後にいる
/いつも誰かが君のことを見張っている」という詞を思いついた。
無気力になったのは、中学三年の夏だった。
その頃、美術の授業で、私は気味の悪い絵を描いていた。
その絵は、
「こちら」と「あちら」の間の地面が裂けており、
私の行く手は阻まれている。
「あちら」の土地では、
頭から上だけの、でも、植物のように音を張り、
「二つ目」ではなく、「一つ目」の生き物が「こちら」を見ていた。
その生物は複数いた。
「あちら」に渡ろうとして失敗したものか、
「あちら」から「こちら」を監視しているものか。
当時の私は、生きている「この世界」が怖かったのだと思う。
(絵の解釈的には、視線恐怖症か。。。)